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【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記②チッラ(猛暑)にやられて家で点滴される恐怖

ゴールデンウィーク企画ということで、2008年7~8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。

ウズベキスタンに初上陸してまず思ったのが、「めちゃくちゃ熱い」ということです。その日は7月末。そう、ウズベキスタンの酷暑期、「チッラ」の真っただ中でした。私はその頃ロシア語を学び始めたばかりだったので、ロシア語で「暑い」と「寒い」を間違えて笑われた記憶があります。でもいいんです。こうやって語学を習得していくのですから。

私は観光客ですので、昼に外に行くのですが、行くところ行くところ全然人がいないのです。今となってみればトルクメニスタンも同じような状況でしたので、朝晩以外は外を出歩かないのは当然ですが、当時は不思議でした。昼行動しないでいつするのだと。

これらの写真はブハラの観光地ど真ん中ですが、だーれも人がいません。ガラーンとしています。カラーン・ミナレットだけに(気温が高すぎたので少し冷却しておきました)。

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タシケントに戻ったころには脱水症状を起こしていました。日本から持ってきた薬をあれこれ飲んだり、休んだり、何をしても元気が出ません。すると病院に連れていかれるでもなく、友人宅に友人母の親戚がやってきました。針と点滴を持って。「ひえー、何をするつもりだ。」頭の中はパニック状態。当時の私には家で注射をするという常識がなかったため、恐怖しかありませんでした。注射針も処方箋なしでそこらへんの薬局で買えるものだったので、新品とはいえ信頼できませんでした。その間一瞬です。断るなら早く言わないと間に合いません。結局、体調の悪さと好意を無下にできないという気持ちが相まって、お願いすることにしました。現地人は普段から打ってるんだ。私だけ助からないことはなかろう。そう自分に言い聞かせるしかありませんでした。聞けば、彼女は看護師さんとのことで少し(ほんの少しね)安心しました。結論から言うとそれで体調は回復。特に後遺症とかもない(失礼)ので、結果オーライですが、外国で心配のある医療行為はやめておきましょうね。その前にもトルコでケバブを食べて気を失って点滴されていました。若さゆえの過ちです。この時は何も食べられなかったのでスイカに大分助けられました。ありがとう、スイカジョン(ウズベク語ではジョンをつけて親しみを表します)。

あれから10年以上経っているので、衛生状態とか諸々レベルアップしていると思います。トルクメニスタンにいる間に観光ビザが必要なくなったので行っておくべきでした。でも直行便がないので、車移動なのです。近くて遠い、ウズベキスタン。

【オマケ1】ロシア語の綴りが間違った張り紙(上から露語・ウズベク語・英語)正しくはзакрыто

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【オマケ2】フェルガナ風のプロフ・ウズベキスタンでは黄色いにんじんが主流です。

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(明日につづく)