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エッセイ・コラム

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感じた事をいろいろ書いていきますので、読んでみてください。
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2017年7月の記事一覧

花魁

花魁

 前回、花魁を思い書いた詩を出させていただきました。半年程前に作った詩ですが、その花魁について少し書いてみたいと思います。

階層がある廓の世界の中で唄、踊り、茶の湯等をみっちり仕込まれ教養も必要とされた『花魁』

花魁という名称は、それ以前にあった最高級の位『太夫』がなくなったあとに使われだしたようで、その花魁の中でも階層があったと言われています。売れっ子になって、店の売り上げに貢献する

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翠って誰?

翠って誰?

もう一年半経ったのね
わたしが翠を生み出してから

単なるペンネームとかニックネームとかじゃなくて
わたしが生み出したもうひとりのわたし

パスポートにも、口座の名義人名の欄にも
書かれている名前はかをり
翠という名前の由来は…ま、いっかそれは
引っ張ってもらいたかったんだよね
そう、翠に引っ張ってもらいたかった
いつまでも
グズグズおかしな場所で彷徨っているから
翠は随分と大変だったと思うよ

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ある日のレッスンで

ある日のレッスンで

「え~なんで~? 光るからきれいなんじゃないの?」
 はいはい、言われると思いましたよ。ここはさらっと返してしまおうとわたしは思った。それにしてもクーラーが効きすぎている……
「うん、そうかもしれないけれどせっかく古びたイメージで作ったから、ここはつや消しのニスがいいんだよね」
 トールペイントの教室では、見本をもとにそれぞれの図案を写し取って描き進めていくために、見本のまま描いて貰いたいと思う先

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ピーチネクターの罠

ピーチネクターの罠

 先日に引き続き、ドリンクネタを書いてみたい…いや違う、自販機ネタが正確だと思う。そう自販機だ。
 不二家のピーチネクター。昭和の懐かしい飲み物だが、仕事に疲れた時に無性に飲みたくなる。でもこれがなかなか売っていないのが現状… と思いきやあったのですよ、自販機に。
 そしてよく見るとこのように…

 おわかりだろうと思う。見慣れたピンクの桃ではなくて、皮をむいた後のような白っぽい桃。なんと! これ

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どこに行き、どんな風景を見てきたのか

どこに行き、どんな風景を見てきたのか

 すでに亡くなった人で、少し風変りで味のある行動を取っていた人が身近にいます。書き出せばキリがないので、ほんの少しだけその片鱗を…。

 彼は「危ないからやるな」と言われると、それに興味が出てやっちゃうという人でした。

 不慣れなうちは、ひとりで入ってウロウロするなと地元の人に言われて、そう言われたならと張り切って青木ヶ原をウロついて… 怒られる。

 出て来られなくなる危険があるので、決して行

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「マジでやばい」の罠

「マジでやばい」の罠

 中高年のみなさん!バブル時代に一瞬で消えたある飲み物を覚えているだろうか。
 それを作っていた某飲料メーカーの方には大変申し訳ないのだが、どうにも忘れられない飲み物、そう夏になると思いだす飲み物がある。
 維力と書いて『ウィリー』と読むその飲み物をわたしはいまだに忘れられない。
 友達が「マジでやばいから絶対飲むべきだ!」とわたしに言ったのだ。マジでやばい… そりゃどんだけ素晴らしいものなのか、

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荒野を歩いて見えたもの(嵐がやってくる)に寄せて

荒野を歩いて見えたもの(嵐がやってくる)に寄せて

 その人の望みとは何だろう。

 いや、言い方が少し違うかも知れない。人の望みというのは、その人の『何が』『どこが』望んでいることなのか、これが恐らく本質にかかわることなのだとわたしは思う。このあたりのことをさんざん思い知らされてきたわたしは、桃生かのこさんの作品を読んでいると「そうなんだよね」と改めて唸ってしまうことが多い。
 人は多くの願望を持つ。幸せになりたいと願う。その願望はどこからくるも

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夏を特別だと思う気持ち

夏を特別だと思う気持ち

これくらいの時期になると
まだかな~
まだかな~
梅雨明けまだかな~

そんな気分になってくるので、ちょっと考えてみた。

『なんでそんなに夏が待ちどうしいのか』
    ↑
しょうもないこと考えてるよね。

ま、いいや…

ムシムシ暑いでしょ?
熱帯夜に恨み言言うように、顔に新聞乗せて公園で休んでいるサラリーマンの姿は定番でしょ?
お盆休みがあっても、どこに行っても混んでるしね。

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