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「トロヤの苦難をディドンに語るアイネイアス」ピエール・ナルシス・ゲラン【ルーヴル美術館の名品150選】5

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ピエール・ナルシス・ゲラン作「トロヤの苦難をディドンに語るアイネイアス」、1815年、INV5184、2.92×3.90m、フランス絵画部門、ドゥノン翼

崩壊するトロヤを経ったアイネイアスは
北アフリカのカルタゴに漂着する。
遍歴を語るアイネイアス。
女王ディドンに愛が芽生えます。

◆アイネイアスのカルタゴ漂着◆

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