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餃子作りは統合失調症によく効く

餃子作りは楽しい。中身の用意をして、家族みんなで包む。両手が塞がるからしりとりをしながら包むと楽しい。やがて皆それぞれに忙しくなり、一緒に料理作りをすることもまれになる。

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この数年僕が一人で餃子を作っていたが、今日は妻が包み僕が焼いた。

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もう10年前である。僕は人生に追い詰められて、すぐに怒る親父になっていった。運よく暴力は振るわなかったので刑務所には行かないですんでいる。時折、家族の中での犯罪のニュースを聞くが加害者のことがよく分かる。手を叩いた時に右手と左手のそちらがなるのかという禅問答である。

妻は僕を負け組と断じて、お父さんのようにならないようにと子供を勉強させる(笑)。


当然セックスもしてくれない。セックスは家庭の中でディールに使われる様になっている。かつては違ったと思うのだが、これは別な話。

どうしても、僕には人生が納得行かなかった。どんなに頑張っても明るい未来は見えないからだ。統合失調症と言われれ状態になった。些細なことで怒鳴り、家族と一緒に暮らせない状態である。ドラマなどで統合失調症でホームレスになる人が描かれる。実によく分かる。

運良く薬をもられることも、家族と離れることもなく、ここにいれたのは、年老いた父と母がいたからだ。二人の前では暴れ出さなった。今考えれば、苦しさを理解してくれたからだ。僕も父母の苦しみを感じることが出来た。

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妻はバックシートドライバーとなり、僕が愚かだから自分の言うとおりにすればいいと振る舞った。


車の中で怒鳴りあったことも一度や二度ではない。父母が死んだら離婚するつもりだった。もしくはクソ面白くない奴らを殺して死ぬつもりだった。

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「格差の方程式」という社会の構造が見えてくるようになった。テレビで面白おかしく金持ちの生活を映し、優秀な人間は金持ちになり、無能な人間は貧困で当たり前だと言うが、実際にはそんなことはない。社会は『何もしなくとも家賃・株式・著作権・特許で銀行の通帳が増えていく連中』と『一生時給で働きながら家賃を払い、何をするには使用料を払う奴隷』に別れているのだ。民主主義が守る身分制度である。

トランプが支持されるのには意味がある。僕はもう「金で買われた民主主義」などを信じない。革命が起こらないのは、奴隷は互いに憎みあうし、裏切れば王の配下に入れる。支配階級と言うのは金を握っている王の奴隷だ。分割して統治するのはギリシャ時代からの民主主義の伝統だ。

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最後は「断捨離」という破産をさせられて生活保護で生きながら毎日薬を飲み同じような手術を繰り返して年金を医療費の支払いにああてる奴隷として生きるのだ。

4年くらい前に恐ろしく喧嘩をした。クライマックスにはエクスタシーに近いものを感じた。もしかしたら夫婦げんかはセックスのシュミレーターかもしれない。これもまた別なお話。

その時に、妻は僕を負け組で無能だと言って、その時に気がついた。彼女に見えるものと僕に見えるものは恐ろしく違うのだ。向き合う現実をいかに共有するかが大事なことだと感じたのだ。それから妻に分かる言葉を探していった。

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家族というのは凶暴なものだ、年取った父母がいない家族は人生をディールで組み立てようとする。

給料+貯金の多い方が、悪い側を奴隷に使おうとする。夫婦で通帳が別というのも昨今では当たり前だが、そんなに昔からのことではない。

親と子でも同じ、成績がいいものを褒め称え、悪ければ何も与えない。アンタのためだといい自分の生き方を見つけさせない。

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僕はどうしても自分の会社を強くしたかったが、それは無理なことだった。やがて自分が狂うタイミングが分かるようになっていった。妻にも冷静にこの話をした。

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色々なことがあった。上場企業の地元採用組の妻も負け組なのだということを分かってくれるようになった。

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しばらく、怒鳴ることも暴れることも無くなった。今日は少し忙しかったので妻が包み、僕が焼いた。

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昔から妻は餃子作りが上手かった。家庭で料理を習ったこともないのに不思議であった。いつも僕が作っていたのだが、何も言わないで食べていたのだ。

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今日はじめて妻の餃子が美味しいと言葉にできた。実家の味なんだねと問うたら、隣の家のおばさんに習ったと言う。こうすると美味しいと言われて家で作ったら美味しかったと言う。

料理らしい料理も作れない妻は毎日は約に会社に行って遅くまで仕事していた。それでも、実家の母の料理は毎日食べたという。父方の母の最後の10年を良心とともに介護した。そして、長く不和であった義父母と和解した後の最後の時間を幸せなものとしてくれた。

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今日は二人で餃子を包んだ。僕汁を作り、餃子を美味しいと褒め、妻の「ご馳走様という。わだかまりは消えはしないが、セックスもなさそうであるが、静かな夜であった。

餃子作りは心にいいようである。

よく効く薬より薬より、お店で売っていない餃子のほうがいい。

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。