背筋を伸ばせ

今の日本の働き方は、労働者、特に諸君ら新入社員の自信を打ち砕こうとしている。
何のために？自信を失わせ会社の言うことを聞くことが正解だと思わせるためだ！
就職して4ヶ月、自信を失い自分のことを無能だと思っていないか？はたまた上司に「今年の新人は使えない」だのと罵られ自信を失くしていないか？

否、君たちは無能なんかでは無い。社会によって無能になるよう仕向けられているのだ。
社会が、君たちの自信を粉砕しようとしているのだ。

その原因はひとえに日本社会に存在する「新人は腰を低く」と言う風潮にある。

必要以上にお辞儀をさせ、やれ名刺交換だの、「座っている先輩には目線を合わせろ」だのといい、君たちの腰を低くし、背筋を丸めさせようという仕組みがこの国には数多く存在する。

背筋を伸ばせ。身体は精神を規定する。

このまま背筋を丸め続ければ君たちは一生、精神まで腰の低い自信のない人間のままだ。
君たちのような将来有望な若者でも、こんな精神で働いていたら、悲しいかな、無能になってしまうのだ。

この国はそれでいいのか？将来有望な若者たちの自信を喪失させ、老害のいうことを聞くだけの奴隷に成り下がらせる、そんな国で。

いや！いいわけがない！

若者たちよ！背筋を伸ばせ！

身体は精神を規定する！背筋を伸ばせば自信が生まれる！

背筋を伸ばせ！

相手を生身の人だと思わないような人間からの電話にも、ハキハキと受け答えをするために！

背筋を伸ばせ！

口うるさくねちっこいあのお局のいびりにビクともしない精神を養うために！

背筋を伸ばせ！

上司を見上げるのではなく見おろし、上司に意見できる新人になるために！

背筋を伸ばせ！

「仕事ができる人は姿勢もいい」のではない！彼らは背筋を伸ばしたおかげで仕事もできるようになったのだ！

背筋を伸ばせ！

背筋を伸ばすことで脳が活性化することは科学も証明している！

さあ若者たちよ！背筋を伸ばせ！

そうすればすぐにでも、必要以上に腰を低くしていた時では見えなかった、遠い世界の景色を君は見ることができる。