河上雨

文章を書くことを習慣にしたいなと思い、はじめてみることにしました。 読書、音楽、インテ…

河上雨

文章を書くことを習慣にしたいなと思い、はじめてみることにしました。 読書、音楽、インテリア、一人旅などが好きです。一人行動が大好きです! 頭の中で考えていることを、エッセイ風に書き出していけたら良いなと思います。

最近の記事

読書は別に「真面目」なことではない

読書が好きだと言うと、「真面目だね」とか「偉い」と言われるのが昔から不思議だった。 そもそも私は、「真面目」という言葉にそこはかとなく漂う、「融通が利かないつまらない奴」とでも言いたげな雰囲気があまり好きではない。 「真面目だね〜」などと他人を揶揄するような人は、どれだけユーモアに溢れた「面白い」人間なのだろうと思ってしまう。 私は小説をよく読むが、登場する主人公が、常に思いやりと誠実さに溢れ、周りのみんなから好かれ、いかなる時でも「正しさ」を貫く物語などまずない。 仮に

    • 私的名探偵コナン至高のエピソード・リスト!

      小学生の頃から「名探偵コナン」のファンです。少し離れていた時期もありましたが、5年程前に再びコナンワールドに舞い戻り、今なおどっぷり浸かっています。 映画の公開も控えていることですし、私的に特に好きな「コナン」のエピソードを、勝手に解説したいと思います! ネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。なお、各エピソードのタイトルはアニメの時のものです。 ●追い詰められた名探偵!連続2大事件 (コミックス14巻・アニメ96話) アニメ2時間スペシャル回。私のオススメは、2

      • YOASOBI「ラブレター」に泣いた

        かなり今更ではあると思うのだが、YOASOBIの楽曲にハマっている。 30を過ぎてからというもの、どうも世の中の流れに疎い。 YOASOBIは、「夜に駆ける」と「アイドル」をかろうじて聴いたことある…程度の知識しかなかったのだが、娘の保育園の運動会の全体競技で使われていた曲が気になり、調べてみたところYOASOBIのものだった。 以来、あれこれと聴いている。 最近聴いて大きな感銘を受けた曲が、「ラブレター」である。 まず、音楽への気持ちをラブレターとして歌にする、という

        • 私的Mr.Children珠玉のラブソング・プレイリスト!

          高校生の頃からミスチルが好きで(ちなみにきっかけは、当時憧れていた先輩がミスチルファンだったこと。笑)、特に高校から大学にかけて四六時中聴き込んでいた記憶があります。 当時の自分の熱量には及びませんが、現在に至るまでずっと大好きなアーティストです。 そこで、これぞと思うMr.Children珠玉のラブソングを、完全に独断で選んでみました。私的に特にグッときた歌詞と共にリストアップしています! ちょっと古い曲が多いですが、決して「昔は良かった」的な発想はないです(笑) も

        読書は別に「真面目」なことではない

          軽井沢一人旅日記①

          今更ではあるのだが、2022年10月に、軽井沢を一人で訪れた時のことを綴ってみたい。 まず前提として私は、 一人行動が心から大好きである。 「ここ行ってみたいなぁ」とか「この映画見に行きたいなぁ」と思った際、よしじゃあ誰かを誘おう、という発想はまず浮かばない。 娘が生まれてからは、自由自在に一人行動というのはもちろん難しいのだが、年に一回、一泊二日の一人旅をさせてもらっている。 それほど長い旅ができるわけではないので、今回は次の4点に的を当てて行先を検討した。 この

          軽井沢一人旅日記①

          愛用読書グッズを語りたい

          読書は断然、紙派だ。 電子書籍も使うことはあるし、とても便利だと思うのだが、さぁ読むぞー!とページを開く瞬間の圧倒的なワクワク感は、やはり紙には到底敵わない。 そこで、私が愛用している楽しい読書グッズを勝手に紹介したい。 文庫本用のブックカバーは、この三つを使い分けている。 最もよく使うブックカバーはこれだ☟ 数年前に、楽天で3000円くらいで購入した記憶がある。 このブックカバーの良い点は、本革製で手触りがとても良いことと、本にぴったり吸いつくように柔らかく馴染むので、

          愛用読書グッズを語りたい

          この恩は忘れない

          相手方は覚えていないだろうが、自分にとっては忘れられない恩、というのがある。 高校一年の頃、家庭科の授業でミシンを使う課題があった。 当時から不器用で要領が悪かった私は、先生の説明を聞いても全く理解ができず、完全にお手上げでほとんど半泣き状態になっていた。 たまたま同じ班にサクサクと自分の作業を終わらせていた男子がいたのだが、私の様子を見かねたのか、「手伝おうか?」と申し出てくれた。 私は半泣きのまま彼にお願いしたのだが、「女子なのにこんなのもできないとか情けないよね」

          この恩は忘れない

          誰かの心を動かすということ

          前回のnoteにて、「なにわ男子」、特に大橋和也さんに心奪われてしまったという話を書いた。 改めて思うのは、 誰かの心を動かすことができるというのは、本当に凄いこと だということだ。 アイドルに限った話ではなく、映画やドラマを見て感動したり、お笑い番組を見て元気が出たり、小説や漫画を読んでなんだか救われたような気になったり、音楽を聴いて気分が明るくなったりということは、誰しも経験があると思う。 それって、本当に凄いことだと心から思う。 私は、クリエイティブな仕事をし

          誰かの心を動かすということ

          大橋くんに心奪われてしまっている

          ここ一週間くらいの話なのだが、「なにわ男子」のリーダー、大橋和也さんに完全に心を奪われてしまっている。 ジャニーズのアイドルに対しては、今までも普通に「カッコいいな」とか「凄いなぁ」とかはいろんな人に対して思っていたけれど、全然ハマった経験はない。まさか自分が、30を過ぎてから心奪われてしまうとは思いもしなかった。 きっかけは、昨年放送されていたドラマ「金田一少年の事件簿」である。 私はもともと原作の漫画が好きで、読み返したくなる時期が定期的に訪れる。(歴代の金田一ドラマ

          大橋くんに心奪われてしまっている

          「故郷」が羨ましい

          知り合って間もない人と話をする際、必ずと言ってよいほど話題に上がるのが「故郷」についてのことだが、これといった故郷がない私は、どう答えるべきかいつも迷ってしまう。 というのも、いわゆる「転勤族」の父の元で育った私には、物心着く前に特定の地に土着した経験がないのだ。 生まれたのは母の出身地でもある愛知だが、1歳になる前に大阪へ行き、4歳まで大阪で過ごした。 幼稚園に入るタイミングで福岡へ移り住み、そのまま5年ほど暮らす。 その後は東京の郊外へ引っ越し、地元の中学・高校、都内

          「故郷」が羨ましい

          書き手の息遣いが伝わってくる文章が好きだ

          私は読書を好んでするが、最も好きなジャンルは日本の近現代文学である。 小学生の頃から読み込みまくった「ハリー・ポッター」シリーズをはじめ、クリスティ、ドイルなど、外国文学にも好きな作品はもちろんあるのだが、やはり日本の作家のものに特に心惹かれる。 また、私は日本文学科の卒業生であるにもかかわらず、古文が読めない。 一応言い訳をしてみると、私の大学は、入学当初から上代、中古・中世、近世、近現代、と時代別の専攻を選べたため、古文の講義を全く取ることなく卒業できてしまったのだ。

          書き手の息遣いが伝わってくる文章が好きだ

          自分では思いもしなかったことが、私の長所なのかもしれない

          自分の「長所」が、思いつけない。 就活生の「自己分析」のような話だが、現在33歳の私の思いである。 かくいう私も、もう10年前にもなる就活の際は、エントリー・シートを前に自分の「強み」や「アピールポイント」を捻り出したものだ。 その時は、「協調性に長けている」「他者と円滑にコミュニケーションがとれる」などと、ありがちかつ無難なことを書いた記憶がある。 が、今となってはこれらも怪しいものである。 現在自信を持って友人だといえる人は、一人しかいない。 人付き合い自体が苦手

          自分では思いもしなかったことが、私の長所なのかもしれない

          自分に自信を持って生きてみたい

          自己肯定感がすこぶる低い。 自分の長所や得意なことは全くと言って良いほど思いつかないし、とにかく自分に自信がない。 私以外の人は、みな自分より何倍も優れているように思える。 少なくとも中学生くらいから、このような感情に支配されてきた。今までもそうだったし、きっとこれからもそんな感じで生きていくしかないのだろうと思っていた。 …しかし最近よく考えるのは、当たり前だが人生は一度きりだということである。 その上、自分の人生がいつまでなのかということは、誰にもわからない。来週

          自分に自信を持って生きてみたい

          「みぞの鏡」に映る私

          突然ですが、「みぞの鏡」をご存知でしょうか。 今なお全く色褪せない傑作魔法ファンタジー、『ハリー・ポッター』シリーズの第一巻『ハリー・ポッターと賢者の石』に初登場する、魔法の姿見のことです。 赤ん坊の頃に両親を亡くし、おじの家で冷遇されて育ったハリーには、温かい家族に囲まれた自分の姿が映ります。 一方、常日頃から優秀な兄弟たちに劣等感を感じている親友のロンには、主席やクィディッチのキャプテンになった自分が誰よりも輝いているのが見えるのです。 もし、私がこの鏡の前に立った

          「みぞの鏡」に映る私

          『源氏物語』が現代を生きる我々に教えてくれること

          源氏物語は世界最古とされる長編小説であり、現代の常識とは大きく異なる貴族社会の様相や結婚制度を背景として書かれた物語である。 そのため、「妻がいるのにたくさんの女性と付き合う光源氏の行動が理解できない」「光源氏はとんでもない人物だ」 という感想に終始してしまいがちだと思う。 では、なぜ源氏物語は平安時代から現代まで読み継がれ、世界中で愛されているのだろうか。自分なりに考えてみた。私自身、学術的な知識は持ち合わせていないので、誤っている点があるかもしれないがご容赦いただきたい

          『源氏物語』が現代を生きる我々に教えてくれること

          私にとっての「読書」とは

          私は好んで本を読みますが、いわゆる「読書家」ではありません。 読書が好きというと、月に何冊くらい読みますか、とか、〇〇のシリーズは読破しましたか、といった話になりますが、私の読書量は多くなく、読書家を名乗ることは到底できません。 実家に残してきたものもあるとはいえ、現在自宅にある小説の数はせいぜい150冊程度です。 しかし、何回も(ものによっては何十回、何百回も)繰り返し読んできたこれらは、私にとっての宝物です。物語の様々な台詞や情景が、心の中の引き出しに大切にしまわれて

          私にとっての「読書」とは