
知ってます?「サードプレイス」の本当の意味。8つの条件をクリアして、社会的・経済的価値を、より高める。次の時代のカギはココ!
「サードプレイス」って言葉、聞いたことあります? 巷では「家と職場・学校との間の第三の居場所」のような意味合いで、カジュアルに使われるようになっているようです。けど、改めて調べてみたら、実はほとんどの人が、その意味を把握せずに使っていることがわかったんです。というわけで、今回は、一緒に「サードプレイス」とは何かを学び、考えましょう。
なぜ今、サードプレイスを考えたくなったのか?
そもそも、どうして今さら「サードプレイス」という言葉が気になったのか。「喫茶ランドリー」をオープンさせたことがきっかけでした。オープンして間もなく、こんなやりとりを耳にすることが増えてきたのです。
相手:「まさに喫茶ランドリーは、サードプレイスですね!!」
相手:「いや〜、あそこにある○○○○も、同じようなサードプレイスなんですよ〜!!」
私:「....(え、喫茶ランドリーが、そこと同じになるの?)」
私:「(同じなわけないやないけ!)」
そういうやりとりが、どんどん増えてきた。そこで、わき起こってきたのは...
「サードプレイスとは、本当のところ何なの?」
という疑問でした。サードプレイスとは、「家と職場の間の第三の居場所」、本当にそんなものなんだろうか?と疑いながら、まずはその出所を調べていったわけです。
Ray Oldenburg, The Great Good Place: Cafes, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons, and other Hangouts at the Heart of a Community, New York, Marlowe & Company, 1989
そもそも「Third place(サードプレイス)」という言葉の出所は、アメリカの社会学者オールデンバーグさんによるもの。1989年に書いた書籍『The Great Good Place』の中で「Third places」について、述べられています。
かつてまちの中に庶民が自由に集まって議論を交わす場があったものが、20世紀に入ってから世界中で消滅しつつある。その場の例がタイトルにある「 Cafes, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons, and other Hangouts」というわけです。そういう世界的な徴候を危惧して、オールデンバーグさんは、地域の人々が身近で日常的に集まれる場「Third place」の大切さを説いたのでした。大きくはそういう話。
そして、本のタイトルに「Third place」が使われたのは次の本でした。
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