16.どんな食事法も通る道”カロリー”
こんにちは!がっきーです!
今回は、カロリーについてお話しします。
前回のおさらい
・含硫化合物もAMPKを刺激する
・代表的な食材
・調理法に注意する
ことについてお話ししました。
まだ読んでいない方はぜひこちらをチェックしてください。
正しい食事はアンチエイジングの最重要ポイント
適切な栄養を日々補給しなければ身体機能は
まともに働かずやがて筋肉や肌が衰えます。
近年、様々な食事法が提唱されていて
選ぶのが大変に思えるかもしれませんが、
アンチエイジングの観点から見れば
正しい食事法選びに悩む必要はありません。
なぜなら、様々な科学者ほぼ全員が等しく賛成する
唯一のポイントがあるからです。
"カロリーの質を高めよ"ということです。
カロリーの量ではなくクオリティにこだわる食事法
いずれの食事法もそれぞれ明確な違いを
強調していますが、
科学的な証拠をベースに考えると
どの手法もベースは重なり合っています。
本当に重要なのはカロリーの質なのです。
質の高い食事こそ唯一にして最高の食事法
現代の健康食の世界では一つの成分のみに
やり玉が上がりがちです。
逆もまたしかりで、特定の手法を過度に持ち上げがちです。
しかし、データを丹念に見ていけば
こういった考えが誤りなのは自明な話なのです。
そして、カロリーの質を抑えているからこそ
世に出回る食事法には意味があることを覚えておくと、
デマや流行りに流されずに済むはずです。
カロリーの質が高い食品には4つの共通点がある
カロリーの質が高い食事には4つの共通点があります。
1.満足度
どれだけ素早く満足度を与えてくれるか
2.栄養価
総カロリーの内、どれだけ豊富にビタミンやミネラル
必須脂肪酸、必須アミノ酸が含まれているか
3.吸収率
摂取したカロリーがどれだけのスピードで
体脂肪に変わるのか
4.効率性
摂取カロリーのうちどれだけの量が体脂肪に変わるのか
できるだけ1食あたりの満足度と栄養価が高く
体脂肪になりにくい食品ほど高品質となります。
カロリーの質が高い食品ランキング
せっかくなので、カロリーの質が高い食品をランキングで
見ていきたいと思います。
7位:加工食品、精製糖
カロリーが多いのに栄養がなく、
そのせいで満腹感を得られにくい傾向があります。
6位:穀類全般
基本的にほぼ糖質なので、
カロリーあたりの栄養価はどうしても低くなります。
5位:油、脂肪
1gあたりのカロリーが多いので満足度が低く、
体脂肪にも変わりやすいのが難点。
ただし、必須脂肪酸がないと体が機能しないので
絶対に摂取する必要があります。
4位:乳製品
タンパク質やビタミンが多いというメリットはありますが、
総カロリーに対して、
糖質と脂肪が多いため栄養と満足度の面で評価が下がります。
3位:フルーツ、高糖質な野菜
さつまいもやかぼちゃのように糖質の多い野菜やフルーツは
ポリフェノールが豊富で満腹度も問題ありませんが、
糖質が多い分だけ栄養価の評価は下がってしまいます。
2位:肉、魚、卵
肉類のタンパク質には満腹感を高める働きがあり、
同時に必須脂肪やビタミンも得られます。
しかし、育成環境によっての品質の差が大きいことが難点です。
1位:低糖質な野菜
ほうれん草やブロッコリー、キャベツといった緑系の野菜は
カロリーの質がトップの野菜群です。
食物繊維のおかげで満腹感も得やすく、
総カロリーあたりの栄養も豊富で4つの基準を全て満たしています。
カロリーの質が高い食事とは
カロリーの質が高い食事とは、煎じ詰めれば
加工食品を減らし、野菜をたくさん食べ
上等な肉や魚を厳選した食事のことです。
しかし、神は細部に宿るものです。
いかに良質な油を選ぶか、
いかに品質を落とさずに調理するか、
いかに肉や魚の有害物質を避けるか、
真にカロリーの質が高い食事とはこういった
細かいポイントの改善によって成り立つものなのです。
一見して常識のようなアドバイスでも
そこに小さな工夫と改善の積み重ねがなければ
全体として機能しないことを忘れないでください。
今回で、カロリーの気にするところを一つ理解できたと思います。
次回は三大栄養素の一つ”タンパク質”についてお話しします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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