40代は人生の速度を落とす準備のとき

私はいま、40代、しかもあと数年で50歳というところ。
年の始まりなこともあり、自分の人生全般についても、
考えてみようと思いました。
そこで思ったことは、
「これからの人生は、意識的に、自分の意志でスピードを落としていこう」ということ。

以前にもこんなことを書きました。
人生の午後にはやるべきことを減らすことも大事、という話です。

人生を山と考えると、40代というのはちょうど頂上についたところから、下り坂に差し掛かるところとも言えます。
山を登っていく20代、特に30代の私は、かなりラストスパートをかけて走り抜けてきた感があります。
子育ても仕事もめいっぱいフルでつめこんで重い荷物で勢いよく。

そんな30代があるから、今の私があるのだからがんばったね、と言ってあげたいけれど、ちょっと頑張りすぎたんじゃないかな、と思ってもみたり。

そして山の頂上についたといまは、ここからはもうスピードを落とそう、ということ。
いや、落とさねば、に近いかな。

まだまだ20代30代の人と同じくらい働けるし、日本人の平均寿命は延び続けているしで、働く時間も伸びている。
時代に逆行しているようにも見えるけれど、このままスピードを落とさずにいたら、どこかで転んでしまうんじゃないかな、とふと思いました。

そう、山を下りきる前にガタが来てしまう、ということ。
そうじゃなく、私は死ぬ直前まで施設などに入らず自分のことは自分で後始末ができるくらい、元気で最期を迎えたい。

そんな気持ちがあるから、体も心もメンテナンスを怠りたくない。

山を下りる道も、直滑降ではなく、迂回道を探りながら、きれいな自然を散策したりしながら、ゆっくり下りてみたい。

なんなら、せっかく頂上についたんだから、頂上からの山の景色をもっと楽しみたい。
空に近い場所で、天を仰ぎ見たい。

お正月にはそんなことを漠然と、でも確かな気持ちで考えていました。

今、4冊目のkindle本の執筆中です。
今回の本は、等身大の今の40代の自分が、これからの人生で何を大切にして生きていくか、このスピードダウンした生き方について、
まとめてみたいと思っています。

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3冊目の本はこちらです。

がんばらない看護師のこれからの働き方