ココア飲みたいちゃん

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ココア飲みたいちゃん

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最近の記事

貝殻

 不安と苦しさを忍んでやっとその日一日を暮らし、そうやって世間から馬鹿にされるような事ばかりをしてきた。お金も沢山借りたし、二十二の歳から八年間、数多くの女性にヒモとして養ってもらって、衣食住も家具も家電もゲーム機でさえ買い与えられた。僕がこの八年で稼いだお金は座興でやった警備員のバイト、日給八〇〇〇円。それだけだ。そうして今日に到るまで色んな人に支えられて生きている。こうしてたった今この瞬間に生きていることが自分の事ながら不思議でならない。ただ、僕を生かし続けている僕自身の

    • 愚痴

       別段書きたいこともないのだけれど、書く他にしようがないので煙草を吸いながら眉間に皺を寄せて絞り出すようにこの文章を書いている。特に面白いことも書かないので、読者諸賢はブラウザバックすることをお勧めする。また、このような理由から通知も出さないつもりである。  鳥は空を飛ぶために翼を持つ。魚は泳ぐためにヒレを持つ。それと同じように、僕は書くためだけの心を一部分として持つ。書かなければ空を飛ばぬ鳥、泳がぬ魚。その心は死ぬのである。そういう訳で、僕は嫌で嫌で仕方がないのだけれど、

      • 雪夜

         あれは5年前の1月だった。当時も今も僕は無職で、それというのも22歳に新卒で入社した後数ヶ月で辞めてからというもの、8年間もの年月を数多の女性に衣食住を施され、俗に言う「ヒモ」として、生活というよりも女性に飼われている、飼ってもらっているといったほうが正しいようなその日暮らしをしていた。今夜は〇〇さんの家、明日は✕✕さんの家、という放浪で、定住もしなければ気の向くままに連絡して練り歩いていた。実家には帰りたくなかった。そして、実家にいる親もまた僕が帰ってくる事を嫌がっていた

        • 雑記

           人間、貧乏になると贅沢をする。みたいな言葉をどこかで見かけてその通りだなあって思いました。  あけましておめでとうございます。この一年がより良いものになりますように。  まあ、新年をそこまで感慨も実感も無く迎えて「ああ、何か新年だし始めないと」みたいな一種の強迫観念に襲われて、とりあえずnoteでも書くか…みたいなノリです。  書きたいことを書きます。今日は本当に何もしなかった。ウマ娘をしてたかな。あとスイッチ。その後ドカ食い気絶部をして目が覚めたんだけど、特に何もす

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        • スプラトゥーンで腕前Xに行きたい方へ
          2本

        記事

          辞書1

          自分 意味 他人の存在によって、始めて存在するもの。この世で最も賢く、同時に最も馬鹿である生き物。 行けたら行く 意味 「行きたくない」という一語をあらゆる理由によって言い換えたもの。言葉通りの意味の場合もあるが、極めて稀。脈なし。 人生 意味 合否の分からない受験勉強を繰り返す事。最後は必ず死ぬ。 恋人 意味 この世界で最も美点を持った人物。美点にはあらゆる物や概念が含まれる。時には「自分に惚れている」という事実さえ。 神 意味 自殺する事ができない憐れむべき存在。

          自白

           僕は、この記事の中でだけでも正直に心の底から着飾る事なく文章を書こうと思う。そして、僕は少なくともこの記事の中では自己弁護をしないつもりだ。自己欺瞞もしないつもりだ。僕のありのままを書いてしまおうと思う。  僕は傲慢で馬鹿だった。僕は多くの人に支えられて生きている。その事を忘れていた。思い上がって他人を嘲笑し、いつも自分は賢いつもりでいた。他人の気持ちを考えずに自分勝手に行動し感情を動かし無責任な言葉を吐いていた。  多くの人に迷惑をかけてきたと思う。そして、その事実に

          優しさってなに

           今日のテーマは「優しさ」について私見を述べようと思う。というのも、僕はこの「優しさ」について、この世界の大半の人間よりも考えた自信があるからだ。それは、僕が人生の目標として「優しい人間になる」という事を念頭に置いているからで、優しさについて必死に考え続けた人生だと思う。だからといって、必ずしも僕が優しい人間であるかと言えばそうではない。目標を目指して毎日努力しているのであって、24時間365日優しい人間でいる事はできない。欲望もあればわがままもあるし、不機嫌な時もある。何よ

          エッセイ(題名未定)

           これから不定期でエッセイみたいなものを書こうと思う。不定期でというのは本当に不定期なので使っており、次の投稿が3年後になるかもしれない。しかし、どうしてもエッセイを書こうと思う。  それは、一つには僕が何かを書くのが好きだという事である。また、一つには僕だからこそ何かを伝えられるかもしれないという自惚れがある。ただ、僕がエッセイを書くにあたって、読者諸賢には至極あたりまえの事をお願いしなくてはいけない。それは、僕個人の思想や感想を書く物であって、必ずしも世論や大衆と意見が

          エッセイ(題名未定)

          今日も明日も眠れないから、僕は夜とお友達でよくお話をする。皆んなは夜がどんな姿でどんな言葉を持っているか知らないと思うけれど、実際そんなのは些細な事なんだ。夜は僕に沢山の事を教えてくれる。そして、いつも泣いている僕の隣に寄り添ってくれる。それだけが全てで、それで僕は満たされる。 ある時、僕は夜空に月を見ていた。なんて、なんて事だ。こんなにも綺麗なものが毎夜の空に顔を見せている事に感動をした。夜はいつでも平気な顔をしていて、当たり前の事だよって教えてくれた。僕は「こんなにも綺麗

          雑記

          「ネガティブに勝つのはポジティブではなく没頭だ」というのは、あるお笑い芸人の言葉であるが全く僕もこの意見には同意だ。僕は物事への関心がめちゃくちゃ両極端で、関心のない事にはとことん関心が持てない。例えば自分の生活。これに関心が持てない。部屋を綺麗にするとかご飯を食べるとかお風呂に入るだとか運動をするとか、そんな当たり前の人間としての生活に全く興味が湧かない。ここら辺に僕の社会不適合さが既に滲み出ている気がして自分の欠点だと思っている。じゃあ、逆に何に興味があるのかって話になる

          感傷

          6月の午前4時 何かを隠していそうな ワクワクする灰色が好き 月ってこんなに綺麗だったのね わたし、ほんとうに知らなかった 星の数ほどの寝息と ほんの少しのため息と みんなのそんな息づかいを 朝焼けが一息で飲み込んだ わたしは銀河鉄道に乗って 1カポずらして子守唄 いけないいけないこんなんじゃ 感傷的って笑われちゃう それでもきっと見て欲しい わたしのネイルは綺麗なの 深海みたいな深い青 奥に隠した恋心

          脚フェチにとって夏は天国なのか?

          腰痛がひどい。猫背を直そうと仰向けに寝転がり背中の下にペットボトルを入れている三十路の僕を、煙草で黄色く変色したゴミ部屋が一層と憂鬱に見せるらしかった。腰の痛さでうう…と呻く僕はさぞかし滑稽であろう。どこで間違えたのだろうか、ペットボトルの位置を肩の付近に移動しながら頭をひねった。僕の人生での間違い。そんな事を考えると、そもそも産まれたことそれ自体が間違いなのではないかと身も蓋もない事を思いつくが、そんな事を言っても仕方がない。単細胞生物が陸に上がるように進化した事に対してな

          脚フェチにとって夏は天国なのか?

          久しぶり

           フォロワーがnoteを書いているのを読んで、僕も久しぶりに何か書きたいと思った。昨日から寝ずに朝を迎えてしまった。何をしていたかというと、ゲームのダメージ期待値を装備品毎に色々試して計算していたらいつの間にか朝になっていた。こんな30歳の大人もいるから、今将来が不安な人も大抵どうにかなると思っている。いや、これは嘘かもしれない。どうにかしようと自分から手を差し伸べる必要はある。そうすれば助けられる事もあるし、誰からも助けられずに見捨てられる事もある。どちらにせよ手を差し伸べ

          秩序

          恐らくは僕達が重なる理由はいらないし、それを探す事は虹の足元に行こうとするようなものだ。君が必死に愛するものを僕は憎んでいるかもしれないし、君が一瞥もくれないものを僕は愛しているかもしれなかった。とにかく僕達は出会った。お互いは歪な円を作りながら、黄金比のような秩序を持っている。不器用というには余りにも繊細な美を隠しているようで、僕はその不文律に満たされている。その事実さえあれば良くて、現実として確からしいものはそれだけのように感じる。言葉ですら必要なくて、その代わりに体温と

          たんぽぽ

           大森靖子さんの曲の歌詞に「嫌いな言葉をわたし歌いたい」ってフレーズがあって、今の僕にはその気持ちがなんとなく理解できるような気がしています。僕は言葉というものをとても大切にしているのですが、時々汚い言葉とか普段使わないような言葉を使いたくなる時があって、それを言わないと心の底に黒いドロッとした物が沈澱するような気がするんです。そういう時に、いつも僕はどうしたら良いのか分からなくなって声を殺して泣いてしまいます。一人暮らしなんだから声出して泣けば良いのにね。  僕はこの世界

          パステルカラー

          パステルカラーの女の子 貴方が欲しいのはないちもんめ 水玉模様の傘さして 口ずさむのは流行歌 水たまりのなか映るのは かつて好きだった彼の顔 泣くのが何故か悔しくて 上を向いたら水滴が 星空みたいで優しくて なんだか大人になれた気分