Googleのプログラムで世界の8千団体からファイナリストに進んだ話
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Googleのプログラムで世界の8千団体からファイナリストに進んだ話

赤坂美保 |起業家←会社員

この春、「子連れMBA」はGoogleが社会貢献として 全世界対象に募集していた、非営利活動向けの支援プログラムGoogle.org インパクトチャレンジ for Women and Girlsに応募しました。その結果、世界中からの7,800団体の応募から、審査を通過して最終選考まで残りました。私たちのように、最終選考に残ったのはおそらく50団体ぐらいでしょうか。

とにかく、忘れてしまう前にここに残すことで、私たちのこれからの活動に活かすとともに、同じようなプログラムにチャレンジする方の参考になればと思います。

Google Impact Challengeって何?

「Google.org インパクトチャレンジ for Women and Girls」は、Googleがグローバルで行っている社会貢献活動で、女性がもっと活躍するためのアイデアを実現する団体・組織に、総額 2,500 万米ドル(30億円)の助成金の交付などサポートを行うというものです。

このImpact Challenge、毎年テーマが違うようで、過去には、Climate change(気候変動)や、AIの年などあったようです。あと、過去のものを見ると地域ごとでやっているものもあるようですが、現時点では日本が含まれるものはないようで、グローバルに統一されたのでしょうか、謎です。

この募集を知ったのは、今年4月ごろ、たまたま私のFacebookにでてきたから。(あれは広告だったのかな?)「子連れMBAは、テーマ的にはピッタリ!」と思い、仲間を呼びかけて準備を始めました。

Google Impact Challengeの選考って?

全世界対象のプログラムに応募するのは初めてで、どんなにハードルが高いものか想像もつきませんでした。とにかく、せっかくなので仲間を集めて、一次審査の書類提出だけでもチャレンジしてみることにしました。

当然ながら審査での言語は全て英語です。ただし、全世界対象のプログラムのため、英語が堪能でなくても良さそうな雰囲気ですが、全世界からの厳しい競争の中から選ばれるには、的確にポイントを抑えて、印象的な言葉で書くことは必須だと思いました。

そこで、子連れMBAの中でも、国際経験が豊富で、英語が堪能なメンバーが集結しました。外資系企業のプロジェクトマネージャー、子連れ海外単身赴任経験ありの国際協力機関職員、バイリンガルの研究者兼最年少マネージャー、それと、一番英語が怪しい私。全員子育て中の4人が中心となり、一次審査にチャレンジしてみました。

Google Impact Challengeの選考の様子

○一次審査
書類審査で、各100 words(日本語でだいたい250字)程度の設問が、約10問でありました。ここでふるいにかけられるのでしょう。

○二次審査
引き続き書類審査が中止で、各100 〜150words(日本語250〜400字弱)の設問が30問程度。ここで本格的に取り組みの内容を審査されるようで、提案するアイデアの事業計画や予算、実施するメンバーのプロフィールなども求められます。さらに、応募したアイデアを現す 90秒の自由動画の提出も必要でした。

一次審査通過の連絡が来て、ラッキー!と思ったのもつかの間で、二次審査の提出締め切りまで10日ほどしかないという超タイトなスケジュールでした。
そのために、だいたい毎晩深夜3時ぐらいまで内容を考え、土日はひとり90秒プレゼン練習&動画撮影と、久々に何日か徹夜しました💦

○インタビュー
これが最後の選考だということで連絡がきました。もちろん英語のインタビューで、メンバー3人で挑みました。
早口な方だったので、インタビュー後、「あなたの質問をちゃんと理解できていたかわからない」という旨をメールで送ったところ、追加資料を提出する機会ももらえました。こういう臨機応変なところが、日本と違って良いな〜と思いました。

この審査のために、ジェンダーギャップ指数を始め、職場の現状といった、日本社会の女性の現状の分析から、「子連れMBA」ができるインパクトをチームで議論した過程は、実は「子連れMBAの話 1〜5」として、以下のnoteに残してきましたので、よかったらご参考に!

数千の応募から34団体が採択されました!私たちは「ファイナリスト」にはなったものの、最終的には選ばれることができませんでした(涙涙涙)

ただ、数千万円の予算は逃してしまったものの、挑戦して本当によかったです!なぜなら、今後の創りたい世界や、私たちが成し遂げたいころをチームで考え、それを全世界からの応募チームと比べ審査してもらったことで、今後、「子連れMBA」が世の中に与えるインパクトがとても大きなものに進化したからです。

私たちが創りたい世界 

少しずつ変わりつつあるものの、未だ日本社会の働き方のスタンダードは、専業主婦に支えられ働ける男性です。だから、子育てをしながら仕事をするって、いろんなことを考えたり、時には諦めたりと、なかなか大変なんです!(参考:「子連れの日(5/20)」を記念日登録してみた話) 

でも、このスタンダードに最適化された従来の働き方や雇用制度、さらには慣習は、女性にとってだけでなく、今の時代にそぐわないものであることは、多くの人が気づき始めていることでしょう。

それでも、これまでの仕組みというものはなかなか変わらないもの。この、変われない日本の仕組みを変える責務があるのは、子供をもつことによって、これまで見えなかったものに気づいた私たちではないか。そんな想いで、Google Impact Challengeには以下のテーマで応募しました。

Polishing the hidden gems throughout Japan: Developing female leaders for transforming society and creating a positive cycle

日本中の隠れた宝石を磨く:社会を変え、好循環を生み出す女性リーダーの育成

”日本中の隠れた宝石”というのは、社会で能力を活かす機会のない女性のことです。メディアでは普段、主に首都圏のことが主にとりあげられていますが、首都圏とは全く違う、関西始め、地方都市の現状をなんとか変えたいという想いから「日本中」と言及しています。(私たちは関西発祥で、子供をもちながら思いっきり能力をいかせる職場は、首都圏と比べると実感値100分の1以下です。)

また、”女性リーダーの育成”とあるのは、ジェンダーギャップ指数で女性のリーダー比率が極めて低い日本の現状から、インパクトチャレンジの選考を意識して入れています。ここ数年は女性が課題であることは確かですが、そこまで性別は気にしていません。

日本の「あたりまえ」を変える子育て世代

日本中の隠れた宝石を磨く:社会を変え、好循環を生み出す女性リーダーの育成

選考を意識し、少し「女性」を意識した書きぶりにはなっていますが、私たちの想いは大きくかわりません。

子供がきっかけで、社会の「あたりまえ」のおかしさに気づいた子育て世代。そんな私たちから、本当に小さなことでもよいので、声をあげたり、行動する人が生まれることから、少しでも社会は変わっていくのではないか

それは、必ずしも企業のトップや管理職、社会起業家のようなすごい人でなくてもよいのです。社内やご近所さんといった、自分の半径100メートル以内に働きかける、小さな「チェンジメーカー」が、子育て世代からどんどん生まれたら、従来の凝り固まった仕組みが少しずつでも変わっていくのではないか。

Google Impact Challengeがきっかけとなったこんな想いを実現するために、子育て世代がみんな「マイクロチェンジメーカー」に変身できる場所としての「子連れMBA」の第二の創業をすすめています。

世界からのまなざし

Google Impact Challengeへの世界中から数千の応募の中には、途上国の貧困にあえぐ女性や、宗教的な慣習などでがんじがらめにされ、生命の危険に脅かされている女性たちに対する取り組みのアイデアも少なくなかったことでしょう。それらに比べると、豊かな日本という国における女性の問題は、ほんの些細なことに見えるのではないかと思っていました。

しかし結果、そんな数千の応募の中から最終選考まで選んでもらえたのは、このアイデアが、世界的にみても重要なテーマであることの証だととらえています。
こんな世界からの期待にこたえるべく、また、同様の問題を抱える他の国でも活用してもらえるように、常に大きなスケールで考えながら、私たちから未来を創っていきます!


一緒ににやりたい!支援したい!というみなさま大歓迎です!

※サムネイル画像はGoogle Impact Challenge のページからお借りしました

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赤坂美保 |起業家←会社員
ワーママ|転職7回、国内外の上場5社でM&A・海外・経企→複業から起業|TEDxスピーカー|経営学・マーケティング・キャリア・教育・組織・女性リーダー|チェンジメーカーの生まれる「子連れMBA」代表 https://kodure-mba.puchigachi.com