採用広報インターンと走り続け、幸せなチームを共創した9カ月のふりかえり
「採用広報を強化したいから、人を増やしていただけませんか?」
そう上長に伝えたのは2018年7月だったかな。
その翌月の8月から、インターン学生たけぶちと採用広報チームをつくって走ってきた。かんたんにYWT(やったこと、わかったこと、つぎやること)で振り返ってみる。
YWTについては、下記の記事などをご参照ください。
採用広報全体についてはまた別途noteにしたいので今回は、今回は「インターンとのチーム」についてに絞っておく。
やったこと
1.「採用広報インターン」のロールの定義。
社内に、存在しない新設のロールなので、まずは設計から。社外にも事例はほぼないのでイチから考えた。
「やること」の洗い出しと、それぞれのやることで
「何をするか」「何が身につくか」「組織として求めることは何か」
2.採用広報のビジョンやあるべき姿をディスカッションし続けた。
2人でつくった採用広報のビジョン、OKRのOの部分はこうだった。
【オズビジョンの社員】が、 自らの「Be a big fan」を体現・言語化し、社内外のナカマづくりを実現する
ビジョンはなにか、叶えるにはいま何をすべきか。それでいいのか。
つねにお互いにディスカッションを続けた。
3.わたしのスタンス、やりかたを伝えた。
「社員」と「学生」といったヒエラルキーはつくりたくなくて、お互いがリーダーシップを発揮するプロフェッショナルのチームにしたかった。
よく言葉にしてたことは、こんなかんじ。
・「いいね!」「やろう!」「だいじょうぶ!」「よっしゃ!」
・「迷ったらやってみる。ダメなら私が謝りに行くから」
・「教えてください、じゃなくて自分から提案して相手が判断できるようにしよう」
・「それはたけぶちの強みだから、堂々としてOK」
・「私のスケジュールはいつでも奪いにきて。遠慮はいらない」
・「調べ方、学び方、やり方は伝えるけど、どうやるかは任せる。」
・「たけぶちは、もうすでにプロフェッショナル。」
・「現場のマネージャに対してプロとして採用広報をリードしよう」
4.心理的安全性120%のチームを目指すための弱みの開示。
些細なことでも言える信頼関係をつくりたかった。
信じる、任せる、委ねる、関係構築でスピードとクオリティを産めると信じてたから。
そのため「弱みを見せあえること」を最初から大切にしていた。へっぽこリーダーの、まず私からなんでも言うようにした。
あんまり褒められたことではないけど、自己開示しまくった。
・迷い、悩み、プライベート、葛藤、困ったこと、なんでも話した
・「朝はよわいから調子でない」
・「調子悪いので午後出社いたします」
・「ねむい」「おなかへってちからがでない」「今日はもう帰る」
「強くてかっこいいリーダーでなきゃ」みたいに気負うことはやめた。
私の後ろにいるんじゃなくて、私の前を、勝手に走っていけるようになってほしいから。
わかったこと
1.「採用広報インターン」として自律自走する戦力になった
いまでは「営業」「情シス」「CS」の3職種は、たけぶちにまかせている。
現場へのヒアリング、要件定義、ペルソナ、募集(求人票)、コンテンツの設計、インタビュー、記事の公開、SNSでのシェア…ぜんぶ、自律自走できている。
要件定義や、ペルソナ設計のシートもたけぶちがつくった。
これはすごく助かった。
最初のインタビューがこれ。
その後も、コンテンツを次々と企画から現場とのやりとり、編集をした。
タイトルから細かい表現まで、徹底的にこだわって「どうやったら想いや魅力を引き出して、伝えたい相手に伝えられるか」を自分で常に考えていた。
2.PRや採用広報のあるべき姿やビジョンの伝道者になった
私と同じ目線であるべき姿をディスカッションし続けたので「社会におけるPRや採用広報のあり方とは」という高い次元で考えていた。
社内外への発信も安心して任せられた。
最初は細かくフィードバックしたこともあったけど、最近では、ほとんどノールックが多くなった。
全社に向けた朝会発表は堂々としていて、まるで母親のような気持ちで、見ていて涙ぐんでしまった。よくがんばった。
3.自ら考え、提案できるよう、インプット&アウトプットを日常的に行う習慣がついた。
採用広報やPRについて、自分で調べて、いろんな情報を見たり読んだりするようになっていった。
「メモ」としてたけぶちがツイートしている内容は、考察が的確で私も勉強になる。
イベントにも、知らぬ間に勝手に行って、勝手にレポートをnoteにまとめていた。もう、行動が止まらない。
気づいたら、社外の人にPRの理解を深める影響をあたえられるまで。
「この学生さんすごい」
「インターン先で、たくさん良い経験を積まれたんだな」
って言葉は、私もうれしい。
4.心理的安全性120%のチームは、お互いに幸せになった。
私が自己開示したことで「それ、僕がひろいますね」と頼りない私から勝手にどんどんタスクを奪ってくれた。
タスクを奪ってくれたことで、任せられることも増えた。
私から何かを指示するなんてなかった。
たけぶちも、最初にあったときよりずっと、自己開示をするようになっていったので、私もサポートしやすかった。ともに学び、ともに悩み、ともに成長していった。
4/21のツイートで、お互いに幸せなことは実感できた。
この経験は、私自身のリーダーシップ像の学びになった。
私のやったことは、環境を整えただけ。
リーダーシップについては、まだまだ常に学び続けたいけど今回、「幸せなチーム」ができたことはうれしかった。
今後、自己組織化チームをを考えるうえでの、ひとつの検証結果になった。
つぎやること
実は、私はもう、現職を離れることが決まっている。
たけぶちもまた、いま、キャリアを改めて考えている。
チームは解散になるし、お互いに次にやることは採用広報じゃないかもしれない。
この経験を活かして「幸せなチームをつくること」が、次にやることなんじゃないかな、と思ってる。
ちょっとここの「T:つぎやること」の部分は、あとでまた、追記しようかな。
たけぶち本人に「このnoteどうよ?」って下書きを共有したら、いっちょまえに、こんなフィードバックが。ありがたし。
🎓
このnoteを読んで、
・インターンのありかた
・幸せなチームのつくりかた
を、だれかが考えるきっかけになったらいいな、と思います。
いったん今日はここまでで。おしまいっ!
🏫
このnoteは、#令和GWにnote10本チャレンジ の企画に参加しています。
まさよふ10本目---!!!!完走です!!!
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ここまで、お読みくださって、ありがとうございます。
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