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私とテュルク世界

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#海外

【注意喚起】トルコでナイフを突きつけられた話・お金を出して命を守ろう

【注意喚起】トルコでナイフを突きつけられた話・お金を出して命を守ろう

今回はトルコに留学していた時の話。

私の滞在先はイスタンブール。その日はアジア側の友人宅に出かけていて、最終便で夜遅くにアジア側から寮のあるヨーロッパ側へ蒸気船で渡っているところでした。

船で隣に座った男が話しかけてきました。「あんたどこから来たんだい。」トルコなら外国人に対するよくある問答です。それまでにも数十回と同じようなことがありましたので、何も不振に思わずやり取りしていました。

その

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【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記⑤楽しい列車移動・カラカルパクスタンで「またはちろう」になりアイスを貰う

【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記⑤楽しい列車移動・カラカルパクスタンで「またはちろう」になりアイスを貰う

ゴールデンウィーク企画ということで、2008年7~8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。

二回目の滞在ではカラカルパクスタンの首都、ヌクスまで足を延ばしました。列車が好きなので、基本的には国内移動は列車で移動しました。エクスプレスは当時なかったので、シベリア鉄道に一部乗ってヌク

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【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記④日本料理屋で犬を食す・マハッラの羊泥棒

【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記④日本料理屋で犬を食す・マハッラの羊泥棒

ゴールデンウィーク企画ということで、2008年7~8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。

あるとき、友人の高校?の同窓会に一緒に行く機会があり、日本料理屋に行きました。その名も「山葵」!!今になって写真をよく見てみると「ヨーロッパ・アジア風料理」と書かれていて、なんじゃそりゃと

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【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記③男たちのマハッラ(地区)・毎月誰かが大金を貰える仕組み

【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記③男たちのマハッラ(地区)・毎月誰かが大金を貰える仕組み

ゴールデンウィーク企画ということで、2008年7~8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。

こちらは二度目(2009年)にウズベキスタンに行ったときの経験より。その時も前回と同じ友人の家に泊めてもらったのですが、マハッラ(mahalla)の集会によく連れて行ってもらいました。マハ

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【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記②チッラ(猛暑)にやられて家で点滴される恐怖

【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記②チッラ(猛暑)にやられて家で点滴される恐怖

ゴールデンウィーク企画ということで、2008年7~8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。

ウズベキスタンに初上陸してまず思ったのが、「めちゃくちゃ熱い」ということです。その日は7月末。そう、ウズベキスタンの酷暑期、「チッラ」の真っただ中でした。私はその頃ロシア語を学び始めたばか

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日本再発見・トルコ、トルクメニスタンに行って好きになった日本のもの

日本再発見・トルコ、トルクメニスタンに行って好きになった日本のもの

私の海外生活は細かいものを除くと3回あります。20歳の時に1年間トルコで留学生として、1年半の間トルクメニスタンで日本語教師として、そして2年間大使館員としてトルクメニスタンで生活しました。

外国、特に在留邦人が少なかったり、日本のものが手に入りにくい国で生活すると、日本や日本のものが恋しくなると思います。私の場合は外国にいるときはその土地のものを楽しみたい派なので、実はあまり苦労したことはない

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ザクロ売りのおやじにサウナに誘われた話

ザクロ売りのおやじにサウナに誘われた話

私が20歳の時、トルコで遊学していた頃の話です。

日本でトルコ語の文法や購読ばかり学んでいた私は、トルコに行った当時はアウトプットに自信がありませんでした。そのため、せっかくトルコに来たのだからと積極的にトルコ語を使うべく、いろんな人と話をしていました。トルコ人の国民性もあり、その辺の知らない人と雑談することは特に違和感のないことでした。

ある日、寮からバス停の道すがら、ザクロを荷台いっぱいに

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世界中で日本人以外に間違われる話

世界中で日本人以外に間違われる話

話が初めて行った海外は大学2年生のトルコでした。友人と2人で約2週間トルコの西半分を回ったのですが、友人はいつも「じゃぽん」(日本人)と言われていました。私はというと二回に一回はタタール人かと聞かれました。今考えるとこれが始まりだったのかもしれません。

トルコで日本人がタタール人に間違われるというのは、そんなに珍しくない話で、いわゆるタタールスタンに住んでいるタタール人と思っているわけではなく、

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