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あなたに似た人が、目の前にいました。

つい、先日のこと。あなたによく似た人に会いました。晩年のあなた、ではなく。私が中学生か高校生だった頃のあなた。もちろん似ているだけで、あなたではありません。あなたとサヨナラして、もうすぐ5年になるのかな。よく似ているあなたは、高島屋のそばで道に迷っている?ようだったので、声をかけました。「新大阪駅に行きたい」とのこと。御堂筋線のなんば駅までご一緒して、見送りました。晩年のあなたは、私の記憶などなく。何を話してもチグハグでしたね。よく似たとは書いたけれど。どこが?と言われると…目のカタチ? 背格好? 雰囲気? 空気感? う~ん、よくわからない。改札を抜け、私に軽く会釈したあなたが…まさお…と呼んだというか…言ったように思えた。いや、でも、気のせいですよね。よく似たあなたが、新大阪から、どちらへ向かうのかは…聞かなかった。

大阪なんばの高島屋前は、現在工事中。

アカンね…あなたが亡くなって5年になろうかっていうのに…自分自身も親になり13年だっていうのに…もう57歳になったっていうのに…未だにマザコン…なのかもしれない。時は流れ、すべては変わり、でも変わらない、変えようがないもの、こと…もある。

前略、おふくろ様。

おいらは…まだまだ…大人になりきれぬ…ようで。まだまだ…おこちゃま…のよう…であります。今の私は、天国のあなたに、どう映っているでしょう?


母を見送ってちょうど三年たった日に書きました。
よろしければ、こちらもお読みください。

私の記憶を失った母との最後の会話。|forever kid! (note.com)

今日は自分の57歳の誕生日だっていうのに。内容は…ちょっとセンチメンタルだった。 次は、もうチョイ笑えるものにしようかな。では、また。

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