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【5分で知る不登校】不登校とHSP

前提として、僕自身医学的な知識はありません
それゆえに、今回のお話も『個人的見解』として読んでいただきたいです。
ただ、巷に蔓延している『HSP』に対する今の風潮や認識には疑問を感じており、センシティブな方はそこに氣が付いている。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)

不登校のお子さんたちと接する中で、この『能力』を持つお子さんも多く、積極的に話題に上がるお話、HSP
物理的、精神的に敏感で環境の変化の察知が早く、
『繊細さん』などという言葉で表現されている気質のことです。
僕自身もセンシティブであるからこそ、
明るい不登校』の中で個性・特性として当たり前に受け止めてもらえることがとてもありがたいと思います。

とある専門クリニックに記載されているHSPの説明は以下。

英語では、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)といい、「ひといちばい繊細な人」という意味で、この頭文字を取ってHSP(エイチエスピー)と言います。これは90年代のはじめ、繊細な人についてのHSP研究の第一人者である心理学者のエレイン・アーロン(ElaineAron)博士によって付けられた「人の気質」を表す名称です。


センシティブは『繊細』ではないんです

僕個人、とても違和感があることなので、結論からいきます。
センシティブは『繊細』なのではなく、『敏感』です。

語学的に見ても『繊細』じゃないんです

英語の『Sensitive』を日本語に訳すと『敏感』
日本語の『繊細』を英語に訳すと『delicate』

上で引用したように、専門的なクリニックですらセンシティブを『繊細』と訳していますし、僕はそういったところに違和感をすごく感じてしまうタイプの『センシティブ』なのです。


『繊細』と『敏感』って違うの?

僕の性格(というか性質)の話になりますが、
『大雑把』だけど『敏感』と説明できます。
『繊細とは真反対』だけど『敏感』ていうことです。

繊細って『感情が細やか』であり、色々な刺激に対する反応が強いという感覚なんですよね。
でも、僕は何でもないことが刺激になるという感覚。

繊細:受信したものに対して、反応をしちゃう
敏感:受信したくなくても受信しちゃう

この違いを分かってほしいのです!

※文字にすると良くない反応として見えているかもしれませんが、
僕はこの能力が才能でもあり、生きるツールでもあり、好きです


この違和感に僕がこだわる理由

感覚の違うアドバイスに傷つく

受信したものに対して反応をしちゃう『繊細』と思っている人からのアドバイスにはこんなものがあるのです。

『受信しない環境に行けばいいじゃない』

これがどれだけ傷をつけるか。

『敏感』な僕は、受信したくなくてもしちゃうので、受信しない場所や時間なんて存在しないんです。

『お前の居場所はこの世界にはない』

と同義語なのです。


不登校のお子さんを傷つける具体例

不登校のお子さんや、その親御さんからよく聴きます。

学校が辛かったんでしょ?行かなくなって楽になったでしょ?

語気を荒げるのであれば、

ふざけるな

です。

行かない間、どれだけ感じているかわかりますか?

動画やゲームに逃げ込んでも、睡眠やテレビで時間を削っても、
自分とはいやがおうにも向き合わされます。

大人がお金や仕事に目を向けることで向き合うことから逃げている『自分自身とは』『生きる目的とは』『意義とは、無意味とは』そう言ったことに24時間向き合っています。

10代、さらにはそれ以下の年齢からで、もはや年齢は関係ありません。


今の社会とHSP

社会とのズレ、個人間のズレ

ここまで、個人的見解のお話でしたが、もう少し見解の続きにお付き合いください。

HSPという気質が多くの人に認知され、受け入れられていく中で、
かたや息苦しさを感じるHSPの方も多いと思います。

それは、世間のHSPの認知と自分の思うHSPにズレがあり、その気質上ズレを敏感に感じ取るからだと思います。

さらにいえば、HSPの方はヤマアラシのジレンマを持つ方も多いかと。

HSP同士が出会って痛みを共有していくんだけど、
全くおんなじ人なんて存在しなくて、
『そりゃそうだ』ってわかっているけどズレを感じる。

そのズレがいつの間にかひずみになってしまって、
やっぱり自分のことは分かってもらえないってなる。

社会にも、個人的にもやっぱりズレと孤独を感じる。


不登校とHSP

最初にお伝えしたように、HSPの専門のクリニックすら違和感があります。
だからと言って、そのクリニックが悪いというわけでもありません。

ただ、悪意はなく寄り添おうとしている方たちですらその状況なので、HSPの方が苦しんでしまうことが多々あると思います。

そういった『優しい苦しみ』が広がりを見せている中で、不登校を選択したHSPを持つ子どもたちが、勘違いした認識をされたり誤ったアドバイスを受けたりすることで傷つけないように気を付けたい、そう思うのです。

必要なのは否定でもアドバイスでもなく、
あるがままを受け止めてもらえること

不登校の選択も大人から見た●●●●●●善悪や正誤で判断するのではなく、ただただその子の選択に寄り添うことができる社会になってほしい。

そのために、僕自身は傷みごと受け取れる大人でありたいと思います。


もし、不登校で悩み、壁にぶつかって苦しいという方がいらっしゃったら、不登校のカウンセリングも行っていますので、☟の『ミライラボ』のリンクからぜひ一度お話しに来てみてください。

『ミライラボ』ってナニ?
と興味を持って下さった方、こちらの記事もよろしくおねがいします♪
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