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感情の本棚みたいな彼女

彼女、と書くのも照れるような、近くて遠い大好きな人がいる。

始まりはTwitterのリプライで、わたしから声をかけて友達になりませんかと言った。いや、友達になりませんか?なんて言わなかった。

「私たちもう友達ですね!」

わたしは初めて現実の世界以外で誰かと話せたことが嬉しかった。あとから聞くと、彼女もそうだったようだ。

毎日「お疲れさまです」「ジンさん可愛かったですね」「ジョングク最高でしたね」とお互いの話と、お互いの推しの話をする。
彼女はジョングクが大好きで、大切に思っている。彼を大切に思うあまり、自分の中の感情を中途半端に言語化することを躊躇ってしまうところがある気がする。
わたしはそういう彼女が、不器用なくらいまっすぐで、まるでジョングクみたいだなと思う。

「ジョングクへの気持ちは自分だけわかってればいいのかなって思います」
「ただ見てたいなって思いますね、いまは 
ジョングクが歌いたいって伝えたいっておもって歌ってたらな、って それをじっと見てたいな、みたいな 何の力になれなくてもいい、わたしはジョングクの声がききたいなっていまはそれを強く思ってます」

まっすぐな彼女の言葉を知るたびに、素敵でカッコいい人と出会ったなぁと思う。


彼女には娘がいて、仕事をしていて、大人で、わたしは大学生で、仕事なんてしたこともなくて、でも、彼女はずっと私に敬語を使って話しかけてくれる。ため口でいいんですよと言ったこともあったけど、結局わたしも敬語を使っているし、そんなわたしを若輩者なんて思わずに同じ目線で話してくれる彼女を、本当にありがたく思っている。

SNSなんていう指一本で簡単に途切れる脆い世界で繋がった人だから、だからこそ話してしまうことがあって、前にわたしがそれを申し訳ないというと、

「わたしはへいさん(前のユーザーネーム)の感情の本棚になりますよ」

と言ってくれたことがあって、感情の本棚という言葉がわたしが言ったものだったか彼女が言ったものだったか忘れたけど、本当に好きだと思ったのを覚えている。

「へいさんがこれから大人になって、どんな人と出会うのか、どんなふうに成長していくのか見たい」

と言ってくれた時、わたしは本当に嬉しかったんです。

わたしは本当に嬉しかったんです。
わたしも腰さんがこれから何に出会ってどんなふうに変わっていくのか見たい。
わたしも腰さんの感情の本棚になりたい。
ジョングクへの気持ちを話してほしいし、娘さんのことも、仕事のことも、腰さんが話したいことを話してほしいなと思います。

きっとこれからも唯一無二の、大切な友達だから。


お誕生日おめでとうございます。
腰さんの斜め上を行くツイートが、他愛ない会話が、ジョングクへの愛のまっすぐさが、他人への気遣いでがんじがらめになる人を否定しない優しさが、大好きです。
大好きです!!!
平熱より

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