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『残された時間には意味がある』

【レイニーのままで 消えゆく記憶】


■アメリカ/2017年
■監督:アルバート・アラール
■脚本:マリサ・カリン
■出演:デクリスタル・チャペル、ジェシカ・レシアほか

レズビアンカップルの片割れが、若年性アルツハイマーを患うというお話です。二つのことテーマにしている作品かと思いきや、ストーリーは大分アルツハイマーの部分にフォーカスしていました。

賞を受賞するほどの人気女優のレイニーでしたが、次第にセリフが覚えられない、人を覚えられないといった症状に悩まされるようになります。パートナーのエヴァと心療内科を訪れると若年性アルツハイマーと診断されます。レイニーはこの時49歳でした。エヴァはショックを受けますが、レイニーと最後まで一緒に過ごすことにします。

2人は衝突もするのですが、残された時間で何ができるのかを考え、話し合い、過ごしていきます。
全体的にゆったりとした映画でちょっと暗い感じがするのですが、2人の会話シーンは感動する場面が多かったです。
時間は有限なんだと改めて感じさせてくれる作品でした。


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【ファーザー】

■イギリス・フランス・アメリカ/2020年
■監督・脚本:フローリアン・ゼレール
■出演:アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマンほか

アンソニー・ホプキンスが二度目のアカデミー主演男優賞を受賞した作品です。タイトル通り「ファーザー」を演じての受賞でしたが、演技がすごくてこの年の主演男優の予想はアンソニー・ホプキンス一択でした!

80歳になったアンソニーは認知症の症状が出てきます。娘のアンはヘルパーを雇うことにするのですが、気難しいアンソニーはこれを受け入れません。症状は悪化していき、自分や周りの状況も認識できなくなっていきます。
アンも次第に疲弊していきます。

アンソニーの症状が進んでいくので、作中の中で何が現実軸なのか視聴者も分からなくなるような作りになっています。その為、頭を使いながら視聴することになります(;・∀・)
アンとアンソニーの親子の姿を描いており、アンの献身ぶりは泣けました。しかし、やっぱり一番の見所はアンソニーの演技でしたね(^o^)


<一言メモ>

記憶や、認知が次第にできなくなるといった作品は邦画でも洋画でもたくさんありますよね。どれも感動的なものばかりです(*^-^*)おススメある方教ええて下さい!






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