他の人に比べたら、色々ギリギリでアメリカ大学院に合格してました。 アメリカ大学院合格までの道のり:最終まとめ編
これまで13編にも及ぶアメリカ大学院合格までの道のりを書いてきましたが、このnoteではまず、今までの記事の内容を簡潔にまとめます。
大学院留学に興味がある方は
"この記事から読み始めて"くれれば良いと思います。
そして、僕が大学院に合格し、準備を進めていく中で出会った大学院留学生の人たちと交流して思ったことや、留学に関する情報を見て思ったことを書きます。
タイトルにもあるように、僕は海外の大学院に留学しようとする大学生としては、結構レベルが低い点が多かったみたいです。そんな自分でもなんとか合格し、今まさに留学を始めようとしています。
海外の大学院に興味はあるけど、合格できる自信がない・経験のある知り合いがいないからよくわからない・何をしたらいいか分からないという方々に、僕の経験を少しでも身近に感じてもらい、今後の進路選択の役に立ててもらえたら良いなと思っています。
目次
「大学院合格までの道のり」の目次です。好きなタイミングで興味のある記事に気軽に飛んでもらえるように用意しました。今回の内容は目次の後に続きます。
アメリカ大学院合格までの道のり
・はじめに編
・決心編
・成績・GPA編
・英語テスト編
・英語教材編
・GRE編
・お金編
・出願編
・英文履歴書編
・推薦書編
・志望動機書編
・合格発表編
・進路決定・合格後の過ごし方編
・最終まとめ編
経歴まとめ
松井直輝 1997年9月生まれ
小中高と公立出身。
一浪後に自分の学力の限界を知り、筑波大学工学システム学類へ入学。
宇宙開発分野に興味有り。
入学時には既に他大学院(東大(←落ちたから)など)かアメリカ大学院進学を漠然と考えていた。
2年進学時に早期卒業可能圏内にいることを知り、必死で勉強して早期卒業の権利を得る。
3年進学時に、早期卒業との兼ね合いから、他大学院受験よりもアメリカ大学院受験の方が準備する時間があると思い、また留学に対する強い憧れからアメリカ大学院への出願を決める。
出願8ヶ月前くらいから、本格的にTOEFLの対策を始める。
英語のスコアが足切りになかなか届かず、ギリギリまで粘りなんとか達成。
ただ、英語スコアが奨学金の申請までには全く間に合わず、応募した奨学金も全て不採用。
11月ごろ指導教員や英語の先生などにアドバイスをもらいつつ出願書類を作成。
12月に有人宇宙開発の研究が行われているコロラド大学ボルダー校 (CU Boulder) とカリフォルニア大学デイビス校 (UC Davis) の2校にだけ出願
3月下旬に2校とも合格
筑波大学早期卒業
8月にCU Boulderへ進学予定
出願時のデータ
GPA 4.08/4.30 (4点満点換算だと"3.92/4.00")
TOEFL "85点" (出願校の足切りが83)
GRE
Verbal 138, Quantitative ”168”, Writing 3.0
・インターン経験なし
・研究経験は卒業研究以外なし
・奨学金なし
・バイト経験は様々あり
以上が、今までnoteで書いてきた「アメリカ大学院合格までの道のり」の超圧縮バージョンです。
以下は、僕が出願までの間や、合格後に、海外大学院に留学している or これから留学する 色々な人の話を聞いて、思ったことを書きます。
主に、『自分がへなちょこなステータスでよく受かったなぁ、よかったなぁ、頑張ればみんなきっとなんとかなるよ』というお話です。
海外大学院の情報交換
色々な人との出会い
アメリカ大学院に進学が決まった頃に、ツイッター(@MatsuikoaN)で探して既に同じ大学院に進学してる人にコンタクトを取ったりしてみました。
元々は直接の知り合いでアメリカ大学院に留学してる人がいなかったので、色々とアドバイスをもらえてとても助かっています。
皆さんも、同じ大学出身だったり、目指している大学にいる人にコンタクトを取ってみるのも良いかもしれません。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」だと思うので!
それ以外にも同じタイミングで大学院に留学する人達のグループができ、その中でオンラインミーティングをしたり、情報共有をしたりしています。
留学情報サイト
また、最近できたらしい『XPLANE』というとても素晴らしい「海外大学院留学総合情報サイト」に、これまたツイッター(@XPLANE_RYUGAKU)で出会いました。
大学院留学の初歩的な情報から、なかなか知る事ができないとても貴重な情報までまとまっているので、大学院留学を考えている方は是非参考にしてみてください。
また、大学院留学している人と、これから留学したい人が情報交換をできるSlackのグループもあるので、興味がある方はチェックしてみてください。僕も最近参加させて頂きました。
大学院留学に関する色々な情報を得て思った事
色々な人と出会って
合格をもらってから、自分と同じように海外留学する人や、海外留学している人と(対面ではないけど)出会い、
そこで思ったのは
『みんなすげぇ』
です。
既にちゃんとした留学経験があったり、研究を超バリバリやってたり、アメリカの学部卒だったり、バンバンインターンやってたり...
僕も勉強こそはちゃんとしてましたが、「すごいだろ!」と言えるような経験はほぼなく(バドミントンで中学校の時に千葉県優勝した事あるくらい(笑))
大学でもサークルはバドミントン同好会だけに入り、たまに友達と筋トレしたりして、のほほん(?)と過ごしていた自分とは、全く違う人ばっかりでした。たぶん。
なんか、圧倒されてしまいました。
僕の所属していた筑波大学工学システム学類では80〜90%の人がそのまま筑波の大学院に進みます。そういった右へならえの感じが嫌だったから、海外大学院を受けてみたという部分もあるのですが、そんな僕よりも意識が高い人ばかりでした。(もちろん、有人宇宙開発を勉強したいというのが最大の動機ですが。)
でも、現に、僕みたいな緩めの考えの人でも合格してるので、重く考えすぎずに海外大学院の出願にチャレンジしてみるのは良いかもしれません!
留学情報サイトを見て
XPLANEも含め、色んな留学経験者のブログなどの情報を見てきました。
そこで思ったのは、
『みんなすげぇ』
です。
XPLANEには100人前後の大学院留学生のGPAやTOEFL、GREのデータから得たグラフでわかりやすく載っています。
GPAだけは高かったので、グラフ内でも一番高いグループでした。
でもそれ以外は、ほとんどが下から数えてすぐのグループでした。
TOEFLなんて、(スコアがない人を除いて)下から5%以内のグループに入っていました。
奨学金の有無は大学院が出願者を判断する材料となる(要するに、持ってると良い)とよく言われますが、僕は出願時はもちろん、今の所持っていません...。XPLANEのサイトをみると約6割の方が出願時には奨学金を持っていたみたいです。
自分、よく出願して、よく合格したなぁと思います。もしかしたら、僕くらいのスコアの人間でも、普通は受かるけど、日本から出願する人が全然いないだけなのかもしれません。
こういった留学情報サイトが、僕の出願の時期にあったら便利だっただろうなぁと思うと同時に、みんな凄すぎて怖気付いちゃったかもしれないなぁとも思うのです。
何が言いたいか
以上のように、大学院留学生の中ではへっぽこな僕でも、合格しました。
なので、大学院留学に興味があって、でも自分がへっぽこだと思っている人がいても、安心して欲しいです。
もしかしたら、周りはすごい人ばかりかもしれませんが、合格するかは出願してみないと分からないのです。
不安要素としては、お金の問題があります。ローン(借りるタイプ)を上手く使ったり、奨学金を応募してなんとかします!しましょう。
20歳くらいで借金をするのは怖いと思います(僕は怖いです)が、将来、働くようになれば、プラスになって返ってくるだろうという算段です。今の熱意を持った自分の時間は返ってきません。
後悔のない選択をしたいものです。
アドバイス
英語の勉強
取り掛かるのは早いに越したことはありません。僕みたいに純日本人の人は頑張らないとですね。
早くから英語の高スコアがあると、奨学金がもらえやすく、合格ももらいやすいという好循環がうまれるかも。
強みを持つ
何か、自分の強みを持つと良いと思います。僕の場合はGPAが高いとか、早期卒業くらいです。(浪人したけどね!)
僕以外に早期卒業して大学院留学するって人に会ったことないので、会って色々話してみたいです。
僕の友達で大学院留学を考えている人は、3年生の頃から研究室に入って研究を初め、大学院出願時の強みにすると言っていました。すごいなぁと思いました。
何か突出したものは無いけど、全部が割とそこそこ出来る ってのも、考えようによっては強みなんじゃないかなぁと僕は思ったりするのです。
せっかくなら一度きりの人生、面白く・楽しくしたいですね。
おわり
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。これにて、アメリカ大学院合格までの道のりも終わりです。少しでも頑張ろうって思えた人がいたら、それだけで嬉しいです。
気軽にコメントやTwitterでのDMなどもしちゃって下さい。ありがとうございました。バーイ!
P.S. 「noteたまに見てるよ」って言ってくれる友達や、英語や留学について聞いてくれる友達・初めましての人が多くて嬉しいです!ありがとうございます。
追記
YouTubeチャンネル始めました、是非ご覧ください!
僕はnoteをここまで読んでいもらえただけで、とてもとっても嬉しいです! サポートが頂けたら、今現在在籍中のコロラド大学ボルダー校での大学院留学の資金にさせていただきます🇺🇸応援ありがとうございます💪🏼🚀