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凛として生きるということ
悲しいかな、人生とは一度きりのもので、二度は繰り返せない
どんなに道端のドブに捨て去りたいような忌々しい過去があっても、今すぐ飛行機に乗って雲の上に逃げ出したいようなどうしようもない夜があっても
限られた一度きりの時間を生きていくしかないのである
それでも人というのは天邪鬼な生き物で
コンプレックスを抱えていたり、本当にやりたいことがあっても見栄や外聞に囚われて新しいことに挑戦できず尻込み
時に嘘は真よりも現実味を帯びる
「兄が結婚を考えている」
その事実を突きつけられたのは、行きつけの美容室でのことだった
僕ら兄弟は同じ美容室にお世話になっており、共通の美容師を通して情報が入ってくることは何回かあった
兄がこっそりハマっているゲームの話
会社での人間関係などなど
同時に僕が働いてるバイト先の話なんかも兄に流れているようで、「そういえばお兄ちゃんこんなこと言ってたよー」なんていう話もちょくちょくあった