foreverkid_松原政夫

大阪市在住。57歳。男。コピーライターとして、デザイン事務所、広告制作会社、広告代理店…

foreverkid_松原政夫

大阪市在住。57歳。男。コピーライターとして、デザイン事務所、広告制作会社、広告代理店などをいくつか渡り歩き、現在はフリーランス。一児(15歳・男子)の父ではあるが、『永遠のこども=forever kid』であり続けたいという想いを胸に抱いて生きる。

最近の記事

また昇るために、陽は沈む。

あやうく1記事も投稿せぬまま2月が終わりそうだったが。うるう年のおかげで、うるう日にアップすることができる。大変なこと続きだったもので、今月は書くどころか、あまりnoteを開いて見ることも少なかった。反省です。 はてさて、そんな沈んだ気持ちのせいか。あるいは、ただ歳をとったからなのか。散歩からの帰りに、この夕陽を見て、うるっときた。で、その時に浮かんだのが、この言葉。「また昇るために、陽は沈む。」そう、また昇ればえぇやん!ほんの少しだけだが、気が楽になった。 コンクリート

    • トイレ看板と会議の意外な(?)関係。

      朝食後、散歩に出かけるのが毎日のルーティンだ。散歩から帰ってきたら、ノートパソコンを開く、立ち上げる。雨の日も、土砂降りじゃない限り、傘をさして歩く。コースはいくつかある。川沿い。公園。神社。住宅街。日によって、気分によって変える。とは言っても、いちばん多いのは、自宅~住吉公園~住吉大社~自宅だ。ちょうどいい距離感。季節によってさまざまな彩りを見せる花々。神恩感謝。ご利益(?)。 そして今日も、いちばんの散歩コースへ。天気は悪くないが、冷たい北風がピューピュー吹き荒れてる。わ

      • 小泉進次郎氏のおかげ(!?)で、ちょいバズった河合塾「駅看板」のコピー。

        2017年春。競合コンペに勝ったおかげで、河合塾 近畿エリアの広告を担当することになった。2018年の春に開校する「河合塾 神戸三宮校」。そのキャンペーンは、漫画『ちはやふる』に登場するキャラクターたちを使い、交通広告を中心に、関西のあちこちで大々的に展開された。残念ながら、そちらのビジュアルは、著作権の兼ね合いもあり、ここには載せられない。とは言っても、「河合塾 ちはやふる」でググれば、見ることができます。関西では少なからず話題になり、多くの方がポスターなどを撮影し、SNS

        • 広告ネタって、そういうことかよっ!?

          …というツッコミはあろうか…と思いますが。本日は、妻が運営しているオンラインショップの広告…というか、宣伝です(苦笑)。 地元Love! 珊瑚Love! 夫のことは…???|foreverkid_松原政夫 (note.com) ずいぶん前、こんな記事↑を投稿しました(もし、よろしければ、お読みください)。高知出身の妻が、地元の名産である珊瑚のアクセサリーのオンラインショップを、baseでやっています。2024年1月5日、そのショップが3周年を迎えましたので、ご紹介です。(

        また昇るために、陽は沈む。

          2024年 三ネタ 小ネタ 三が日

          メガネ、メガネ…ワシの老眼鏡はどこへ⁉ → 初笑い! 2023年最後の日、大晦日から老眼鏡が行方不明になっていた。そう、あのウサギ珍事件の翌日からだ。たいがい、家のどこかに置いたままにしていて、やっぱり、ここかぁ…で済むことが多いのだが。デスク。あの棚。積まれた本の上。台所。洗面台。トイレ。冷蔵庫(一度だけ、なぜかは思い出せないけど、何かを片付けるタイミングに一緒に入れちゃったんでしょうね)。思い当たる場所…これまで置きっぱなしにしていたことがある場所を探してみたが……ない

          2024年 三ネタ 小ネタ 三が日

          もう、卯年も終わろうかという年の瀬に遭遇したウサギ珍事件。

          2023年12月30日。今年最後の請求書と、年明け一発目の打ち合わせ日程をメールして、やっとこさ仕事納め。天気も良く、年の瀬というのに、まったく寒くないので、気分転換の散歩へ。住吉公園~住吉大社のコースも悪くはないが。初詣もあることだし、別コースへ。住吉川~住之江公園を選んだ。春になれば桜並木が満開に。夏は、息子が小学生の頃、よくプールへ通った道だ。途中にあるコンビニで缶チューハイを買い、ベンチに座って一杯。シュポッ&ゴクゴクゴクで、今年を振り返ってみたりして。帰りは、橋を渡

          もう、卯年も終わろうかという年の瀬に遭遇したウサギ珍事件。

          公園のベンチに座ろうとしたら…

          公園が好きで。家の近所。打ち合わせ先の近く。移動中に見つけて。ボーっとしたり。アイデアを考えたり。ランチを食べたり。コーヒー飲んだり。たまに、お酒もいただいたり。そういう時、もちろんベンチに座るんですが…おかしなことが続いたんですよ…知り合いのデザイン事務所のすぐそばにある、同じ公園で。ま、見てやってください。 2023.07.26 それは、セミの抜け殻集団から始まった クソ暑い夏の日だった。打ち合わせ前。コンビニでアイスコーヒーを買い。自分で考えたコピーを読み直すために

          公園のベンチに座ろうとしたら…

          かつて“サラ金”の広告を担当した男が、のちに“過払い請求”の広告にも携わり、そのCMに声だけだが出演したハナシ。

          まさか、ジーコに会える!?は、夢に終わったが…。 あれは、バブル崩壊後…だっただろうか。消費者金融の無人契約機が街にあふれだした頃。当時、小さなデザイン事務所ではあったが、パナソニックをはじめ、それなりにいい仕事をさせてもらっていた。ある代理店から、まだ極秘ですが、レイクの広告にジーコ(!)が出演するので、その新聞広告を制作してほしい!という依頼。えっ、ジーコに会えるの!?と思ったが、コピーライターの私だけでなく、ADもデザイナーも撮影には立ち会えず。テーマに沿って撮影され

          かつて“サラ金”の広告を担当した男が、のちに“過払い請求”の広告にも携わり、そのCMに声だけだが出演したハナシ。

          「機動戦士マクロス…なんか違うなぁ」

          2023年10月20日、金曜日。打ち合わせに向かう Osakametro 四つ橋線。隣りに座った男性が、誰に言うでもなく、ポツリとつぶやいた。私は読んでいた文庫本にしおりを挟むタイミングで、ちらっと男性の顔を覗いた。たぶん私と同世代ぐらいだろう。きっと、同じ時代に、同じアニメを見た世代。そして同じように、憶えているハズのことが思い出せない世代。 言ってあげたかった。「時空要塞ですよ!」と。男性は次の駅で降りた。彼はあの後、ググったのか?それとも、自分の脳だけで戦ったのだろう

          「機動戦士マクロス…なんか違うなぁ」

          1300年前。私のご先祖様は、どこで、何をしていたのだろう。

          はてさて。私のご先祖様は何人いるのか?まず、自分に父と母がいて、その父と母にも、それぞれ父と母がいて、そして、さらに、まだまだ…って計算していくと、倍の倍の倍…って感じで、増えていく。一世代を30年として計算すると、43世代前の730年(奈良時代)には「8,796,093,022,208人!」ってことに…。お~いっ!8兆って!?と、そりゃ誰だってツッコミたくなりますよね。いろんな資料のデータを見ても、奈良時代の日本の人口は450万人程度となっている。この矛盾は…………はい、そ

          1300年前。私のご先祖様は、どこで、何をしていたのだろう。

          2023年8月18日の金曜日。それは、ヒリヒリする2時間だった。

          京都からの帰り。京阪電車。17時。スマホが鳴った。 誰だろう?と画面を覗くと、ADのO氏からだった。「いま電車で移動中なので、電話に出られない」とLineしたところ、「チョー急ぎの仕事依頼です!なんとかお願いします!!」と返信があった。スケジュールを含め、詳しい内容を聞くために途中下車して電話した。クライアント、媒体、簡単なオリエン、つくろうとしているビジュアルイメージを確認し、最後にスケジュールを聞くと…今日の明日どころか、今日の今日だ。クライアントは土日でも見ます!と言

          2023年8月18日の金曜日。それは、ヒリヒリする2時間だった。

          空を見て、あれこれ想う。すなわち、これ、空想。

          空を見上げるのが好きだ。田舎にいた頃は、特に夜空。街灯も少なく、中でも実家は村一番の山奥。「奥の谷」と呼ばれる場所だった。いわゆる光害がない。夏の夜、よく屋根にの寝転がって、星空を眺めたものだ。周りが山なので、高原だとか海辺から見える空よりは狭いだろうけど。それでも満天の星、という言葉が似あう。天の川も、はっきり見える。これだけ数えきれないほどの星があるのに、いくつかの星を結んで、神様や動物やモノを描くなんて、太古の人って、それこそ想像もできないほど想像力が豊かですね。むしろ

          空を見て、あれこれ想う。すなわち、これ、空想。

          世の中は、ムジュンとムジンに満ちている。

          不確実性が高まるばかりで、先行き不透明。いやはや、まったく、本当に。何が正しくて、正しくないのか、まったくわかりませ~ん!な時代。おいおい、言ってたコトと違うぞ!前後のツジツマ合わないよ!ってなハナシだらけです。そんな矛盾に満ちた時代だからか、増えていますね、無人店舗が。って、おいおい、「ムジュン」と「ムジン」が掛けたいだけやろ!無理があるぞ!ってツッコミ…はい、おっしゃる通り、バレバレでしたか。 しかし、まぁ、本当に。家から二駅分ほどの距離を歩くだけで、ここにも!そこにも!

          世の中は、ムジュンとムジンに満ちている。

          あなたに似た人が、目の前にいました。

          つい、先日のこと。あなたによく似た人に会いました。晩年のあなた、ではなく。私が中学生か高校生だった頃のあなた。もちろん似ているだけで、あなたではありません。あなたとサヨナラして、もうすぐ5年になるのかな。よく似ているあなたは、高島屋のそばで道に迷っている?ようだったので、声をかけました。「新大阪駅に行きたい」とのこと。御堂筋線のなんば駅までご一緒して、見送りました。晩年のあなたは、私の記憶などなく。何を話してもチグハグでしたね。よく似たとは書いたけれど。どこが?と言われると…

          あなたに似た人が、目の前にいました。

          「1,000万円均一」これを超えるコピーを、まだ書けていない…気がする。 

          バブル全盛期だった。私は20代半ば。当時在籍した広告制作会社は大阪本社で、東京から九州まで、支社、系列会社があり、200名ほど在籍。グループ会社の中にはカメラマン事務所、イラスト会社、写植屋(時代ですね!)もあった。私がいたのは、クライアント直の仕事がメインの系列会社。会社案内、旅行パンフレット、商品カタログ、チラシ、DM…。同じビルの同じフロアにいる本社の人たちが、大手広告代理店と一緒になって新聞広告や駅貼りポスターを制作しているのが羨ましかった。 そんな時に書いたのが、こ

          「1,000万円均一」これを超えるコピーを、まだ書けていない…気がする。 

          私は…ロボット…なのだろうか…。

          今朝の出来事だ。駅に向かう途中、立ち止まり、スマホに命じられるまま、「私はロボットではありません。」にチェック [v] を入れ、表示された数字を打ち込む。しかし、ログインできない。何度やっても、何度やっても、同じことの繰り返し。ログインできないのだ。そんな? まさか!? だけど…。もしかしたら、眠っている間に、私は機械仕掛けの身体と脳にされてしまったのかもしれない。そんな疑念が生じ、不安に襲われる。 確かに、違和感はあった。目の前のものが歪んでいるというか、霞んでいるような

          私は…ロボット…なのだろうか…。