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恐怖よりも、好奇心

恐怖よりも、好奇心

最近、エリザベス・ギルバートの『Big Magic』を読み返している。アーティストであるかどうかに関わらず、自分らしく生きたい人には必読の一冊だと思う。

この本に出会ったのは2020年の夏。コロナをきっかけに時間ができ、好きなものを見失っていた私は、いろんな趣味を試していた。その中で絵を描いてみた時、心が癒されるような感覚を久しぶりに感じた。それからは休日などに細々と絵を描く生活を続けていた。そ

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なぜ動物を描くのか

なぜ動物を描くのか

私は動物を見ると心が高まる。散歩中の犬とすれ違うとつい見てしまうし、野良猫と戯れるのも好き。旅先でも野生の動物がいたら見入ってしまう。この前死ぬまでにやりたいことリストを作ってみたら、その約半分は動物系だった(犬か猫を飼う、野生のイルカと泳ぐ、クジラを生で見る、など)。

この前も友人とお店に入った時、他のお客さんの犬と目が合って真っ先に引き寄せられた。一方の友人はあまり興味がないようだった。他に

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才能は借り物だとしたら

才能は借り物だとしたら

「食べて、祈って、恋をして」というエッセイはご存知でしょうか。ジュリア・ロバーツ主演の映画になるほどの世界的ベストセラーになり、欧米では多くの女性に人気を博したことで有名です。
その作家のエリザベス・ギルバートは、私の大好きな作家のひとり。エッセイ以外にも小説を何冊も書いたりと、とにかくすごい方なのですが、その方が数年前のTED Talkで面白いことを話されています。
それは、創造性は人間の中では

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なぜ絵を描くのか

なぜ絵を描くのか

こどもの頃にお絵描きをしていた方は多いと思います。こどもは想像力豊かで、自由に空想にふけって物語や世界をつくり、それにひたるのが上手。こどもの絵を見ていると、上手い下手なんて気にしていなくて、表現せざるを得ない、描くのが楽しくてしょうがない、というようなものすごいエネルギーを感じる。私にとって絵は、そんな子どもの心に戻れる場所だな、と思う

キャンバス一枚、紙一枚あれば、その中にテラリウムのような

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絵と仕事を両立させるルーティン

絵と仕事を両立させるルーティン

久しぶりの投稿になってしまいました。個展まであと20日。
作品もそろい、何とか形になりそうです。初めての展示なので緊張はありますが、自分の作品を直接見てもらえる貴重な機会なので、とても楽しみにしています!

よく知人や友人から「まだ仕事してるの?」と聞かれますが、もちろんです(笑)
フルタイムのイラストレーターにはなりたいのですが、去年絵を始めたばかりなので、いきなりそうなれるわけでもなく。。。今

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完璧主義を手放す

完璧主義を手放す

お久しぶりです。
コロナがなかなか収まりませんが、いかがお過ごしでしょうか?私は仕事や個展の準備で充実した毎日を送れています。

『絵を描き始めたきっかけ』(※記事)では、頑張りすぎて自分を見失ったことを書きました。そうなった原因は完璧主義だったからかな、と思います。周りの目を気にしすぎ、常に完璧を追い求め、失敗を恐れるあまり、本当の自分を出せなくなったのかな、と。

私の大好きな作家、Eliza

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絵を描きはじめたきっかけ

絵を描きはじめたきっかけ

絵を描きはじめたのは割と最近ですが、きっかけは昔まで遡ります。少し長くなるかと思います。

小さい頃私は物心ついた頃から絵を描いていました。
家中のコピー用紙に落書きしたり、ペンを使い切って怒られたり笑
母が絵本の読み聞かせをよくしてくれて、常に絵に囲まれていました。    

写真は幼稚園の頃に描いた絵です。『おだんごパン』という絵本のキャラクターを真似て描いたものになります。20年以上経った今

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