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アメリカ大学院合格までの道のり : お金編

アメリカ大学院に留学するために費用はどれくらいかかるのか

そして、その費用の内訳、海外留学の奨学金について、僕がどうやって費用を賄っていくつもりなの

をお伝えします。

僕のありのままの状態を踏まえた見積もりを書くので、アメリカ大学院留学する人にはこんな人もいるんだな、費用は大体このくらいかかるのだな、と参考にして頂きたいです。

アメリカ大学院留学にかかる費用

ここでは、僕が実際に出願した2校 (コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)、カリフォルニア大学デイビス校(UC Davis)) を例にお話しします。


まずは留学以前にかかるお金です。

それは主に、英語テスト(僕の場合はTOEFL)費用GRE費用出願費用です。


英語テスト費用(TOEFL)

まず教材費用です。英語教材編で述べたようなTOEFL教材はどれも大体1500〜3500円くらいします。

おそらく1冊で完結というわけにはなかなか行かないので、英語教材だけでも2万円くらいはかかってしまうと思います。


そして、試験を受けるのにもかなりのお金がかかります。

本を中古で買ったり、YouTubeやお試し期間などの無料の教材を利用して節約しましたが、それでもある程度はかかってしまいます。

TOEFLの場合、1回235ドルなので、僕の場合4回受けて約10万円です。

中には自分が望んだスコアを出すために、もっとたくさん受験される方もいます。(僕ももっと点数をあげられればよかったのですが、出願まで時期がギリギリだったということもあり、4回だけでした。)

とりあえず、英語テスト自体の費用は10万円としておきましょう。


加えて、スコア送付費用がかかります。

TOEFLはテストの申し込みをするときに、スコア情報を無料で送る4つの機関(大学)を選ぶ事ができるのですが、テストを受けた後に、「やっぱり〇〇大学にも出願したいから、スコア送らなきゃ」ってなった時は余計にお金を払って公式なスコアをETSから送ってもらわなければなりません。

(自分で確認できるスコア表などを大学に直接送っても、基本は受け付けてもらえません。)

キャンセルする時も、日程変更する時もお金かかるし、何するにしてもとことんお金がかかります。なので、TOEFLやGREを受ける前にスコアを無料で送る4校はしっかりと決めなければなりません。

TOEFL1通追加につき20ドルかかります。

そもそも4校以上に出願する方は必ずお金がかかってしまいますし、4校入力したけど他を受けたいってなってもお金がかかってしまします。

僕は2校しか受けなかったのに、出願校をはっきり決めていなかったので、1通だけ追加で送ることになりました。

英語テスト費用

教材 2万 + テスト 10万 + スコア送付 0.5万 = "12.5万円"


GRE費用

GRE教材費がかかります。僕の場合、TOEFLほど力を入れていなかったので、1万円ほどで見積もります。

GREの受験費用はTOEFLよりは少し安く、1回205ドルです。

僕は結果的には1回しか受けなかったのですが、2回は受ける予定だったので、GREテスト自体の費用は約4万円とします。


スコア送付費用

GREの場合はテストを受けた後に無料でスコアを送付する4校を選択します。追加で申し込む場合は1通につき27ドルです。

こちらも僕は1通だけ追加で送りました。

GRE費用

教材 1万円 + テスト 4万円 + スコア送付 0.5万 = "5.5万円"


出願費用

日本の大学でもそうですが、出願する(入試を受ける)のにもお金がかかります。Application Feeと言うみたいです。

2校の出願費用はそれぞれ以下の様です。

CU Boulder ・・80ドル
UC Davis・・・ 140ドル

大学によって多少のばらつきはある様ですが、大体1万円前後だと思います。僕は2校しか受けなかったのですが、ある方の話によると、8〜10校くらい出したりするもんらしい(?)です。出願校数については別の記事で書くつもりです。

2校は少ないかもしれません。4校くらいに出願したとして、5万円程度かかるとします。

出願費用 "5万円"


大学に出願する時、提出が必要な志望動機書・エッセイ(作文)があるのですが、その英文をインターネット上でネイティブの人にお金を払って校正してもらうと、それだけでも数千から1万円くらいかかってしまう様です。

僕の場合はあらゆる手段を駆使して、インターネットでの英文校正は利用せずに済んだのですが、そのことについても別記事で書きます。


以上、出願するまでだけで、ざっと見積もって

出願までの費用

英語テスト 12.5万 + GRE 5.5万 + 出願 5万 = "23万円"

元々の英語力や出願校数にかなり左右されると思いますが、出願前だけでもこのくらいのお金がかかってしまいます。ただ、受験のために大学に赴く必要はないので、そういった移動費はかかりません。

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授業料

アメリカは公立の大学であろうと、授業料が高いです。

地元の学生に対しては比較的安くても、留学生はビックリするくらい高かったりします。

僕が出願した2校の1年間の学費は次の様です。

CU Boulder ・・37746ドル (約400万円)
UC Davis・・・ 28700ドル (約300万円)

日本の国立大学が約54万円なので、7倍くらいありました。頭が痛くなってきました。

授業料 "400万円"


生活費など

日本でも生活費はかかりますが、それに加えて飛行機代、保険料、高い教科書代などがかかってしまいます。

CU Boulderからは授業料以外で23000ドルくらい見積もっておけと言われています。

約250万円です。

生活費など "250万円"

よって、留学にかかる費用は1年間だけで、

留学1年でかかる費用

授業料 400万 + 生活費 250万 = "650万円"

となります。

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奨学金

アメリカ大学院の高い授業料を払うのを助けてくれるのが、奨学金です。

奨学金は金額や給付期間、併給の可否など様々ですが、まず僕が応募してきたものについて、それぞれ軽めの感想と共に書いていこうと思います。

村田海外留学奨学会

支給内容 往復旅費・生活費・学費 など実費 (金額は決まってない)
期間   2年間
採用人数 2〜4名
英語   二次選考で独自試験

多くの奨学金はTOEFLやIELTSのスコアを選考基準に用いるのですが、この奨学金は一次選考を通過した人に対して独自の語学試験を実施している模様です。

学部、修士、博士、准教授や助教授などもひっくるめて4人までなので、かなり狭き門な気がします。

不採択でした😢


伊藤国際教育交流財団 日本人奨学金

支給内容 生活費 月額US1500~2000ドル相当の円貨
     学費 実費(年間300万円以内)
     往復旅費 実費
期間   原則2年以内
採用人数 10名程度
英語   スコア提出は必要だが、足切りなし

今までの研究内容or勉強してきたことについて、
パソコンにてA4用紙に2,000字程度(1,500~2,500字)の日本語でまとめて下さい。

留学先での研究テーマについて、
英語:パソコンで、A4用紙5枚程度(1,500~2,000words)にまとめて下さい。

というのが出願プロセスにあって、まだ英語の願書の書き方とかもさっぱりわからなかった私には地獄でした。余裕を持って取り組みたいです。

不採択でした😢😢


大真奨学金

支給内容 1年間の学費の一部(金額は決まってない)
期間   1年間
採用人数 1〜数名
英語   TOEFL iBT 80以上、IELTS 6.5以上

先生からの推薦書に加えて、自分のことをよく知っている友人・知人に推薦書を書いてもらうという仕組みがあり、特徴的だと思いました。

推薦書を書いてくれた大学の友達、茂、ありがとう。

不採択でした😢😢😢


米日カウンシル 渡邉利三寄付奨学金

支給内容 奨学金の平均は約11,000ドル (事前には決まっていない)
期間   最大1年間
採用人数 日本人は20名ほど
英語   なし

エッセイをいくつも書いたり、実際に留学にかかるお金を算出して書類を提出したりと、なかなかややこしかったですが、自分の留学について見直す機会にもなり、よかったです。

結果待ちです🥺


本庄国際奨学財団 海外留学日本人大学院生奨学金

支給内容・期間 (下記のいずれか)
 (1)月額20万円を1〜2年間
 (2) 月額18万円を3年間
 (3) 月額15万円を4〜5年間
採用人数 3〜5名
英語   なし ただし、応募時に大学院の合額証明書を提出

この奨学金は合格をもらった後に応募するタイプです。なので、募集期間も合格が出る後に設定されています。

申請途中です🥺🥺


重田教育財団 海外留学奨学金

支給内容 月額20万
期間   2年間
採用人数 6名
英語   TOEFL iBT、IELTS のスコアなど (足切りはなし)

こちらも合格をもらった後に応募するタイプです。

申請途中です🥺🥺🥺


フルブライトジャパン 大学院留学プログラム

支給内容・期間
 1年目   授業料は40,000ドルを上限。生活費、家賃等も別途支給
 2年目   授業料、生活費等すべて含め25,000ドルまで
採用人数 約20名
英語   TOEFL iBT 80以上、IELTS 6.0以上

こちらも合格をもらった後に応募するタイプです。手厚いですね。

よく見てみたら、工学系の分野は対象でなく、人文・社会科学、学際的な学問分野が対象でした🥺🥺🥺🥺


以上が申請済、申請中の奨学金情報です。

今のところ、一つももらえてないので、かなりまずい状況です。(助けてください)

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以上に加えて、有名なものを軽く挙げておきます。

日本学生支援機構(JAASSO) 海外留学支援制度(大学院学位取得型)

かなり手厚いですが、TOEFL iBTで100点以上をかなり早い段階で取らなければならず、ダメでした。

この奨学金の存在を知って、『これならお金持ちじゃない自分でも海外留学できるかも』と出願に向けて動き出したわけですが、英語力が足りず応募できないという始末でした....


トビタテ!留学JAPAN

こちらの奨学金は2年間に及ぶような留学は支援していなかったので、関係なかった気がします。


College Women’s Association of Japan

詳しくは知りませんが、女性専用の奨学金もあるみたいです!


以上のような奨学金の他にも、英語力が足りずに応募さえできなかったものが多々あります。自分が悪いです。

なので、留学を考えている方は、いち早く英語で高スコアを取れるように頑張って欲しいです!

TOEFL iBTで80はないと厳しいです。100あればおそらく無敵です。

ちなみに、英語テスト編でも書きましたが、僕は85です....。しかも、アメリカ大学院出願ギリギリで取ったので、その頃には応募を締め切っていたものが多かったです。


奨学金 ±0円 (むしろマイナス)
:奨学金などの情報は、随時更新されますので、利用を考えている方は、最新のものをお調べくださいませ!

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どうやって費用を賄っていくつもりなのか

アメリカの高額な授業料をどうやって払っていくつもりなのか話します

ローン

上記の奨学金は全て給付型(スカラーシップ:Scholarship)です。

でも、貸与型(ローン:loan)なら申請も通りやすく、利子もそこまで大きくないので、申請しました。🥺🥺🥺🥺🥺

日本学生支援機構(JAASSO) 第二種奨学金(海外)(大学院学位取得型)

金額は月額15万円までです。単純計算して2年間で360万円です。

22歳にして、大学院を卒業していきなり400万円の借金を背負う覚悟をしたわけです。胃が痛くなってきました。


TA・RA

アメリカの大学院にはTeaching Assistant (TA)とResearching Assistant (RA)という制度があります。

簡単に言えば、TAは授業のお手伝いをしてお給料をもらう。

RAは研究をしてお給料をもらう。というものです。

修士課程の学生はRAをもらうのは難しく、教授にポジションがないか連絡をしたりしているところです。

TAについてもポジションがないか聞いているところですが、仕組みをよくわかっていないので、今後深く調べていきます。

今のところ、のぞみうすいです。🥺🥺🥺🥺🥺🥺


家族に助けてもらう

これは最後の手段です。

ですが、今のところ、奨学金は一つも採択されておりません。推薦書を書いてくださった先生、茂、ごめんなさい。

親に助けてもらう事になってしまうかもしれません。ごめんなさい。ありがとうございます。働くようになってから返します!


まとめ

このままだと、今まで計算してきたように、1年間で約650万円(この状況が続いてしまったら2年間で1300万円)を払わなければなりません

このことを出願する頃に考えた時、かなり迷いました。今でも考えると食欲が無くなって来ます...。

でもチャレンジすることで、何か良いことが起こると思ってここまで来ました。

これからも応募可能な奨学金もまだあるので、引き続き、頑張って応募し、英語の勉強も続けていこうと思います。

申請中の奨学金の情報を書くことで、ライバルが増えてしまうかもしれないとも考えたのですが、将来留学を考えている方の力に成れたらいいなと思って、えいやっ と書きました。

こんな長文をここまで読んでくださり、ありがとうございました!

バーイ!

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僕はnoteをここまで読んでいもらえただけで、とてもとっても嬉しいです! サポートが頂けたら、今現在在籍中のコロラド大学ボルダー校での大学院留学の資金にさせていただきます🇺🇸応援ありがとうございます💪🏼🚀