上場企業からシードスタートアップの2号目社員として挑戦する理由
はじめまして。最近わんちゃんを迎え入れて、失いかけていた感情を取り戻しつつあるmatty(daigo.isamatsu)です!
転職からあっという間に3ヶ月が経過しました。濃密な時間を過ごしていますが、楽しく元気にやっております。
今回、30歳という節目に自身のキャリアに向き合い、転職をすることになったので、備忘の意味も込めてまとめてみようと思います。
初めてnoteを書くので、拙い文章になるかと思いますが、どうか最後まで読んでやってください。
サマリー
ざっくりこんなことをまとめています。
プレイドで人事として学んだこと
なぜシード期スタートアップへ転職したのか
30代のこれからの挑戦
このnoteは、以下のような方に向けて書きます。何かの参考になれば嬉しいです。
シード期スタートアップに興味がある方
大きな社会課題に挑戦したい方
30代以降のキャリアを考えている方
人事でキャリアを積むことを考えている方
人事キャリアのスタート
私自身、「テクノロジーを通して、新たな価値を見出し、社会を豊かにしていきたい」という漠然とした想いがあり、実際に価値をつくるエンジニア、価値をつくる仲間を増やすキャリアコンサルタントと手段を変えつつ、これまでIT業界に携わってきました。
これまで事業会社の経験がなかったことから「本当に価値として広げたい事業にDeep diveしたい」「顧客の価値を追求し続けられる組織づくりに貢献したい」という想いを抱き、当時、ご縁があったプレイドで事業会社人事のキャリアをスタートさせました。
当時、プレイドはあまり知られておらず、私もその1人でした。そんな中、入社を決めた理由は主に2つあります。
苦手なオンラインの体験を変えられる
学生時代、飲食店でアルバイトをしていた経験があるのですが「オフラインで人が提供する体験は最強だ」と考えていました。
双方向のコミュニケーションがあり、お客様の表情や声色、言動はもちろん、小さな動きにお客様の感情が見られ、それをヒントに何を提供してあげられるか?を考えられ、思いやりに溢れた空間を提供できます。
逆に、Webやアプリなどのオンライン体験はどちらかというと苦手でした。オンラインは、一方通行のコミュニケーションが多く、企業側がユーザに伝えたい情報を押し付けている印象を持っていました。
プレイドが開発する「KARTE」は、オンラインユーザの行動をリアルタイムに解析し、ユーザに合わせた最適な体験を提供する、というプロダクト。オンラインのユーザ行動データがあれば、「オフラインと同じような体験を提供できるのではないか」「ユーザとしての体験向上はもちろん、企業としても届けるべき人に情報・価値を提供ができる」とワクワクしたのを覚えています。「人」への向き合い方
転職活動をする中で、プレイド以外にも話を聞かせてもらいましたが、どの企業も採用に困っていて、人事を積極的に探していました。
その多くが「経営直下で仕事ができること」「採用人数が多く、やることがたくさんあること」を熱量高く伝えてくださったのですが、当時はあまりしっくりきていない自分がいました。
プレイドは、唯一、今まで入社してきたメンバーについて教えてくれました。メンバーのバックグラウンドや入社したことで新たなプロジェクトが始まったこと…
一人ひとりの個性を活かし、組織づくりをしている印象を受け、プロダクトや組織の考えに一貫性もあり、人の可能性を本気で信じている会社だと強く感じることができたのを覚えています。
これらの理由からこの事業にDeep diveして、強い組織づくりに関わっていきたいと決意し、プレイドに入社しました。
プレイドで人事として学んだこと
約4年間を過ごしたプレイドでは、組織全体としても70名から300名と急成長期に携わることができ、非常に刺激的で毎日が楽しかったです。
業務委託として入社しましたが、入社前後から刺激しかなかったです!笑
スタートアップは「崖の上から飛び降りながら、飛行機をつくるようなものだ」とよく言います。
飛行機をつくれたかは分かりませんが、飛び降りたことは間違いないです!笑
そんな刺激的なプレイドで学んだことは数え切れませんが、代表的なものを3つ。
人事の目的は、事業を成長させること
プレイドのコーポレート部門は「アクセラレーター」というチーム名で活動しています。事業メンバーのサポートという位置付けではなく、一事業メンバーとして、事業を加速させる仕組みづくりをミッションに置いている組織です。
一般的なコーポレート業務は、サポートという位置付けが多く、手段である「人」「環境」が目的になりがちな役割だと感じます。コーポレート担当者は、ホスピタリティ溢れる人が相対的に多く、強く意識しなければ、目的が目の前の人を助けることに向いてしまうことも少なくないと思います。
私もまだまだ至らない点はありますが、目的を事業成長に置き、考え続け、本来向き合うべき課題にトライし続けられた4年間だったと感じます。今後もこの視点を忘れずに、課題に向き合っていきます。相手の帽子をかぶって、物事を考える
「相手の帽子をかぶる」は、相手の視点に立つ、という例えです。
人事は、職業柄一番多くの職種と関わりがあると言っても過言ではないです。社員以外にも採用候補者やパートナー(エージェント)とのやりとりや体調、条件面等のセンシティブなやりとりも多く、個別最適したコミュニケーションが求められます。
人の行動データからいかに最適な体験を届けるか。向き合う相手が、何に困っていて、どんな体験を届けることがベストかを考える上で、常に相手の視点に立って考えることの重要性を学ぶことができました。
特にコロナ禍になってからは非同期コミュニケーションが増え、相手の状況が見えにくく、より細かな配慮が必要です。時代の流れに合わせ、最適なコミュニケーションの在り方を考え続けていくことは必要不可欠です。細部にこだわる
「神は細部に宿る」と、何度も師匠に叩き込まれました。
伝え方や言葉遣い、配慮など、少し意識をするだけで、一緒に仕事をする多くの人が気持ちよく働けると感じます。
人事は定常業務も多く、効率化が重視されがちです。スピードを上げることは大事ですが、クオリティを下げて良いことにはなりません。
業務の一つひとつにこだわり抜くことが、最終的なアウトプットのクオリティに差を生むと思います。
たまに、スカウト文やメールなどでテンプレートのまま、名前を「〇〇さん」と送っている人を見ると、昔の自分を見ているようで発狂しそうになります。速攻意識を変えましょう!笑
「当たり前だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的なことの積み重ねが最終的なパフォーマンスに繋がると信じ、今後も大事にしていきたいと考えています。
振り返ってみて入社当時は本当に未熟でしたが、そんな私と向き合ってくれた方々には感謝しかないです。そのおかげで、現在の自分があると思っています。
転職を考えたきっかけ
今年、30歳という節目を迎え、ライフステージに変化があったこともあり、あまり向き合ってこなかった自分自身と対話しようと思ったのが、一つのきっかけでした。
これまでは、事業の成長に繋がることをがむしゃらに取り組み、ちゃんとキャリアパスを描いてきたタイプではなかったです。この節目をきっかけにこれまでを振り返り、本当にやりたいことを考えようと思いました。
プレイドでの時間を振り返ると、人事としてグロース期、IPO前後の組織づくりや分社化など、様々な経験をすることができ、前述した通り、とても充実した日々を過ごせました。
一方で、それらを創り続けられたのは、初期から積み上げてきた核となるカルチャーや優秀なメンバーの存在が大きい、とも感じていました。入社当初から優秀なメンバーが揃っていて、良いカルチャーが創られていたな、と。
どうせなら少しでも若いうちに、これらをゼロから創り上げることの難しさを味わいたい。チャレンジしたい。自らの手でゼロから組織を創ってみたい。という想いが強くなっていたことに気づきました。
そして話を聞いていく中で、最終的に現職の「Resilire(レジリア)」へ転職を決めました。
シード期スタートアップ「Resilire」を選んだ理由
まず、簡単にResilireについて紹介させてください!
今までサプライチェーンに無縁だった私が、なぜResilireを選んだのか。主に4つの理由があります。
ビジョンへの共感
昨年、結婚をしたのですが、ライフステージの変化を機に自分が興味を持つ事業の方向性が変わってきている感覚がありました。
これまでは、自身の生活や身の回りの環境がより豊かになるものに興味があったのですが、結婚を機に、自分だけはなく身の回りの環境についても考えるようになり「次世代に何が残せるのか」といった考えが強くなっていることに気づきました。
Resilireのビジョンは「テクノロジーで持続可能な社会を創造する」。
次世代に少しでも良い社会を残してあげたい。つくりたいと考えている私にとって、実現したい方向性だと感じ、ビビッときたことを覚えています。事業の可能性
コロナウイルスが蔓延する中で、トイレットペーパーをはじめとする生活必需品の品薄、住宅や車を購入をした際の納期遅延など、自身の生活にも大きな影響がありました。これを読んでいる人の中にも少なからず、生活の中で影響があったのではないでしょうか。
これまで、日本の経済を支えてきた製造業。ここ近年で起こっている未曾有の事態への対応のように起こってから気づくのではなく、そのリスクをあらかじめ予想することは不可避です。その上でサプライチェーンマネジメントにおいて、まだまだ大きく変えられる余地があり、大きな社会インパクトを与えられるはずです。
大きな社会課題となっていながら、長い年月変化のない状況に危機感を覚え、次第に自分自身が変えていきたいという思いが募っていくとともにResilireが必要不可欠な存在になり得るポテンシャルも感じました。ゼロから組織を創れること
私は、Resilireの2号目社員でのオファーでした。
プロダクトは正式ローンチから1年が経ち、導入企業も出てきているタイミング。一方で、組織としては、ほぼ創業期という非常にスピードが求められる中で、ゼロから組織づくりに関わっていける、チャレンジングな環境に惹かれました。
代表の津田とプレイドの急成長を経験したことから創りたい組織や大事にしたいカルチャーについて話したのですが、お互いに描く組織像が似通っており、一緒に組織をつくっていけるイメージを持つことができたことも大きかったです。代表の魅力
代表の津田と知り合いだったの?とよく聞かれますが、面識は0で、for.Startupsさん経由で入社しました。
面談でも「津田はどんな人?」とよく聞かれますが、私は社名の由来にもなっている「レジリエンス力(回復力)が高い人間」と話しています。
津田は、学生起業家で、まだ26歳という若さでありながら、様々な失敗を経験し、それらを乗り越え、学びに変えてきた人間です。(詳しくはnoteへ)
個人的に好感を持てたのは、組織づくりで失敗した話。
人同士の問題なので、どちらが悪いということはないと思いますが、津田はこの経験を自責で捉え、学びに変えていた点が印象的でした。
失敗の要因として「自身が大事にする価値観や考えを言語化し、オープンに共有していなかったこと」と捉え、カルチャーの言語化やナレッジの蓄積、情報開示を積極的に取り組んでいることを赤裸々に話してくれました。
実際にnotionを見ましたが、社員1名の会社とは思えないほど、notionに情報が蓄積・整理され、魅力に感じました。
失敗から学びを得て、オープンに共有し、新たな挑戦を続ける姿勢からResilireもレジリエンスが高い組織をつくっていけると確信しました。
これらの理由からほぼ創業期に近い何も整っていないResilireに入社を決めました。
あるのは大きなポテンシャルを秘める事業の種と数名の仲間のみ。
これらを顧客の価値に還元できるかは自分たち次第なので、顧客にとことん向き合い続け、事業・組織を成長させて行きます。
30代になった現在、Resilireで挑戦したいこと
最後に、今後挑戦したいことを自身の備忘も含め、書いておきます。
ゼロから組織を創ることはあくまで序章で、その先に下記を実現していきたいと考えています。
Resillireを導入することで、生産者への製品供給に影響が出ない状況をつくる
国内外のユーザーに使ってもらえるプロダクトづくり
グローバル展開を実現する組織づくり
仲間がチャレンジし続けられる環境づくり
これらを実現するためには自分自身も数段ステップアップをしなければなりませんが、葛藤しながらも楽しみながら成長していきたいと思います!
最後に
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!
少しでも誰かの参考になっていたら幸いです。
そしてResilire(レジリア)では、社会の存続を脅かす様々なリスクに向き合い、持続可能な社会の実現に一緒に挑戦してくれる仲間を探しています!
次世代が安心して暮らせる社会づくりに共に挑戦しませんか?
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