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一番のストレスは何なのかを考える

嫌な出来事が起きたとき

今日は会社に行きたくない。今日は晩御飯作りたくない。家事もしたくない。そんな風に思ってしまうのは、誰もが経験しているものだと思います。そこから、どう考えて行動するかひとつで、強いストレスとなって感じてしまうことがあります。

僕が、過去に勤めていた会社は、非常に環境が悪く、スタッフを奴隷のように扱う会社でした。残業手当なんて、会社に大きな貢献もしていないのに、もっての外だとされていて、同じような考えで、休日も寝る時間も奪ってくるのでした。

僕は、そんな会社に4年も勤めていました。

毎日、毎日、売り上げをどうして作れないんだと、怒号を浴びせられるうちに、ある日、会社に向かう足が止まるようになったのです。どんなにいかないといけないと思っていても、足を前に出すことが出来ませんでした。でも、休む訳にはいきませんでした。だから、弱気な自分を否定しまくって、行きたくない気持ちを心の奥に無理やり押しやって隠し、自分を奮い立たせては、何とか会社に辿り着いていました。

そんな状態で仕事をするものだから、結果は当然のことながら、成果を出すことは出来ませんでした。だから、余計に会社のあたりもエスカレートしていくのでした。この時のストレスは、今の僕自身でも計り知れないものだったのです。過去の自分のことなのに、思い出させないように脳が記憶を消してしまうくらい、ストレスを感じていたのです。その後、どうなったのかは分かっています。自ら命は絶とうとするし、鬱にはなるし、散々なものでした。

こうした経験があったから、よく分かる気がします。何か目の前に問題が起きたとき、どう向き合うべきなのかということ。それは、中途半端に向き合うことこそ、自分に一番のストレスをかけてしまうものになってしまうのでした。

問題の向き合い方

問題に対して、100%向き合って解決に向かおうとするのか。自分には無理だと、完全に離れてしまうのか。両極端に思うかもしれないけれど、これしかないと考えています。嫌だ嫌だと言いながら、苦しいとか辛いと感じながら、自分は何の変化も起こさない。逃げもしないで、向き合いもしないでいること。実は、これが一番のストレスになるのです。この状態は身体をも蝕んでいくほどに危険な状態なのです。

厳しい言い方にはなってしまいましたが、嫌なことや問題と向き合うことに関しては、中途半端であってはいけないのです。過去の僕がそうであったから。

それを僕は学んだから、今の僕は自分を守ることが出来ています。

それから数年が経って、副業としてアルバイトしようとしたとき、あるチェーン店での面接のときに、すごく嫌な感じの嫌味を言われたように感じました。直感で、ここの会社はスタッフを大事にしない会社だと感じました。その時の僕は嫌だと感じたんです。だから、その面接のときに辞退しました。断る時は、多少の勇気がいりましたが、後悔はありませんでしたし、ストレスを感じることもありませんでした。

また、今度はコンビニでアルバイトした時に、そこで働くパートアルバイトのみんながみんな不平不満を言う状態でした。誰もが心地よく働く出来ないと、入ったばかりの僕でさえ、問題だらけの状態であると感じることができました。しかし、面接のときの店長の思いや優しさを感じていたので、僕も本気になって、向き合うと決めたのです。そこから、3年半もの間続けることが出来ました。最初は無理かもしれない、きつくてしんどかったけれど、工夫していくうちに楽しくなりました。そこで、自信も取り戻せました。やってみて本当に良かったと、心から思うし感謝でいっぱいです。

嫌なことを嫌だと言えるには

嫌なことって、最初は、モヤモヤとした違和感として感じるものです。多くの人は、このモヤモヤとした違和感を我慢することが出来るものだから、受け入れてしまうのです。何とか飲み込むことが出来るものだから、頑張ってしまうのです。

そこを見極めて降参していくことって、案外、生きて上で大事ではないかと思うのです。嫌なことを寄せ付けない生き方。それは、潔癖症のように思われるかもしれません。でも、その時こそ離れることが一番出来るものでもあります。後になればなるほど引けなくなってしまいます。

人は慣れる生き物です。対応できるようになってしまうのです。我慢していると、我慢することに慣れてしまい、我慢出来てしまうのです。心を麻痺させてでも。でも、それでは長くは続きません。出来れば、そうなる前に気づきたいものです。

その為には、僕はネガティブな自分が必要だと思うのです。ネガティブであることに対して、良くないとかダメな自分として捉えてしまいがちではあります。

でも、いつもいつもポジティブでいようとすることは、不可能なのです。だから、知らないうちにいっぱい自分に我慢させてしまうものだと思います。それは、自分を危険にさらしてしまうのです。

ネガティブな自分は、そんな危険を察知してくれて、止めてくれる役割を持っているのです。

だから、ネガティブな自分を受け入れることが大事であって、ちゃんとネガティブな自分の意見を聞いてあげる必要があると感じています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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