不登校児は人類の進化を先取りするミュータント(突然変異体)?!
1年生の次男は、先生が怖くて(大人でも怖いぐらいではある)、教室には入れず、毎日お昼から保健室通学をしています。児童精神科では自閉症スペクトラムの気配が少しはいっているのかな?という判断。
以前、そんな次男連れでお食事をご一緒させていただいた、年齢もバイタリティも私の1.5倍以上の尊敬する方より、
「彼は、人類の進化系を先取りするミュータント(突然変異体)だから、大切に育ててあげてね。」
と言っていただきました。
「人類の進化系を先取り」とは恐れ多いですが、確かにそうかもしれません。
最近、新学期を控え、周りの先生などに誤解が起こりにくいよう「取扱説明書」を作ってみるとこれが、10〜20年後の標準マナーかもしれないというものなのです。
ChatGPTを使っていると、まだデタラメ情報も出してくるものの、学習が進んだら相当複雑な作業であってもAIが代替できることは目に見えていますし、イラストのようなクリエイションもすでにかなりの水準をAIがこなしてくれます。
そうすると、人間にしかできないこととして何が残るのか。それはピュアな思いや個性ではないかと思います。そして、それらを育むには、「ねばならない」「みんなやっているから」から開放される必要があるでしょう。
そんな個性や思いをもつ人間だけが、膨大な情報ネットワークの中でも、信頼できる人を見つけて関係性をつくり、ときには助け合う。それこそが人間だけにできることではないでしょうか。
そう考えると、人類の先取りをしているミュータントにとっては、先生の話をじーっと聞かねばならない教室にいるより、保健室で一心に大好きな絵を書いているの方が健やかなのは明らかだなあ・・と思ってきました。
このように、人類の先取りをしているミュータント君と凡人の私が一緒にいると、日々の送迎やたまのパニックなど、大変なこともたまにありますが、自分が学ばせてもらっていることの方が明らかに多いのです。
私たちの世代はともかく、ミュータント君が社会にでる10,20年後、仕事は今と大きく変わっているだろうし、労働というものなくなったりして・・そうなると今の段階から好き、こだわりが人より強いことは、まさに人類を先取りしているのかも・・
そんなことを、先生の指示をまもって、30人の子供たちがいまだに默食している教室を傍目にみながら考えさせられます。
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