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今日、ママリを退職します(アプリマーケティング担当の仕事の変遷)

はじめましての人もそうでない人もこんにちは☕️

3人に1人のママが利用するアプリ「ママリ」を運営するコネヒトのマーケティング担当、榎本(Twitter:みなみん)と申します。小1の子供がいるママでもあります👧

今回コネヒトを退職することを機に、行ってきたことと思いの丈をnoteに書き残したいなと思います。

その前にアプリ「ママリ」を知らない方に向けて、ママリについて簡単にご説明します。

ママリって?

ママリは女性限定のQ&Aアプリで、2018年に出産した女性の3人に1人が利用しています。

アプリの中では妊活・妊娠・育児中の悩みをメインに日々多くのコミュニケーションが発生していて、投稿から2-3分(最頻値)で返信がくる熱量の高いコミュニティを保有しています。

ママリはCGMを軸としていますが、WEB記事やInstagram・Facebook・LINENEWSなどで多くの女性と接点を持っていることが強みでもあります。

マーケティング担当の私は、ソーシャルメディアや広告などを通じて、閉じたコミュニティの外で露出を増やし、悩む妊娠〜育児中の女性に関心を持っていただいたり、ママリに対する良い印象(ママリはママの味方)みたいなものを拡げていく、ことをメインでやってきました。

このnoteではその辺の業務をさらっと振り返っていきたいなと思います。

コネヒトでの仕事の変遷

ソーシャルメディア全般

初期はがっつり運用、途中でリーダーとして戦略を考えるポジションで運用体制を整えたりしていて、直近では数値周りを定点観測してチームにシェアすることに従事してました。

ママリのソーシャルメディアは意外と歴史が長く、Facebookでテキストの記事を流してもそれなりにリーチが取れた時代から運用が開始されています。なので、届けるコンテンツは記事から始まりアルゴリズムに合わせて動画を採用したり、形を変えています。

インスタグラムは主にハッシュタグ #ママリ をつけて投稿してくださったコンテンツの中より許可をいただきリポストしていくリポスト型メディアなのですが、最近では内製の記事コンテンツを画像化したり、参加型コンテンツを実施したり、様々な実験をして多くの方に楽しんでもらっています。

インスタ運用戦略について詳しくは👇🏻

参加型コンテンツはたくさんの方に利用していただいて、以下の記事を通じて登壇の機会をいただいたり(室谷さんいつもありがとうございます🙏)、他社さんの記事の中で紹介していただいたり、ソーシャルメディア関連の会社で働く友人がたくさんできました。

ソーシャルメディア担当は事業会社だと少数で回していて孤独なことも多いので、ここで話せる仲間ができたのは本当に嬉しかったです🎉

インスタライブの様子

(※今インスタライブは社内でキャラの立つ社員二名がMCをやっていて、クライアントさんとコラボ企画を実施したりしています。最初はライブ配信がスタートする度にワタワタしていたのに今完全に慣れて自宅から配信していますw)

現在、ハッシュタグ ** #ママリ ** は ** #ママ ** より巨大な投稿数になり、「アプリは知らないけどソーシャルのママリなら知ってる」という方もいるくらい認知を広げるきっかけになり、ユーザーを巻き込む場所として成長しました🎉

広告運用・ASO

広告運用はコネヒトから開始した素人なのですが、SNS広告を主軸に複数の媒体で、最適化に向けて日々微調整やクリエイティブ差し替えの日々を過ごしました。

長期間摩耗しない奇跡のクリエイティブがあるけど理由がわからなかったり(大量にある中でなぜこれが効果高いの…?ってクリエイティブたまにありませんか)、同じ文言を利用してもイラストのテイスト次第で全然だったり、日の目を浴びたと思ったら早いスパンで低評価が下される世界で、クリエイティブを作ってくれるデザイナーさんに日々申し訳なさを感じたりしていました🤢

遷移先と乖離があり過ぎるクリエイティブ作っちゃったり、訴求軸のパターン作りがジリ貧状態で脳みそがパンクしたり、差し替えや上限CPI調整のタイミングを見定めるのが早過ぎた…など失敗を上げるとキリがないのですが、ユーザーとのタッチポイントの一つとして広告運用に携われたことは本当に勉強になりました。

広告周りの専門知識は後から習得できるにしても、仮説立てで失敗すると全てがずれ込んで工数をかけてしまった分が後に響いていくので、言語化の力が試されるし、面倒臭がらずにクリエイティブを管理する力が問われるなと感じています。

直近は全然触れられていなかったのですが、スクリーンショット面の改善なども行っていました。

スクリーンショットの歴史をまとめてるから見てね👇🏻

マーケティングオートメーションを一部

数ヶ月の超短期間ですが、PUSHの許諾率を上げるためにオンボーディングで許諾ポップアップを表示するタイミングを考えたり、日々配信しているコンテンツ以外でどうプッシュ起因のUUを上げるかみたいなところをザクーっと見たりしてました。

配信時間帯やユーザーのタイプ別に内容を出し分けたり、アプリ内の特定コンテンツでプッシュしたらどれだけ起動に寄与するかを検証していました。

他社さんのプッシュをたくさん見ましたが、当時クックパッドさんで、食材を検索した翌日の16時に同じ食材で他の料理の提案をしてくるプッシュは、毎度ユーザーとして刺さっていました。。(今はあるのかはわからない)

FiNCさんのプッシュもキャラ立ちしていて好きでしたw

ママリ口コミ大賞

マーケティング業務とは外れるのですが、半期に一回アプリ内でユーザーから票を集めた育児グッズを発表するママリ口コミ大賞という企画に途中からサブPMとしてジョインして、部門・UI考えたり、ランキング集計したりプロモ案考えたりしてました。

たくさんの育児中のユーザーの生の口コミに触れて、このオムツはフィット感、このオムツは漏れにくさに定評あり…など同じカテゴリでも差別化が意識された設計とそのブランディングはちゃんとユーザーに響いていて、物作りってすごい…と感動しました。

ネガティブな声もちゃんと掲載してるので、これから出産準備を予定している方などはぜひ覗いてみてください🍼

インスタでも #ママリ口コミ大賞 で助けられた育児アイテムの募集してるよ。

ママリってどんな組織だった?

(送別会でなぜか私の顔がプリントされた紙をみんなが持っている様子です)

コネヒトは、アプリ内で作ろうとしているあたたかい世界観をそのまま持ってきたみたいな人が多くて、社会も会社ももっと良くするぞ、と本気で取り組んでいる人たちがいる会社です。

そして組織風土として穏やかさと優しさが確実に存在しています。少なくとも私の関わる人の中にはわざと意地悪なこと言ったり、機嫌が安定しない😡みたいな人がおらず、それって実はめちゃくちゃ素晴らしいことなのではと思っています。

※↑プレゼントで私がモデルのクリスタをもらった😭

昨今の新型コロナウイルスに関しても、すぐにユーザーに向けて正しい情報をどんな風に発信できるか、どんな風に不安を取り除いてあげられるかみたいなのを議論し合うチャンネルがSlackに出現し、影響は小さいとしてもスピーディに各チームでできることを実施していくような、そんな組織です。

また、バリューやビジョンを働く人が納得して共通言語にすることに投資する印象が強い会社です。何かを実施する時に、ちゃんと理由を省かずに伝えてくれる。最近では人が増えた分だけ透明度をあげていこうと組織チームの人たちが頑張ってくれています。

これからの動き

今後のキャリアを考えた時に、このまま一つのアプリの広告運用やソーシャルのアカウントグロースをやり続けるのは違うと感じ始め、心残りもありましたが、今会社が取り組んでいることより自分の提案を優先すべきと言える力は私には足りず、会社の事業と自分の強みが合致する環境に行ってみよう、と転職を決めました。

職種に限らずマーケティング視点に強い事業会社にいくか、広告代理店で様々な業種・商材のプロモに関わるかどちらかだと転職を考える中で、今回タイミングとご縁があったトライバルメディアハウスにジョインします。(明日から)

きっかけは過去に読んだ社長の池田さんの本が記憶に新しくて社名にずっと親近感があったというのと、久保さんのこの記事に「めちゃくちゃ参考になる〜〜ヒエー!」となったことです。

今まで事業会社を渡ってきていて広告代理店が初めてなので、正直ドギマギしているのですが、採用面接や内定決定以降のやりとりなどを含めても良い人が多いなあと感じているので、大丈夫!
早速フルリモートからのはじめましてになりご迷惑おかけすることも多々あるかと思いますが、よろしくお願いします🏃

最後に

3年半、色々とわがままで要領が悪い私にチャンスを与えてくれた、コネヒトに本当にめちゃくちゃ感謝しています。ママリのみなさんと働けて、サービスを通じて悩む誰かを支えることができて、本当に幸せでした。これからもたくさんのユーザーの1歩を支えていくコネヒトを応援しています。

みんなに再会した時に榎本おもしろそうなことしてるじゃん!といじってもらえるように頑張ります!


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