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【当事者解説】多様性は本当に大切?自分らしく生きるコツとは【挿絵多め】

 こんにちわ!MIQYです✨
 今回は、多様性と自分らしさについて、LGBTQと発達障害当事者のMIQYが漫画や挿絵を用いて解説いたします!!


"あんた誰よ"

 まずは記事の投稿主であるMIQYの自己紹介をさせてください。

 MIQY(みき)は、現在高校一年生の最下層クリエイター。
 カクヨム、プリ小説、エブリスタでの小説投稿、YouTube、プリ小説、LINEVOOMでの動画・楽曲投稿、note、プリ小説、YouTubeでのイラスト・記事投稿をメインに活動しています。 
 YouTubeとnote以外はフォロワー数各2〜30人程度。YouTubeチャンネル登録者数92人(2024/08/15現在)、noteフォロワー約150人。

 高校では演劇部でキャストをしながら脚本を書いたりしています。

 LGBTQ+のGQ+に該当し、ゲイ&Xジェンダーでもあります。また、算数障がい、軽度ADHDとして発達障害について情報も発信中。
 中学校二年生のときに、今回まとめた内容を記したWebサイトを作成しライフイズテックレッスンコンテストで奨励賞を受賞いたしました。

 本記事では、LGBTQ+や発達障害を例に挙げながら、"多様性"の本質を探ります。

多様性っていつから言われ始めたの?

 まず、今の中高生世代には聞き馴染みのある【多様性】という言葉そのものを掘り下げていきましょう。

 多様性とは文字通り、これまでの【白と黒】な社会を廃し、グレー即ちその人にしかない色を認めていこうという動きです。これは日本に限った話ではなく、世界的なここ数十年の動きで、本来禁止とされるキリスト教圏でも同性愛が認められる動きが出るなどしたのが大きなきっかけでした。

 しかし、多様性(ダイバーシティ)の概念自体は古く、1960年代頃からアメリカで、白人主義撤廃運動・奴隷解放運動として始まりました。

キング牧師などが活躍した時代

 こうしてめでたく人種差別は少しずつ無くなっていくわけですが、差別を禁止したりする法律ができる中、主に先進国に住む性的マイノリティの人たちの間でこんな動きがでてきました⇩

始めのうちは同性愛者とトランスジェンダー
の二つしかないと思われていた

 そう。同性愛者とトランスジェンダーの人たちをメインにして、国を相手取ったこんな論争が起き始めたのです。
 しかし、同性愛はとくに海外で長い事禁止されてきていたため、受け入れられるのは黒人白人の問題よりもはるかに抵抗があったようです。

とくに同性愛者にシビアなキリスト教圏と
イスラム教圏ではこんな理由で禁止される

 そもそもこういった宗教では、生殖(性行動)自体が神によって定められた義務という捉え方をされます。
 キリスト教では、神は人々に「産めよ増やせよ地に満てよ」と伝えたとされ(ここで滲み出る作者の神話好き)、生殖を目的としない性行為全般(自慰行為なども)を禁止していました。その中に、子どもが生まれない同性愛が含まれていたんです。

 しかし、世界の人口が増え、生活が豊かになると、人々は以前より複雑な生きがいを求めるようになり、またゲームや自動車など技術の発達によりそれを満たすものができてきて、"趣味の多様化"が起こりました。
 そうしてじわじわと見えないところで広がってくる多様化の波にのり、様々な事情がありますが、なんだかんだ性的マイノリティが認められてきたのです。

イスラム教圏では未だに同性愛者に
罰則が課せられるところも……。

 その後ここ数年で、LGBTQ+として性的マイノリティ自体に名称がついて、さらに発達障害や生まれ持った特殊な体質なども"多様性""個性"として認める風潮が生まれたのです。

 メディアの発展による効果も大きかったようですね。

具体的に多様性って?

 さて、多様性の過去がわかったところで次に行きましょう。

 まずそもそも多様性ってというところですよね。

 それぞれを尊重すると言っても、どうしてもこれだけ数がいると一人ずつ自分自分で動くことは困難です。

 人に迷惑をかける行動も、多様性として認められてしまえばそれはもはや尊重ではなく忖度です。マイノリティに対する過度な保護によって、その他の人が傷つけられてはいけません。

 多様性とは、あくまで法律や常識、公序良俗の範囲内で認められるべきものですね。
 それは、認められる側も認める側も頭に置かねばなりません。

発達障害における多様性

 さて性的マイノリティについて情報も入れたところで、発達障害における多様性を考えてまいりましょう。

 発達障害とは、以下のようなものです。

線を引いてあるのはウチが該当するやつ

 生まれ持った脳機能の偏りが生む特性をいいますね。

 たとえば算数障がいでは、小学校低学年あたりから算数だけ圧倒的にできないとか、そもそも数の概念を理解できないとかそういった問題が起こります。
 MIQYの場合、中等度で、時計の逆算や二十四時間の換算、九九より難しい計算や図形の理解などが困難です。

 こういった発達障害の多様性はわりとよく守られます。
 皆様が通っていた小学校・中学校には、「さくら組」「ひまわり学級」といった特別支援学級がありませんでしたか?これは、学習の遅れが出やすい発達障害の子の学習と生活をサポートするため設けられる学級です。

 そしてこれが意外と知られていないのですが、この特別支援学級の派生形として最近「通級指導教室」たるものがあります。

 これはADHDや学習障害をもつお子さんに向けて、普段は普通の教室で過ごし、苦手な教科のときのみ別室対応する学び方です。
 対応できる学校にはまだ限りがありますが、こういった柔軟な対応はまさに多様性の実現で、多くの人が見習うべきところがあります。

結局どうしてほしいの?

 さあまとめへ向けてすこし整理しましょう。
 多様性や自分らしさについてここまで語ってきました。では実際、どうしてほしいのかを語ります。

 多様性は、自己表現があってこそのものです。とくにLGBTQ+の人たちは、ドラァグクイーン然り自己表現を重んじる考えがあります。ウチらがしてほしいことはただ一つ。

 受け入れることです。

 今目の前にいる人が、どういう意図で、どこに向かって生きているのか、それを表現しているのか、訊くでもいいですから理解してください。対話しましょう。
 そのうえでやはり反りが合わないようであれば、ぶつかるより距離を置きましょう。距離が置けない時は、そこは「お互い」譲り合うべきです。

 なにも、「LGBTQ+なんだから」「発達障害なんだから」余分に権利を寄越せとは言いません。

 たしかに、男性が「心は女性である」と言い張って女性用スペースに入っていって犯罪を犯すことはありえます。このケースは、男性がたとえ本当にトランスジェンダーであったとしても「権利のバランス」が崩れている状況です。
 それにMIQYは、みんなが生き方を表現して生きるのが当たり前になれば、身体の性なんて関係なくなると思います。心は女性でも、世間が「男と女」の極端な性意識を捨てれば恥ずかしくもなんともない。

 大切なのは、権利のバランス。
 今はまだ、同性婚や発達障害を持つ人間の対等に生きることが許されず、権利のバランスがマジョリティに少しだけ偏った状態なんです。

参考文献(一部閲覧注意)・関連記事等

関連記事

⇧MIQYがとくにLGBTQ+に特化して解説した記   
 事です。

⇧同性婚禁止についての政府見解をまとめたもの
 です。少し情報が古いかもしれませんがお許し
 ください。

参考文献

https://researchmap.jp/ruco/published_papers/32091091/attachment_file.pdf

⇧新潟大学人文学部 青柳かおる氏によるもの。
 開くとデバイスにファイルがダウンロードされ  
 ますのでご注意を。イスラームにおける同性愛
 についての記事です。

⇧Wikipediaの記事。

まとめ

 最後までお読みいただきありがとうございます。
 本記事の内容は2024/08現在の情報に基づき作成しています。ご注意ください。

 よろしければスキお願い致します🙇

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