仮面を脱ぎ捨てよう〜ティール組織をやってみた!「全体性」
「会社ではできないことをしよう!」そんな想いで6年前から、会社と真逆の組織のカタチに挑戦している私たちの経験を交えて、ティール組織のエッセンスをお届けするシリーズ、今日で最後です。
今回も、ティール組織の説明については、忙しいワーママや子育て世代に超オススメの音声メディアVOOXの嘉村賢州氏(東京工業大学リーダーシップ教育院特任准教授)のとってもわかりやすい説明を使わせていただきました。
ティール組織のエッセンスを私たちの経験を交えながらまとめた記事は以下のとおり。今日の記事と以下🔽の3記事でティール組織のポイントはつかめます。
職場で仮面を脱ごう
「全体性ってなんだ?」というと・・これは一人の人まるごとを組織で受け入れる、ということです。
前提となるのは「人はいくつもの側面がある」こと。例えば、職場でめちゃくちゃ合理主義の人が、お子さんといる時はとっても感情豊かで、映画を見るとすぐに泣く涙もろい人だった、という具合です。
それなのに、職場ではたいがい「合理性」が尊重されるという点を、ティール組織では問題としています。
確かに、これまでの職場で「この商品めちゃくちゃ愛しているので発売させてください!」それだけで通る会社はなかなかないですよね・・
このように、職場ではみんなが「合理性」の仮面をかぶらないといけない状況なのです。
そこで、ティール組織では、人が「合理性」の仮面を脱ぎ、合理性以外の様々な側面を持ち込むことができるようなビジネス環境をつくるために、様々な工夫をしているそうです。
仮面を脱げる仕組みづくり
どうやって「合理性」の仮面を脱ぎ、以外の側面を持ち込むどうやっているのでしょうか?
例えば、働くルールやスタイルを明文化する。
「どなり声あげない」「誰も見捨てない」など、やらないことを明文化したり、「ペット歓迎、子供歓迎」など、態度を示すことで、全体性を持ち込みやすくしている組織も多いそうです。
また、他には、瞑想を取り入れる・・などなど。
敬語をやめたらどうかな?
合理性が優先される職場での「仮面」、私たちのような遊びから始まった組織でもこの「仮面」がチラ見えすることって多々ありました。
フルリモートでの運営組織なのですが、仮面が出てくるところはチャット上での「敬語」。敬語になると、どうしても会社と同じように動いてしまうんですよね。
敬語廃止にしない!と提案したこともあります、が、しゃべりにくい人が出てくるだろうと反対されてやめました。でも、実験的に面白いので、いつかやってみたいなと思っています。
ティール組織って、ぶっちゃけやるべき?
私たちは7年前、「ティール組織」という本が出版される前から、ティール組織的な組織づくりに取り組んでいました。当時は「未来企業」という本に感銘をを参考にしました。
こんなティール組織の試行を続け7年、ティール組織をやるべきかどうか、私の結論は・・
必ずしもティール組織でなくてもよい。でもエッセンスを知り活用することはとっても大切。
環境が整う組織ならぜひトライすべきと思います。
でも、私たちのような、挑戦を良しとする、来るもの拒まず(選考なし)、出入り自由の組織だと、やはり力量の差などでてきますし、理念の承継など特に難しいのです。新しく入ったメンバーにも懇切丁寧に情報をシェアできる余力があるなら良いのですが、小さな組織ではそこまで難しい現状もあります。
しかし、ティール組織は明らかに、大量生産の時代を終え、個の時代となる今後、ますます求められる組織の形だと思います。しかし今は時代の転換期。
そこで、ティール組織だけを学ぶのではなく、この機会に、これまで人類があみだしたヒエラルキー組織を始め、さまざまな組織の基本を学んび、最高の組織をつくるのにベストな手法を自分でアレンジできることが、転換期の今必要なのではないかと思います。先人の知恵は使ってなんぼですから!(おしまい)
これからの時代の最高のチームをつくるための学び&実践の場、あります⏬
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