三河

動画編集したり、本を読んだりします。Twitter:@mikawa_table

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最近の記事

効率が悪いことに思い悩んでいた時の記憶

先週、熱海に行った時のメモを掘り起こしてきた。この時の僕は色々と効率みたいなものについて悩んでいたんだろうというのが伺える。 熱海駅でバスを乗り逃して、moa美術館まで歩いて行った時の記憶。ただそれだけだ。 moa美術館まで歩いて行った。 熱海駅からバスで行けば7分で着くのだが、僕は山道を30分歩いて行った。 何も志が高いからでは無い。12時00分にバスがでるバス停に12時01分についてしまったから仕方なく歩いて行ったのだ。次のバスまで30分待つのは耐えられなかった。 熱海

    • 「歩く」だけの暇だけど暇じゃない旅

      熱海に来た 1人で。 (海の見えるカフェにて) 何も調べず、ただ歩きに来た。僕は熱海に何があるかもよく知らない。 なるべくデジタルデトックスをしようという思いから、道も観光地も何も調べなかった。観光案内図を見ていく場所を決め、街の地図を見てルートを決めていた。 「ビーチに行きたいけど道がわからないから川の流れる方向に歩いていく」なんていうこともしていた。 (道案内をしてくれた川) 効率的な旅を好む人からしたら無駄だらけの旅だっただろう。でもそもそもの目的が「歩くこ

      • 垢すりを初体験したこと。自分の身体に向き合ったこと。

        こんばんは。三河です。 今日は初めての体験をしたので、久しぶりにnoteを書いていきます。 垢すりを怪しいサービスだと思い込んでました今日、スーパー銭湯に行き、初めて「垢すり」を受けてきました。 垢すりとは、専用のタオルで全身をゴシゴシ擦って、日頃の入浴の際の体洗いでは落ちない垢(毛穴に詰まった古い角質)を削ぎ落とすという韓国発祥の美容方のことです。 主に美肌、ダイエット(血行促進による)、体臭予防、疲労回復などに効果があるもので、女性にとっては結構ポピュラーなものみ

        • 背筋を伸ばせ

          今の日本の働き方は、労働者、特に諸君ら新入社員の自信を打ち砕こうとしている。 何のために?自信を失わせ会社の言うことを聞くことが正解だと思わせるためだ! 就職して4ヶ月、自信を失い自分のことを無能だと思っていないか?はたまた上司に「今年の新人は使えない」だのと罵られ自信を失くしていないか? 否、君たちは無能なんかでは無い。社会によって無能になるよう仕向けられているのだ。 社会が、君たちの自信を粉砕しようとしているのだ。 その原因はひとえに日本社会に存在する「新人は腰を低く

        効率が悪いことに思い悩んでいた時の記憶

          『陸と海 世界史的な考察』カール・シュミットを読んで 読書めも

          今読んでいる本『陸と海 世界史的な考察』の読書メモを書く この間書いた『アイデアのつくり方』に続く個人的スマッシュヒット本だ。 最近はいい本に巡り合う確率が高まっていて気持ちがいい。パチンコが当たってる時っていうのはおそらくこんな感覚なんだろう。 (こっちの記事も読んでね) 全体を追うわけではなく、あくまで僕が面白いと思った箇所のメモなので、気になった人は購入されたし Kindle版は出てないから紙の本で購入されたし 面白いと思った箇所のメモの前に、ざっくりとこの本が

          『陸と海 世界史的な考察』カール・シュミットを読んで 読書めも

          「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤングを読んで【読書めも】

          「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤング 最近購入し、どハマりした本だ。 約60pで題の通り「アイデアのつくり方」を簡潔でわかりやすく解説している。 本質が書いてあるどころか本質しか書いてないレベルのすごい古典(語彙力)だ。 「アイデアマンになってすげーことしたい!」みたいな超絶下心で読み始めたのだが、この本の面白さにそれどころではなくなってしまった。 まだ1周しか読めていないので深い理解はできていないが、1週して感じたことをつらつら書いていく。気になった方はぜひ

          「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤングを読んで【読書めも】

          「最強伝説黒沢」を「ちゃお」に載せようとしたら、どんな漫画になるのか【後編】

          ※この記事は の続きです!ぜひ前編からお読みください! (3)少女漫画誌のルールを理解する 前章では『黒沢』の要素を理解することができたので、次は少女漫画雑誌のルールを紐解いていこうと思う。 現在『ちゃお』に連載中の作品20作から、ゲーム原作などのタイアップ作品を除いた作品のあらすじを調査した結果、ほとんどの作品に共通していた要素は以下の4つだった。 ・主人公が学生の女の子(必ずしも小学生ではない) ・恋をする(初恋であることが多い) ・「可愛い」がステータスを確立す

          「最強伝説黒沢」を「ちゃお」に載せようとしたら、どんな漫画になるのか【後編】

          「最強伝説黒沢」を「ちゃお」に載せようとしたら、どんな漫画になるのか【前編】

          (追記)後編更新しました! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このnoteにおける私の目指すところは「『最強伝説黒沢』の要素と『ちゃお』のような少女漫画雑誌のルールをそれぞれ理解し、『黒沢』の要素をルールの中に落とし込むこと」だ。 そのために以下の構成で進めていくが、前編である本記事では、(2)までを書いた。 (1)はじめに (2)『黒沢』を構成する要素 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (3)少女

          「最強伝説黒沢」を「ちゃお」に載せようとしたら、どんな漫画になるのか【前編】

          半替え玉を頼んだ日の話【2020/07/15】

          「昼飯を腹一杯食うやつはビジネスマンとして2流」 どこかの若社長がインタビューでこんなことを言っていた。 理由としては消化にエネルギーを使ってしまっては脳が働かなくなる。それが午後の生産性低下に繋がるとのこと。至極真っ当だ。 仕事のために食事も体型も管理するエリートビジネスマンらしい。 この言葉はなぜか僕の脳裏に焼き付いている。なにかが自分の中で引っ掛かったんだろう。1流ビジネスマンを目指してるわけでもないくせに。 ---------------------------

          半替え玉を頼んだ日の話【2020/07/15】

          段ボール処理に5500円払った日の話

          引っ越しをして3ヶ月。 溜まりに溜まった段ボールの処理に困ってしまい、自分で処理するのが面倒になった僕は金を払って清掃回収業者を呼んだ。 5500円という貧乏サラリーマンには安くない金を払って50枚近い段ボールを引き取ってもらうことにした。1枚につき110円だ。 僕の家に段ボールを回収しにきた、50歳は超えてるであろう業者のおじさんは僕の顔と押し入れにたまった段ボールを見るなりこう言った。 「本当にいいの?こんなんぼったくりだよ?」 びっくりだ。 ぼったくりであるこ

          段ボール処理に5500円払った日の話

          「店内でお過ごしですか?」

          「店内でお過ごしですか?」 たまたま入ったカフェで見つけた珍しい飲み物を頼んだら、カウンターの向こうの女性店員にこう言われた。 聴き慣れない言葉に面食らった。 飲食物を注文し、テイクアウトかイートインかを問われるときは「店内でお召し上がりですか?」と聞かれるものだと思っていたからだ。 ただ、確かに僕はカフェに腹を満たすことや、飲み物を嗜むことを求めていなかった。 とりあえず快適に本読みながら時間を潰せる場所が欲しかっただけ。 過ごす場所が欲しかっただけだ。 だから

          「店内でお過ごしですか?」

          タコから学ぶ「なぜ写真を加工する時、眼を盛るのか」

          今回のタイトルはタコから学ぶ「なぜ写真を加工する時、眼を盛るのか」だ。 なぜタコからこんなことが学べると言っているかというと、タコも人間のように自分の眼を実物よりも大きく見せる。つまり盛る習性があるからだ。 もちろんタコはSNSに自撮りを投稿するわけでもなければダンスを投稿するわけでもない。 だが、タコが眼を大きく見せる理由には人間のそれと似たものがあった。 今回は自然界に存在するタコが「盛る」理由から、人間が「盛る」時に眼を重視するのかを考える。 参考文献 https

          タコから学ぶ「なぜ写真を加工する時、眼を盛るのか」

          タコの厨二心くすぐり力がすごい。自然界のクロロ・ルシルフルを発見した話【「タコの才能」ログ②】

          今回も「タコの才能」の備忘録。読書の進行度でいえばまだ20%にも満ちてないくらいだ。 (本についての紹介は前の記事でしているのでよかったらみてね) 突然だが、この記事を読んでくれているあなたはタコの種類別の名称を知っているだろうか。 種の名前まで知っているタコがいるか、10秒かけて思い受かべてほしい。 思いつかないだろう。そして「思いついたぜ!」とドヤ顔をしそうになっているあなたもきっと思い浮かべたのは「マダコ」の名だろう。 もしマダコ以外を思いついたあなたがいるならそれ

          タコの厨二心くすぐり力がすごい。自然界のクロロ・ルシルフルを発見した話【「タコの才能」ログ②】

          「兄より優れた弟なぞ存在しねぇ!!」は日本だけの思想じゃないってタコが教えてくれた【「タコの才能」ログ①】

          読書の備忘録というものを書いてみようと思う。書かないとせっかく読んだ本の内容やそこから思った自分の考えや興味を忘れてしまうからだ。なんかもったいない気がする。一冊につき一つの備忘録ではなく、読みながら「ここ、おもしろ!」と思った時に思ったことを書く。だから本のレビューとか、書評としては何の役にも立たない文章になっていくと思うがいいのだ。 備忘録だから。 ・本の紹介「タコの才能一番賢い無脊椎動物」著:キャサリン・ハーモン・カレッジ訳:高瀬素子 この本はそのタイトルの通り「タ

          「兄より優れた弟なぞ存在しねぇ!!」は日本だけの思想じゃないってタコが教えてくれた【「タコの才能」ログ①】