エッセイ(題名未定)

 これから不定期でエッセイみたいなものを書こうと思う。不定期でというのは本当に不定期なので使っており、次の投稿が3年後になるかもしれない。しかし、どうしてもエッセイを書こうと思う。

 それは、一つには僕が何かを書くのが好きだという事である。また、一つには僕だからこそ何かを伝えられるかもしれないという自惚れがある。ただ、僕がエッセイを書くにあたって、読者諸賢には至極あたりまえの事をお願いしなくてはいけない。それは、僕個人の思想や感想を書く物であって、必ずしも世論や大衆と意見が合致する物ではない事。そして、僕個人が書く以上、必ず僕の偏見が含まれるであろう事。その旨を承知の上で読んで頂きたい。更にもう一つ付け加えさせてもらうとしたら、僕は必ずしも適切な語彙を用いて書くことはできないという事。要するに、「ニュアンスが伝わればそれで良い」くらいのフランクさで書く事。以上を承知の上で、昼下がりの電車の中であくびでもしながら読んでもらえれば、僕にとっては幸いである。

 第一回という事で、今回はコミュニケーションについて書こう。僕たちは日々の生活の中で多少の差はあれど他人とのコミュニケーションをする。無職で引きこもりの自分もインターネットというとても有難いコミュニティで友人を持っている。また、僕に恋人がいれば(恋人とはこの世界で最も多くの長所を持ち、美貌を持つことは言うまでもない)隣で話す事もある。

「お腹減ったなあ。今日の晩ご飯はどうしようか」
「カレーでも作ろうかなって思っているわ」
「え、まじ?豚肉が良いな!買いに行こう」

………と、このような日常のささやかな会話の中に幸福が詰まっていると、そうは思わないか?閑話休題、とにかく我々は社会的な人間である以上、対人関係を免れることはできない。そこで、ここは一つ人たらしになる方法とやらを読者諸賢に授けようと思う。人たらしという単語が嫌なら「甘え上手」「憎めないやつ」「何故かよく分からないけど、許してしまう人」でも良い。

 さて、人たらしになるにあたって最も重要な事から話そう。そ

 ここまで書いておいて、何かこう罪悪感が湧いてきてしまった。僕は8年ほど女の子を転々としながらヒモをやっていたし、今でも数多くの女性からお金を借りたりもらったりしているし、部屋の中にある家電もゲームもモニターも全て買ってもらった物だし、女たらしではあるのかもしれない。その手法をここに書くことは果たしてどうなんだろうと、ふと良心の呵責に囚われてしまった。それに、僕はいまだに僕の顔の美貌を信じていない。もし顔を褒められよう物なら、お世辞だと断定して左脳の端っこのゴミ箱にでも捨てるだろう。僕の精神性も甚だ如何と思われる。単にプライドの高い頭の固い人間だと思っている。

 ただ、努力はした。その上で運が良かったのだ。そんな生存バイアスマシマシセット人間の僕が、人たらしのなり方を書くのは恥ではないかと羞恥心が言っている。それに、もし役立つとしても、このnoteを読んで人たらしを学んだ人間と会話したいと思うだろうか?一部の変人を除いて居ないだろう。第一回にして企画倒れな感じはあるが、人たらしの話はまた今度まとめて書くとして。

 んーー、なんだろうね。一つの物事を死ぬ気で取り組んで努力した経験を持つ人って世の中に相当少ないみたいで。ただ、適当に遊んでた人間と、何か一つの物事に死ぬ気で努力した人間では、話していて全く違う印象を受けるし、楽しいのも後者である。確かに僕は女子高生の事が好きだ。黒タイツ好きだし。でも、話がつまらない中身の無い物だと結構すぐに飽きてしまうし、また話そうという感じにはならない。

 かつて、フォロワーと話した時にコミュニケーションを魚で例えたのを今でも覚えている。浅瀬の魚は浅瀬の魚と仲良くなる。流行りやトレンドに敏感である。深海魚は深海魚と仲良くなる。普遍的な物事や思想価値観に興味がある。深海魚と浅瀬の魚が仲良くなる事はなく、住む場所も違う。勘違いしていけないのは、浅い深いに良い悪いはないという事だ。ここで言う水深は思考の深さである。要するに「思考の深さが同じでないと深い人間関係を作る事はできない」のである。そして、勉強や努力は「深く潜れるようになるための訓練である」と位置付けて良いだろう。「面白い人間になりてえ!」という人間を数多くみてきたが、その発想が既にありふれたつまらねえ物だよって事、よくあるよね?「面白い人間」というのは普通と違うから面白いのであって、センスとか才能を持って努力した人がなれる物であると思う。残念ながら僕はあまり面白い人間ではない。いや、経験した事としては面白いかもしれない(宿が無くて無料低額宿泊所でベニヤ板で壁をされた2畳間で生活したり)けど、その経験を面白さに昇華できない所に凡夫に相応しい愚鈍な精神がある。

今回はここまで。ありがとうございます。

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