江戸と東京をめぐる無駄話#14/天皇の資産形成#02
薩長明治政府は、天皇家の功績に対してまず、ほぼ10万石だった禄高を15万石に増加させた。財源は70万石に削減した徳川家の持ち分の分配である。また所有土地についても大幅な増加を認め(多くは徳川家のものだった)明治半ばころには、54か所/700万坪が「天皇所有」のものとして、ここからの「売り上げ」が天皇家の収入となった。これが如何ほどかというと、明治6年の段階で50万円ていど、明治半ばころには200万円程度に膨れ上がっている。
明治13年に「第十五国立銀行」の設立。ここが投資先と