人生豊か化コンテンツたち

最近、わたしをワクワクさせてくれるコンテンツが新たに見つかった。ひとつは漫画、そしてもうひとつは音楽だ。

まず漫画について。「ジョジョ」の愛称で有名な荒木飛呂彦作「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの面白さに衝撃を受けたのである。こんなに面白いコンテンツがあるなんて知らなかった、と早速第5部までの漫画を中古でまとめ買いし、同時にアニメの方も日々少しずつ視聴。ある程度アニメを視聴し終えたら漫画を読もうかと思っており、購入した作品たちは完全に大量の積読状態だけど、それもまた楽しい。年を重ねるごとに新しいものにチャレンジするのが億劫になっているぶん、楽しいと思えるものに出会えた喜びは大きい。特にジョジョは特徴的な絵柄というだけで、なんとなく避けていた作品だったのだけど、こうしてファンになった今はその色使いや線の美しさに惚れ惚れするほどである。楽しいものってまだまだあるんだ、と大変嬉しくなる出会いだった。

そして、ふたつめの音楽について。昨年、10年振りの再結成を宣言したDOPING PANDAの新曲が、10年前と変わらない勢いとサウンドを携えた素敵な楽曲だったのである。10年とは本当に長い月日で、この時間の経過により作品に変化があっても、ファンは何も言えない。ところがこのバンドは、これまでわたしたちが目撃してきた音楽の形を、寸分違わず10年前と地続きのような形で再び披露してくれたのだ。こんなに変わらないで活動再開してくれたバンドは、わたしにとって彼らが初めてかもしれない。
今回聴いた新曲は4月に発売される新EPの収録曲で、先んじて1曲のみ先行配信したとのこと。そしてこの新曲を聴いて、わたしはまた彼らを追いかけてみたくなった。（腰の重いわたしが、解散ライブにも駆けつけるくらいこのバンドが大好きだった）リリースを待ち侘びるワクワクや、新曲を聴くときめきと喜び、そういう気持ちをまた味わえるようになるんだと思うと、これから人生がさらに豊かに色づいていくみたいだ。

わたしの人生、まだまだ楽しいことがある。そんなふうに思ったふたつの出来事のはなしでした。