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経営者の誤解 【自分で解決しないといけない!と思い込んでいました】

この1年、経営者仲間との集まりや会食に参加する機会が増えました。

経営者が集まると、必ず話題に上がるのが人と組織に関する悩み!

✔︎ 期待していたメンバーに辞めたいと言われた
✔︎ 管理職や幹部が育たない
✔︎ トラブルが発生する前に報告が上がってこない
✔︎ 役職者同士のコミュニケーションが取れていない
✔︎ 従業員同士が対立している



など、書き出したらキリがありません!泣

参加メンバーが変わっても、団体が変わっても、経営者たちから同じような悩みが語られている。

そんな、人と組織に関する悩みを聞きながら、私の中に「違和感」が生まれているのを感じました。

「社長達、人と組織に関する悩みは、全部自分ひとりで解決しなきゃいけないと思ってない・・・?」

悩みを成長の種に変えるために!

本記事は、

「従業員のことで悩んでいない経営者はいないよね」
「あるある!うちも幹部同士の連携がうまくいってなくてさ」

なんてやりとりを繰り返してきたそこのあなた!

人と組織に関する問題を一人で抱えこんでいる経営者に向けてのメッセージです。
最後まで読んでいただくことで、あなたが仲間とともにより良い未来を創るために「プロの力を活用する」という選択肢が増えます。


組織の問題は一人で、頑張って解決しようとしなくて良い

果たして、これほど社内に多様な仕事が溢れている時代に、社長が「人と組織に関する悩みをすべて一人で解決しなきゃいけない」のでしょうか?

私はそうは思いません。

経営者であるあなたがすべき最も大切なこと!

それはあなたにしかできないことに力を注ぐことです。

お客様の幸せのために、あなたの知見を発揮し、経営者として決断していく。

ほんと、社長にしかできない仕事は山ほどありますよね。

社長にしかできない仕事に集中するために、人と組織に関することはプロの力をうまく使ってください!

エグゼクティブコーチングを上手に活用している経営者の声をご紹介します。

私のクライアントに起きた部下とのできごと

中井さんのエグゼクティブコーチングを受ける決断をしたのは、ビジョンを描き、会社の方向性を明確に示すことに自信が持てなかったからです。

たまたまセッションの直前に、幹部の山田さん(仮名)に退職の相談をされたことがあります。スケジュールも詰まっていたので、退職を告げられた時はゆっくり話もできず、悶々としたままZOOMにアクセスをしました。

すると、私の沈んだ顔を見た中井さんが「なんかありました・・・?」と声をかけてくれたんですよね。

本来のセッションの目的とはズレていると思いながらも、この一言をきっかけに山田さんへの怒りや不満、失望、そして自分に対する無力感などを吐き出し続けました。それはもうヘドロのように。笑

愚痴がひと段落した頃、中井さんに「社内で起こる人の問題を自分で解決できないなんて、ダメな経営者だと思っていませんか?」と言われたんです。

ドキッとしましたね。
心当たりがありすぎて、すぐに言葉が返せず、変な間が空きました。

ここまでクリアに言葉になっていなかったのですが、まさに「自分で解決しなきゃ」と、問題を抱え込んでいたんですよね。

従業員に関することは、社内で解決しなければいけない。

それが経営者のすべきことで、マネジメントだと思い込んでいました。

川原さん(仮名)会社経営・40代女性

経営者一人ひとり、強みは違います。その強みを活かし、組織を活性化させていくために、私はコーチングを提供しています。

川原さんの話しには、少し続きがあります。


▼セッションでの一幕▼

従業員のことで悩む川原さんに「どうしたいですか?」と、ド直球で質問を投げかけました。

すると、川原さんはこんな風に答えたのです。

「山田さんとちゃんと話したいです。本当は辞めないで欲しい・・・。でも、彼女に対する想いが強すぎて冷静に話せる気がしないし、何をどう伝えるべきか整理できていません」

当初のセッション予定を変更し、幹部の山田さんに何をどう伝えるのか、整理する時間を持ちました。

その中で整理された川原さんの思いは次の3つ。

  1.  会社を成長させていくために欠かせない大切な仲間だと思っている

  2.  自分からの情報共有が少ないせいで、他部署との連携がうまくいっていない。それを改善して、もっと活躍して欲しい

  3.  やりたいことがあっての退職なら応援する!

自分からの情報共有の少なさが引き金となり、山田さんが社内で孤立しかけていることに川原さんは気づいていました。

「このパターンに本人が気づき、解消されない限り転職をしても同じ壁にぶつかってしまう。だからこのタイミングで、山田さんにはこの問題にしっかり向き合ってほしい」

これが、川原さんに抱いている想いの核心にありました。
その核心を部下に伝えるのは誰だって怖いことですよね。

でも、川原さんは「山田さんのために伝える!」と決断し、すっきりとした顔でZOOMからログアウトされました。

エグゼクティブコーチ中井茉由子の想い

どんなに従業員との関係が良くても「社内では話せない」ことはゼロにはなりません。

同じ悩みを持つ経営者仲間に悩みを打ち明けることで、心が軽くなる気持ちもわかります。

でも、解決するわけではありません。

一人で悩みを抱え続けるのは苦しくありませんか?

私は人と組織の専門家であり、株式会社Vivid factorsの経営者でもあります。

専門家✖️経営者としてあなたの力になります!

本気で自身と組織に向き合う経営者のことを考え抜いたセッションを提供しています。

自身のリソースを最大限に活用したい!
自分の、そして仲間の可能性をもっと広げたい!

そう思うあなたと、話せる日を楽しみにしています。


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