見出し画像

タダほど怖いものはない

家がすぐに決まったところまでは、
よかったものの、

その後、ハプニングが立て続きに起こりました。

家電などの生活必需品は、
なるべくコストを抑えて、

中古リサイクルショップで揃えようと、
思ってました。

家を契約した時に、家賃の前払いをしたら、
貯金が40万円代になり、

生活に最低限、必要な物を優先にして、
買う事を決めました。


引っ越す前に、

友達から、

数年前に亡くなった、
友達のお母さんが使っていた、

電子レンジと洗濯機があり、
もらえることになりました。

その分のお金が浮くと思い、
ラッキーだと大喜びしました。

その他、生活に最低限、必要な物と言えば、
冷蔵庫とテーブルと椅子。

都内大手の中古ショップである、
トレジャーファクトリーに見に行きました。

予算に合った冷蔵庫が見つかり、
配送料を聞いてみると、

お店から家まで、車で1時間内なのにも関わらず、
配送料 3,000円 +     部屋まで運ぶと 1100円。

しかも、数日後のお届け。

せっかく安く買おうとしてるのに、
早く欲しいのに、

これでは、あまり意味がない…。

ネットで、中古の家電サイトを見たり、
アマゾンや家電ショップのサイトで、
冷蔵庫を探してるうちに、

もう少し考えてからでいいかなと思い、
先延ばしすることにしました。

正直なところ、

生活必需品に、10万円という予算を、
考えていましたが、

カーテンやら、お風呂、トイレ、キッチンなど、
細々とした物でも、

一から揃えると、お金がかかり、

お金を使うことに、どんどん抵抗を感じていきました。

それでも、
食卓だけは、すぐに欲しい。

私と娘の、幸せな食事の時間。


日本に帰ってくる前、

子供が成長してからというもの、

食事はいつも、1人でした。

日本では、娘と一緒に、
食事をする事を、楽しみにしていました。


アマゾンで見たら、

中古にこだわらず、予算内で買えるテーブルと椅子のセットが、
見つかり、娘用の収納チェストと一緒に、
注文しました。

お金が減る恐怖心を減らすには、
いち早く、仕事を見つける事。

家の物を揃えることと同時に、
ネットで仕事探し。

気持ちよく買い物をすためには、

まず、収入を確保しなくてはと、

躍起になりました。

引っ越ししてから、3日後のこと。

都外に住む友達が、
洗濯機と電子レンジを届けてくれました。

洗濯機を運ぶ途中、吸水ホースが壊れたので、
そのことで、姉に連絡すると

洗濯機のメーカーと製造年月日を聞かれました。

調べたところ、

2010年度製で、中国製ハイアールということが、
わかりました。

ネットで検索していくうちに、
洗濯機は寿命が、10年と書かれていました。

10年経つと、故障などのトラブルが増えるらしい。

そういえば、この洗濯機、
以前、友達の家に行った時、

庭に取り付けてあった事を思い出しました。

野ざらし状態で、12歳の洗濯機。

集合住宅で、もし、
留守中に、発火でもしたら…?

姉や他の友達に相談したら、

気になるなら、
やめた方がいいというので、

リスクを背負うよりは、
新しく購入した方がいいと思い、

ネットで、洗濯機を探し始めました。

しかし、

洗濯機は、
タダで引き取ってもらえないことがわかりました。

アマゾンでは、

洗濯機代 +   配送料 設置料 +  古い洗濯機の引き取り料 リサイクル料

もし、区に頼んだり、
業者に頼むと、

引き取り料だけに、
5,500円 かかります。

タダでもらったはずなのに、
5,500円も出費なんて…。

後に、ヤマダ電機で、
配送料 設置料が無料。

古い洗濯機の引取り料が、3,300円+ で、
やってもらえることが、

実際に、ヤマダ電機に行って、
わかりました。

そして、友達からもらった、
もう一つの家電である、

電子レンジ。

こっちは大手の日本製で、
大きくて重たいけれど、
その分、機能がたくさんついてる。

でも、とりあえず、
製造年月日はチェックしたいところ、

なんと、
洗濯機よりも古い、2006年製。

娘と同じ歳の電子レンジ…。

でも、電子レンジの機能は問題なく、
使えていたので、

安心していたところ、

ある日、朝食にトーストを食べようと、
グリル機能を使ったら、

煙がモクモクして、
悪臭が部屋一面に広がりました。

急いで窓を全開にして、

娘からも、何、この臭い?と、
気づかれ、

使用中止。

区の粗大ゴミ受付センターに電話して、予約。

コンビニで、400円のチケット購入して、
電子レンジに、ペタッと張り、

お礼を告げて、
サヨナラしました。

姉からは、
今回の事は、良い勉強になったねと言われ、

友達の好意には感謝しつつも、

タダほど怖いものはないということを、
私は、肝に銘じました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?