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エコロジーにまつわるアート、良いなぁ。


2024年2月22日(木)

「猫の日」らしい。
「222」が「ニャーニャーニャー」で。
猫にまつわることは何も起こらない日だった。
猫ぉ・・・。

ターナーギャラリーで諏訪葵さんの個展を見て、森美術館で保良雄さんのトークを聞いて、保良さん企画の山口淳さん、佐々木諒さんのパフォーマンスを見た。

諏訪葵さんは、科学者とアーティストの交流プログラム「ファンダメンタルズ」に参加している方で、去年のイベントの時に知った。
昨日までターナーギャラリーで「まだ見ぬ識閾 -Unfelt Threshold 平面世界とインスタレーションの並行-」と題した個展を開いていた。
3フロア使って、絵、写真、インスタレーションを展開していた。
ターナーギャラリーって行くの2回目だけど、贅沢で良いなぁと思った。
でもやっぱ絵の具屋さんだから、絵を出さないとダメとかあんのかなぁ。

森美術館では「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」という展示をやっている。
今日はトークとパフォーマンスがメインで行ったので、展示はまともに見れなかった。
でも、これなんかスゲぇ展示だなぁと驚いた。

色んな所で「エコロジー」とか「エコなんちゃら」とか聞く、大エコブーム時代のアート界(?)。
一応学部時代はエコロジー(生態学)が専門だった身として、どうしても「ふ〜ん」みたいな上から目線マインドを抱いてしまうんだけども、素直に面白いなぁと思った。
むしろ、生態学の世界はもっと広いので、研究者や現場の人とのコラボ含め、もっと色んなことが出来そうだなと、かなりポジティブに感じた。
これからのエコロジー関係の動きを楽しみにしていたい。

トークとパフォーマンスは、保良さんと山口さんが知人なので、より一層楽しみにしていた。
保良さんの話は、これまでの制作や普段の生活との接続なども聞けて、とてもおもしろかった。
進行役の椿玲子さん、もう一人のトーク参加者の説田礼子という2人の女性キュレーターが「The 学芸員」という雰囲気の方なので、保良さんとお2人が向き合って座る絵面のコントラストが好きだった。

パフォーマンスは道化師に扮した2人が展示室を回りながら、作品を使ったり使わなかったりしつつ、パントマイムをしたり、観客も巻き込んだりするもので、めっちゃスゴかった。
美術館、と言うか美術展にこんな可能性があったのかと驚いた。
それはもちろんお2人の技量あってのことだろうけども。
美術展の場としての使い方も、もっと広げていけそうだなぁと楽しみに感じた。

楽しかったので昂揚しながら帰った。
小雨でめちゃくちゃ寒いけど、元気に自転車をこぐ(自転車で六本木ヒルズまで行っている)。
21時半頃、渋谷を通ったので、明日から始まる渡辺志桜里さんの個展会場を見てみたら、まだ忙しそうに設営をしていた。
心の中でエールを送る。
楽しみだ。

色々あった。
結構上手く焼けた鶏胸肉を食べた。

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