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2021年のタケノコ(4)山で解体した、酢水に入れておくと長持ちする、10本採れた、今年は不作

あっという間にタケノコは伸びる。2日前にはなかったタケノコである。少し伸びすぎたが取った。今年は不作である。大きな一本は下半分は食べれないが、そのまま伸ばすわけにも行かないので切った。上半分はまだ食べることが出来る。

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昨年は、この4倍は採れている。

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今日は妻が運転してくれて山に行った。途中で少し喧嘩した。元気なものである。

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頑張って取っておる。友人にやるということで2本自分で取っていた。

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この双子はこの間から出てきている。2つ並んで生えていることがある。狭い範囲でたくさん出ることも多い。誰かが考えているわけでもないだろうに面白いものである。

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そこここに、小さなタケノコが顔を出しているが、とるのはかわいそうというか、また来るよと呟いて帰るのだ。

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デカイ包丁である。平野屋で使われていたものだ。

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オームの攻撃色である。

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絶対、宮崎駿さんはタケノコから「あの生命(王蟲)」を考えついている(笑)。すべての個体が繋がり合っていることもタケノコっぽい。

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このくらいだと持つに楽である。

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家に帰ったら、一昨日のタケノコをソテーにした。生姜で味を入れた。こういうシンプルなものだ美味しい。

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2番鍋でアク抜きをした。

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夜は天ぷらである。

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汁にもゴッツリと入れる。これが美味い。タケノコと白菜と豚のしゃぶしゃぶ肉である。ほぼ毎日作っている。飽きない味で美味しい。この味にたどり着くまでは随分かかった。これが毎日の食事である。

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草餅が出来たので食べた。フルーツポンチのデザートである。はじめてのことで、緑の出方が悪いと妻は嘆いていたが、これから探していけば良い。

妻には妻の思い出がある。

僕も母の笹団子を思い出して作ろうかなと思う。その時代その場所で自分の味を見つければいい。

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この話のコメント欄を御覧ください。

人は言語を操る生き物であるが、食事作りを言語によって記憶することの出来る生き物でも有る。「家庭」という装置はそれ(誕生ー食事ー生長ー死)を記憶する装置なのだ。「学校・医療・介護・政治」を実現していた時代である。そして今はその全てをアウトソーシングしたのだ。

家族は変化することで世界に適応していく事ができる。そう考えると、ある意味今の家庭の崩壊という言葉の使い方は自己矛盾を内在する。

単に自分が育った時代の家族と今の家族の姿が違っただけで「崩壊」などと言ってはおこがましい。まさに『俺様理論」である。

自分の知っている姿が絶対的に正しいなどというものではない。崩壊しようがどうしようが、一人きりになろうがどうなろうが、ヒトが存在するところに『家庭』は有るのだから。

坂口安吾さんは「ラムネ氏のこと」と言うエッセイで人はなぜフグを食うようになったのかということを論じている。変わっていく世界に対応するために人も変わる。どう変わるべきなのかということを体を張って伝えようとするのが戯作者であるというお話である。

問題は、その変化の有り様である。

子供大人を問わず「心療内科に行かなければならないほどの心の病」で苦しんでいる事(僕はよく効く薬が生んだ関係性の病と呼ぶ)。
今の老人の死に方が恐ろしく苦しいように見えるという事、難病や膠原病、延命治療から始まる「管に繋がれた人生の終わり」(合併症と言われる致命的な臓器の不全が早く来ること)、健康診断から始まる「検査値を正常にする終わらない投薬」(生活習慣病のことである)、孤独から多くの薬に溺れる老人、多くの薬。「アルコールやスイーツ、ギャンブル、薬物へのの依存(過食・拒食リストカット)」、無論、「いじめ・パワハラ・セクハラ・DVも関係性の依存」と言える。
そしてその苦しみは、家族という名前の「関係性」が変化したことが原因と見えることだ。
家族の集まったコミュニティ、「学校・医療・介護・政治(のアウトソーシング)」との関係、構造化した社会の格差の問題がワンセットで見えてくる。

昔が良かったなどとは到底言えないが、社会が進歩して豊かになったともいい難い。海外旅行や高級レストラン、高い賃料のマンション、毎月の通信費、毎日楽しく見てるエンタテイメント、この生活には多くの金(格差の元)必要で、会社もやめられない。そんなに楽しいものでもない。かと言ってアンプラグな人生はホームレスと同じくらい遠い世界だ。行けばすくに慣れるのだろうが.....。

タケノコ掘りは素晴らしいエンタテイメントである(笑)。

20年以上前の本に「アメリカンファミリーの崩壊」を論じた本があった。「フォレストガンプ」と言う映画にもジェニーの生家を壊すシーンが出てくる。家族の崩壊という問題に関しての議論は多く有る。この問題は決して日本だけのことではない。

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食事とピンコロな人生の終わり

今の私たちの世界は。「市場経済」という仕組みが「食物連鎖」の一部に組み込まれてしまっている状態なのだ。その「出口」は「病院・施設の個室」での管だらけになった辛い人生の終わりである。これも、連鎖の一部である。あまり嬉しくない。どちらにしても一人で死に向き合うのだろうが、誰かの金儲けに使われたいとは思わない。

しかし、(素材を活かすプロセスの)食事作りは難しい。しかし、それだけの価値はあると思っている。

問題は毎日生活で忙しく、調理を習うプロセスも失った私達が、どうしたらそんな食事を実現できるかである。

そしてこれは、自分の問題でもある。この食事の価値を共有できる社会(=家族)で死にたいと思う。自分の食事自慢でも『他人のドックフード(昨今は高級なものも出ている)のような食事』に警鐘を鳴らすお節介でもなく。

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タケノコを持っていったお礼ということで「スーモくんのような草」を貰ってきた。調べてみたら、コキア(ホウキ草)と言う名で、「実(み)」はトンブリだという。タケノコがトンブリの木になった。楽しみである。

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玄関先に花壇を作った。

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今年から少しずつ酢水に入れて取っておく。

毎年は使い切れないものを友人に送って、少し干してからオカラに塩漬けしていたが、手間がかかって面倒なので、アク抜きをして余ったら少しずつ瓶に詰めていくことにした。昨年「煮沸」と試したが、こちらの方が成績が良かった。上の隙間くらいに酢を満たしておくのだ。

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少し友人に送って、残った分は酢に漬ける。正月まで大丈夫食べることが出来た。

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良い天気であった。うちの「たけのこ山」は海外旅行やテーマパークより楽しい。贅沢な楽しみである。

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。