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何かを成し得ることが出来るのは

先日、夢の実現に失敗した人の話にこそ価値があるというお話しをさせていただきました。まだ、読まれていらっしゃらない方は是非、こちらも読んでみて下さい。

本日も、夢を叶えられなかった人のお話しです。

頑張れと言われるのが苦手

何かに挑戦しているときに、人から頑張ってと、言われることがあります。ですが、僕は頑張れと言われるのが凄く苦手なんです。そんなことは僕自身が一番分かっていることだし、どこか見放されてように感じるからです。だって、ただ頑張れと言われても、どう頑張ればよいのか分からないものです。お世辞にもならないのですから。

確かに、人が何か挑戦すると知ったときに、声をかける言葉は難しいものです。「頑張って」としか言いようがない気もします。

子供の頃に、何か上手くいかない僕に対して、母はよく言っていました。「もっと頑張りなさい。」それを聞いては、自分の頑張りが足りないのだと自覚するしかありませんでした。親戚のおじさんが頑張れと言うのは、あまり関りがないからまだ分かるのです。ですが、母に言われると、結局のところ、自分ひとりで努力しないといけないのかと思うと、孤独を感じるものでした。

それが、どうして良くなかったのかというと、そもそも、夢を叶えるというのは、自分ひとりでは、叶えられるものはないに等しいからです。必ずと言っていいほど、誰かの支えが必要なのです。夢に大きさのことは言うべきではありませんが、どんなに小さな夢だって、一人では困難なものになってしまうのです。

大人になって、ようやく僕は夢を持つことが出来ました。ただ、どうしても叶えたかったんですが、夢は叶いませんでした。その当時、僕は、自分の努力が足りなかったからだと自分を責めていました。諦めてしまった後は、僕にはやっぱり才能がなかったんだと、本気で思っていました。でも、努力の仕方が違っていたのです。夢を自分ひとりで叶えようとしていたことに

何かを成し得た人の言葉

今回のオリンピックもそうですが、何かに成功した人や成し得ることの出来た多くの人はこんなことを語っているのです。

「夢が実現できたのは、支えてくれた人たちのおかげです。」
「苦しい時も支えてくれる存在があったから。」
「この喜びを支えてくれた人たちと分かち合いたい。」

つまり、夢の実現や成功したのは、周りのおかげだと考えていることになります。その人の姿を見れば分ります。決して、お世辞でもなく本気でそう思っているのです。

もし、それが正しいとするのなら、僕が夢の実現が叶わなかったのは、周りの支えが足りなかったということになります。決して、僕自身の努力や才能が足りなかったからということではないのかもしれなかったのです。

こんな屁理屈のような思考に付き合わせてしまい、申し訳ないとは思うのですが、このズレを疑問を持つことでたくさんの気づきが得られたんです。

夢を叶えるには多くの人の支えが必要であることを知っておく

才能というのは、一種の後付けのようなもので、才能があるとかないとか、あまり考える必要がないものだということです。

何かを成し得るために、本当に必要なものは、周りの助けや支えだということです。

努力の点で言えば、足りなかったと言う部分は大きいと思います。ですが、自分のやりたいことの実現や夢を叶えるためには、周りの人に手助けしてもらう必要があるのです。幸せに生きることさえ、ひとりでは幸せに生きることは出来ません。誰かとの関わりの中で感じるものだと僕は考えています。そんな中で、その努力が足りなかったのです。例えば、人を全力で応援したり、人に感謝すること。あるいは、感謝の気持ちを人に伝える努力であったり。もちろん、自分の成長や目標達成のための努力は必要なものですが、覚悟を持って挑むことにも、大変重要な意味があるのです。覚悟を持って挑む姿に、人は魅入られて、手を差し伸べてくれるものだからです。

その反面、夢はひとりで叶えるものだと設定でいると、感謝の気持ちは薄れてしまいます。それに、周りの全ての人がライバルに見えてしまうのです。そこで、他人の才能や努力に嫉妬し、蹴落とそうとしたり、貶めようとしてしまうようになってしまうのです。それでは、孤独に陥ってしまい、何も成し得ることは出来なくなってしまいます。

大昔のときから、人は生きていくために、協力し合い共に手を取り合って生きてきたんです。それが社会となって今へと繋がっているのです。

想像ではありますが、太古の人たちが、自分達よりも大きな獲物を捕まようとしたときに、一人で挑もうとする人はいなかったはずです。必ず誰かと協力して挑んでいたはずなんです。そして、捕らえることができたときに、自分一人の才能だと言う人もまたいないはずなんです。仮にそんな人がいたとしたら、すぐに命を落としていたに違いありません。

夢を叶えるということ、何かを成し得るということも、同じことなのです。自分一人の力では、そもそも実現するものではないのです。そうだとしたら、自分が夢を叶えたいとか、何かを成し得たいというときに、自分がどうあるべきなのかをもう一度見直す必要があるのではないでしょうか。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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