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まいける推しの吹奏楽楽曲5選!

私は普段ギターでの弾き語りをしますが、ギター歴はまだ4年と浅いです。
ただ、幼い頃から歌が大好きで、ところ構わずぴーちくぱーちくw歌いまくっておりました。歌歴は長いですね。

そして学生の頃は、吹奏楽やってました。
中学までは男子に文化系の部活が無く、始めたのは高校から。吹奏楽は大学、社会人になって20代前半までやっておりました。

担当楽器はTuba。低音の管楽器ですね。
選定理由は当時では貴重な「男だったからw」。ほんとに昔は男子部員がほとんどいませんでしたねw。
入部と同時に、「はい、じゃコレをお願い。」と渡された楽器がTubaでしたw。

でもどんな楽器でもやってみると楽しいもので。
吹奏楽もかなりハマりました。

ということで、私のお気に入りの吹奏楽曲を厳選して5曲、ご紹介します。
これらの曲目は今でもたまにYouTubeなどで聞いています。

吹奏楽の経験者であれば思わずニヤリとするような名曲ばかりです。どうぞお楽しみください!


マーチ「潮煙」

はい、いきなりマニアックですねw。
初っ端から吹奏楽していないと絶対分からないやつです。ゴメンなさい。

この曲は1993年の吹奏楽コンクールの課題曲のひとつです。
うん、一般の人が知ってるわけがないw。

で、1993年というと、まいけるはぴちぴちの高校1年生。(ぴちぴち…w)
つまり、私が吹奏楽を始めて、最初のコンクールの時の課題曲というわけです。

実は後から考えると、この年の課題曲はどれも秀逸の名曲ばかりだったと思います。こんなに名曲が集まっていた年も珍しかったのではないかと。

当時の吹奏楽コンクールの課題曲は数曲の中から選んで挑むことができました。
現在はこの課題曲制度が無くなったと風の噂(?)で聞きましたがほんとですか?(誰に聞いてるの?)

他の曲目は、「ターンブルマーチ」、「マーチ・エイプリル・メイ」、「スターパズル・マーチ」と、これまた名曲揃いです。
挑む課題曲を決める際に部員みんなでラジカセを囲み、デモテープを聞き入っていたのはいい思い出w。全部の曲がすごく良いので、当時の部長や先輩たちが唸っていたのを覚えています。

「潮煙」はこの4曲の中でもさらに頭一個飛び抜けていて、まず、マーチと言いつつ全くマーチに聞こえない!どういうことだw。
どちらかというと時代劇のテーマみたいな曲です。いうなれば「和風マーチ」w。

印象的なトランペットのメロディー「しおけむり〜!」(当時みんな歌ってた…w)から始まり、課題曲としてはありえない、ひとつひとつが相当の腕を必要とするソロのオンパレード。
攻めに攻めた課題曲でした。

良くも悪くも吹奏楽プレイヤーの印象に残りまくった名曲です。

ちなみに私の学校はこんな超高難易度の曲などできるはずもなく、ターンブルマーチで出場、見事に奨励賞でしたw。
奨励賞はいちばん下位の賞で、いわば参加賞です。

なんというオチ。

禿山の一夜

はい、お次はもうちょっと一般的な名曲をば。
と言っても、これも知ってる人は少ないかな?

これは怖い系の楽曲です。お化けや幽霊を見事に表現したフレーズがたくさん出てきます。夜に部屋を真っ暗にして聞くのが通の聞き方(?)です。間違いなくトイレに行けなくなりますw。

ただ、単に怖いというより「怖楽しい」って感じです。私の出てくるお化けのイメージは、ドラクエのゴーストやマリオのテレサですね。
ハロウィンなんかにぴったり。

怖い系楽曲といえばシューベルトの「魔王」が有名でしょうか。
ただ、「魔王」には歌詞があってリアルに怖いwのに対して、「禿山」は歌詞が無く交響音だけで綴られるため、それがかえって秀逸。

特に冒頭のお化け登場を表現する低音楽器のみの主旋律が良いです。サイコーです!
Tubaは普段、伴奏やリズム担当なので、滅多にないメロディーを演奏する時点でテンション爆上がりw。周りのバランスなんてお構いなしにぶちかまして、指揮者から怒られるのが一連のテンプレですw。

だってさー、たまには目立ちたいやーん?

楽曲は全体的に物語調になっているのも特徴です。夜から始まり、曲中お化けが大暴れして、曲の終盤では朝日が上ってお化けたちが退散。陽光が世界を照らすさまがフルート(ピッコロだったかも?)の美しいソロで綴られます。
ここがまた、秀逸!(秀逸しか言ってないやんw)

最後まで楽しめる楽曲です。

オリエント急行

殺人事件?…と思われたかもしれませんが、違います。映画じゃないのよ、曲なのよw。
うん、ポワロさんも確かに面白いけども!

こちらも名曲。そして、これも物語調です。

特筆すべきは、その「再現度」!!
まさに列車、そのまんまです。

出発の汽笛がちゃんと鳴ります。まずここで聞いている観客の反応が面白いw。
びっくりする人、ニヤリと笑う人、いろいろです。

そこからゆっくり列車は発車、まさにゴットン、ゴットンという感じから徐々にアッチェル(速くなる)がかかり、インテンポへ。

「しゅっぱーつ!」
と思わず叫んじゃいそうなスタートが楽しいです。

ほんとに演奏会場ごとどこかに行っている感覚になります。
曲調は基本的に明るく、まさに列車の旅という雰囲気で進みますが、途中天候不良に見舞われたりとドラマチックな展開もあり、観客を飽きさせません。

最後の到着もちゃんとリットをかけて曲も減速、やっぱり汽笛で終わります。

どこにも動いていないのに、列車で旅した気分になれる、見事な楽曲ですね。

大草原の歌

はい来た、問答無用の名曲。(全部名曲やないかw)

当時のコンクールでも、次に紹介するアルヴァマー序曲などと並んでよく、これを自由曲に選んで演奏する学校や楽団がたくさんいました。

この曲は曲中の変化がはっきりしていてメロディーもキレイなので、とても聞きやすい曲です。

冒頭はどこか悲しげで静かなテーマから始まります。ところが途中で一転、勇ましく力強いフレーズに変わり盛り上がっていきます。

ここの低音の伴奏が、すごくカッコよくて好きでした。

♪でん、でっでーでん、でっでーでん、でっでーでっでーんで♪

うん、でっででっで言ってもよく分かりませんねw。でもここがカッケーんだわ!

ギターでもベースでできそうなので、いつかやってみたいですね。
ええ、もちろんベースはやったことありませんがw。(そういえば妻が最近ベースを始めました。)

アルヴァマー序曲

さて、最後はこの曲です。

この曲は聞く、というよりもいまだに口ずさむことがあります。メロディーがとっても印象的。

実は吹奏楽界隈ではとある逸話があり、それでも有名な曲です。

もともとはこの曲、かなりゆったりとしたテンポの曲だったそうです。
作曲者のJ・バーンズは荘厳な、壮大なイメージでこの曲を作ったのですが、何故かこの曲が試奏されたときに、一拍160以上という超爆速wで演奏されてしまいました。

バーンズさんはこれに超激怒されたそうですが、その演奏があまりにもエキサイティングで躍動感たっぷりだったため、この「爆速アルヴァマー」が定着してしまったのです。
面白過ぎやろ。何この話w。

大学の時のお話ですが、コンクールなどの練習中にみんながちょっとダレた時、部長兼指揮者が、

「よし、爆速アルヴァマー!」

と突然コレを始める鬼儀式wがありました…。
ありえない速さで振られる指揮棒に、最後までついてこられた奴が勝ち、というシンプルなルールです。
いや、勝ったからなんやねん?って話ですが。
余計にみんな疲れるだけなんですが、みんなめちゃくちゃ笑います。
「ついてくるお前等もおかしい」なんて言われます。

でも、ヘタに怒られるよりも練習効果が抜群に上がるのは確かです。
やるなぁ、さすが部長w。

そんなヘンなエピソードも込みで、素晴らしい楽曲。吹奏楽をやめて20年以上も経つというのに、いまだに口をついて出てきますからね。

他にもいろいろ

今回は私の独断と偏見で5曲だけ紹介しましたが、他にも名曲はたくさんあります。

エル・カミーノ・レアル、エル・クンバンチェロ、序曲祝典、コパカバーナ、踊り明かそう……。
他にも映画音楽を吹奏楽アレンジしたものなども素敵でしたね。ムーン・リバーとか、定期演奏会の定番でした。

私の音楽の根っこはゲームBGMですが、もちろん吹奏楽時代の影響もかなり受けています。
いろんなジャンルの音楽に出会えたことは幸運としか言えません。

吹奏楽曲はYouTubeなどで簡単に聞けますので、チェックしてみてください!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。

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