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憂鬱な時の過ごし方

憂鬱な気持ちって辛いよね

憂鬱な気持と向き合うことは、結構しんどいものです。近年になって分かったことですが、憂鬱な人にとって、時間はゆっくりと流れて、時には時間が止まったように感じることもあるそうです。それは、聞こえが良いように感じますが、本人からしたら、地獄のように感じるものであるかもしれません。

誰もが、有意義な人生を送りたい。幸せな人生を歩みたいといった、目的を持って生きています。そうしたものが、時には重く、呪縛のように感じて、精神的に疲弊してしまうのです。それが、憂鬱ではないかと思っています。

何気なく暮らしていたつもりなのに、心が乱れてくるというのか、いきなり人生の意味がないことに不安に感じるようになります。幸せに向かって、何の努力をしていないと思ってしまい焦りを感じはじめます。そうした空虚な時間を長く過ごすのですから、精神的にも体力的にも、疲弊してしまうものなのです。

憂鬱な気持ちの向き合い方

こうした時に、どう向き合うのか。どう過ごすのか。憂鬱な気持を喜んで受け入れるなんてことは、無茶苦茶な要求を呑むようなもので、出来ないものです。かと言って、憂鬱と向き合って闘えというものでもありません。

では、どうすれば良いのかと言うと、憂鬱になっている自分を受け入れるのです。歓迎もしなければ、敵視する訳でもありません。ただただ、認識すれば良いのです。

仕事や恋愛といった人間関係の中で失敗した経験や、虐げられたことや理不尽なことといった、自分の意志では、どうにも出来なかったことに対して憂鬱な気持ちになったのかもしれません。人生の岐路に立たされて、プレッシャーを感じてからかもしれません。そんな時に、自分をただの被害者にするのではなく、主体的に受容して承認するのです。

その為には、きちんとした原因を知ること。原因が何かわからないと、気持ちも思考も散財してしまうものです。確かに、これまで向き合わずに目を逸らしつづけたから、憂鬱な気持を引き込んでしまったのです。ですから、向き合うことに対して、ためらいを感じるのかもしれません。勇気が出ないかもしれません。

しかし、放っておくと、どんどん取り返しのつかないものになってしまいます。だから、原因を見つけようと試みるだけでも、憂鬱な気持ちを認識することに繋がります。きちんとした認識が出来るように原因を見つけるのです。

憂鬱な気持を少しでも和らげるように、努力をし続けることは必要なものなのです。

心の傷に蓋をする方法

しかし、もっと大切なことがあります。それは、心に蓋をすることです。

心に蓋をすることは良くないことだとか、やってはいけないことのように感じるかもしれません。しかし、こけて出来た擦り傷を負ってしまった時を想像してみて下さい。きちんと、消毒をし、他からの刺激を守るために絆創膏をはります。心の傷も同じではないかと思うのです。

僕は、過去にいじめられた経験があります。どんなに酷いことをされても、耐えられると過信していました。例え、どんなに憂鬱な気持ちになってもです。しかし、それは、耐えられるものではありませんでした。憂鬱な気持の中を、ずっと彷徨っているように、悩み続けてしまうってことは、傷が炎症を起こして、強い痛みを感じていても、ほったらかしにしている状態のようでした。

僕は心に何本も矢が突き刺さっていたのに、大丈夫な振りをしていたのです。すぐに、凄くしんどくなりました。ひとりになると、涙を止めることは出来ませんでした。

どんなに原因を探って見つけたとしても、解決策が分からない時だってあるものです。原因が分かっていたって、耐えられない時があります。人からしてみれば、何の大したこともないように感じるいかもしれません。でも、耐えられるかどうかなんて、誰かが決めることではありません。

辛いと感じている時は辛いのです。憂鬱な気持ちの時は憂鬱なのです。気にしないでいよう、忘れてしまおうとしても、頭の中からは消えることはないのです。大丈夫な振りをしても、誤魔化すことは出来ないのです。

それに気が付いた僕は、自分を誤魔化すのを辞めました。そして、無理やり心に蓋をしていたものを、幸せなことで蓋をするものだということを学びました。

理不尽なことを言われたら、大好きなロックバンドを聞いて、その声をかき消しました。それでも、憂鬱な気持になったら、飛び切りのオシャレをして、お出かけしてみました。好きや楽しいと感じたことを、色々試しました。そこで、やったこともないことも試しました。ゲームにスポーツにアウトドアに美術鑑賞や食べ歩きなど。好きなもので、憂鬱な気持の自分を埋め尽くしてあげようと。

僕らが憂鬱な気持ちに迫られたとき、その選択を生きるかどうかの脅迫のように感じないで欲しいのです。必死に眠れない夜を耐えないで欲しいのです。あなたがするべきことは、大好きな時間を過ごすこと。考えるべきことは、どうやって好きなことで時間を埋め尽くしてあげれるかどうか。ひとまず、それだけでいいんです。他に何もしなくていいものなのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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