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너는 나의 폴라리스 きみはポラリス
朝起きたら、わたしはもう幸せなのだった。
なにか夢を見ていた気がするが思い出せない。きらきら、きらきらとした感覚だけが頭に残って、まだ五時前だというのにわたしはカーテンを開けてベッドから降りる。
外はもう明るい。
スマホを開いて、彼らの音楽を掛ける。
わたしのからだは勝手に踊り出している。
ぷい♪ぷい♪とおしりをふって家中のカーテンを開き、顔を洗い、服を着替え、同居人に声をかける。
「なんで
VogueとGQのBTSについてしゃべりちらかす
本当に大変なことになってしまった。
防弾少年団の休暇とともに休もうと思っていたおたく(わたし)の目論見は浅すぎた。
どれくらい浅いかと例えようとしてGoogleで「めちゃくちゃ浅い浅瀬」「浅瀬 すごい浅い」と検索してしまうくらいに浅かった。
Vogue koreaとGQ koreaが突然やってきた。
誰にも予想できなかった。
Twitterのタイムラインは阿鼻叫喚だった。
美しさで人は死ねないの
感情の本棚みたいな彼女
彼女、と書くのも照れるような、近くて遠い大好きな人がいる。
始まりはTwitterのリプライで、わたしから声をかけて友達になりませんかと言った。いや、友達になりませんか?なんて言わなかった。
「私たちもう友達ですね!」
わたしは初めて現実の世界以外で誰かと話せたことが嬉しかった。あとから聞くと、彼女もそうだったようだ。
毎日「お疲れさまです」「ジンさん可愛かったですね」「ジョングク最高でし
楽園でパスタを食べる
パスタを食べにきている。
パスタを食べにきたことはないけど、サイドメニューが美味しいのは知ってる。この前はサイドメニューばかり食べたから今日はちゃんとパスタを食べる。まずサーモンのカルパッチョをひとくち。美味しい。
美味しいごはんって幸せだよなぁと思う。
未来の自分のために沢山の場所に行って沢山の人に会ったり本を読んだりすることは賞賛されるけど、今日の夜ごはんや帰って見るアイドルの笑顔を楽しみ
なぜ推しは一度しか生まれないのか?
なぜわたしの推し(キムソクジンさん)は一度しか生まれないのか。なぜ二度生まれてはくれないのか。なぜ誕生日は年に一度しかないのか。2回あってはだめか。3回あっても良い、春、夏、秋はメンバーのセンイルラッシュがあるので良いとして、冬。なぜ一度しか生まれてくれないのか。なぜ年に一度しか祝わせてくれないのか。
神様もたじたじである。
そう、わたしは推し(ジンさん)の誕生日を心待ちにしている。多分多くの
月の色のはなしをしよう 2
いつだったか、キムソクジンさんのことを月の色のように思っている、という話をした。
それはつまり、わたしへのジンさんの思いは「かぎりなく愛に近いなにか」で、でも愛ではない強い感情だということ。
最近、ナ•テジュさんの「僕が君を」という詩を読んで、もう一度月の色の話をしたいと思った。
僕が君を
どんなに好きか
君は知らなくてもいい
君を好きな気持ちは
僕一人のものだから
僕の恋しさは
僕一
いつか君が踊れなくなっても
いつか僕が踊れないくらい歳をとっても、ただ舞台の上に座って、メンバーと一緒に歌って、ファンと交流したい。
舞台で生きる人だと思っていた。
わたしはジミンちゃんを、その艶のある踊りや、舞台で魅せる狂気的なまなざしから、舞台の上で生きていく人なのだと思っていた。
それは半分正解であり、半分間違いでもある。
わたしはジミンちゃんを「舞台で完璧に演技すること」を求める人だと思っていた。彼に、踊りを
ていねいな暮らしと花を枯らすわたし
最近、ていねいな暮らしもどきをしている。
たとえば、部屋の一角に推しスペースをつくった。鏡と好きな香水のびんと好きなひとの写真。キャンドルだってならべてある。
雰囲気に合うように青い花瓶にさした一輪のばらは、好きな人の名前をつけて水をあげるたびにちょっと話しかけたりしている。
「ジンさん、今日も最高にキュートだね」
あ、そういえば好きなアイドルのカムバックに合わせてベッドシーツを
灰色のサイはもういやだ!考えの浅いオタクが全力で日韓関係を学ぶ
好きになったアイドルが、韓国のひとだった。
かっこいい、かわいい、努力家だ…なによりパフォーマンスに心打たれるし毎回興奮する、こんなに幸せでいいのか?とおもう瞬間が毎秒毎秒訪れる。
たのしい。
たのしいけれど時々、あれっ?となる。
ふと目に留まったニュースには「史上最悪の日韓関係」「嫌韓・反日」の文字。
あれ?
日本と韓国って、仲、悪くない?
彼らはいつも私たちに「愛してます」と
だからわたしはおじ様になりたい
クロスの上のカトラリーが、ランプの光をうけてあわく橙色にひかっている。
仕込みはじゅうぶん。昨夜から漬け込んだ牛肉は赤ワインを吸ってきらきらと輝いているし、意外と酒好きな彼の舌にかないそうなワインもいくつかそろえておいた。
食後はこのケーキをお出ししてよね、と口を出した妻も今晩は観劇に行っているし、夕暮れの空が白いテーブルクロスにあたたかな色彩をあたえてきれいだ。
さむがりな彼のことだ、つい
月の色のはなしをしよう
わたしはキムソクジンさんの前で、よい人でありたい。考えつくかぎりの美しい言葉をかけたいし 今までに聞いた美しい話を聞かせたい、それができないなら、わたしはいつも少しよい人でありたい。
それがわたしが彼を愛するたしかな理由、そう思っていた。
しかし最近わたしは気づいてしまった。
キムソクジンさんに対して抱くこの感情が、愛とは似ても似つかないこと。
私は彼をベランダに来る雀と同じ目で見ている。
わたしのらぶまいせるふ、わたしのすぴーくまいせるふ
ちょっとだけ私の話を聞いてくれませんか。
ちょっとだけ、ちょっとでいいんです、ちょっとの中に収まりきらないかもしれないけど。
私の中にはルールがあって、それは私が私であるための軸になっている。
たとえば、
「テストで一位にならなくてはならない」
「人に優しくしなければならない」
「人とうまく会話しなければならない」
「自分は特別な存在だと思ってはならない」
「自分の弱味を人に見せてはならない」