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「ホスピタルアート」 版画家のオリジナル作品常設展示 in 国保旭中央病院PET画像診断センター内(千葉県旭市)の紹介

ホスピタルアート in 国保旭中央病院PET画像診断センター内(千葉県旭市)の紹介

版画家・美術家の永井雅人のオリジナル作品が15、6点ほど各フロアに
常設展示されています。施設ご利用の際に見学が可能です。PET画像診断センターは初代病院長であった諸橋芳夫が最晩年に設立に情熱を傾けた病院内でも重要な建物施設です。




諸橋 芳夫 もろはしよしお(1919〜2000年)

旭中央病院発展の功労者

 諸橋芳夫は数々の困難を乗り越え、旭中央病院を全国有数の大病院に発展させました。
 大正8(1919)年、新潟県古志郡四郎丸村(現長岡市)に生まれ、東京帝国大学(現東京大学)医学部を卒業後、医師となりました。昭和27(1952)年、千葉県副知事や旭町町長などの懇願を受けて、翌年旭中央病院初代院長に就任。当初は内科、外科、産婦人科、小児科の4科で、医師8人、全職員45人での開院でした。戦後復興の最中、地元の反対運動や金策の問題、2度の火災や道路問題など、数々の難題が待ち受けていましたが、強い責任感と使命感、情熱で全国有数の大病院にしました。
 「すべては患者のために」を信念とし「いつでも、早く、正しく、安く、親切な治療」の実施に努めました。救急医療のための設備を整え、医師や看護師を近くに住まわせました。院長以外にも全国自治体病院協議会会長、日本病院会会長などを歴任。昭和59(1984)年旭市名誉市民になりました。


本館5階・産科病棟の中庭には彫刻家・佐藤忠良のブロンズ像が設置されている。

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