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プロフェッショナルコーチとしての試行錯誤

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プロフェッショナルコーチとして成長するための試行錯誤を書いています。
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#コラム

「できる!」と思えてから、行動に移してもいい。

セルフ・コーチングのゴールは、「本当のゴール」を見つけることです。自分が一生を掛けてでも達成したいと思えるようなゴールを認識できるようにするのが、セルフ・コーチングのゴールです。

逆に言えば、現時点で本当のゴールが見えていないので、それを認識できるようにする必要があります。

そのために必要となるのは、仮のゴール設定です。まずゴールを設定して、そこに向かうことで認識を広げていくのです。

しかし

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セルフ・コーチングの効果確認の方法

コーチングのゴールは「本当のゴール」を見つけることです。

自分が一生を賭けてでも達成したいようなゴールが、「本当のゴール」です。他人から理解されなくても達成したいと思うゴールのことです。

自分がこのゴールに着実に近づいているかを簡単に判断する方法があります。今回はそれについては、お話しします。

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計画を立てる目的は、自己効力感を高めること。

コーチングの目的は、「本当のゴール」を見つけることです。本当のゴールとは、自分にとっての最高な世界のことです。このような、一生掛けてでも達成したいと思うようなゴールを見つけるためにコーチングはあります。単なる目標達成のためのスキルじゃないんですよ。

ゴールを見つけるだけなら簡単そうに思えるかもしれません。しかし、私を含めて、それほど簡単なものではないのです。なぜなら、私たちの認識能力には限界があ

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クライアントからの信頼を深めるのに欠かせないこと

ビジネスの本質は社会貢献です。だからこそ、ビジネスは継続・発展させるべきであり、そのためには利益が必要となります。

そして、利益の源泉はクライアントからの信頼です。

信頼は、価値交換から生まれます。

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いじめ・嫌がらせ被害を受けた要素こそが、あなたの最大のアピールポイント。

ビジネスの本質は社会貢献です。だからこそ、ビジネスは継続・発展することが望ましいのです。もし、社会貢献にならないようなものが継続・発展したら、困りますよね。

ビジネスが継続・発展するには、クライアントが継続・発展的に増えなければなりません。そして、そのためには、次のような2つが必要です。

(1)価値の高い手段を提供すること
(2)その手段が感情的訴求力を持つこと

これはどちらか1つでは足りま

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コーチングが広まらない2つの理由

コーチングが広まらない2つの理由

私は、「コーチング」というものがもっと広まってほしいと思っています。

特に逆境にいる人にとって、コーチングの技術は必須です。たとえば私はパワハラ被害者の支援をしたり、家庭教師や塾講師として学習支援をするときにコーチングを活用しています。問題解決のための行動を起こし続けるには、単なる精神論ではない、科学的な心理技術が必要です。

しかし、コーチングはなかなか広まってくれません。

その理由はさまざ

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壁にぶつかったら、別の方法を探す。

パワハラ被害者は、どうしても同じ行動を続けたがります。

これは人間の性質上、仕方がないことです。

ですが、同じ方法を繰り返しても、ほとんど効果はありません。

証拠をよりたくさん集めても、あまり変わりません。

味方をたくさん集めても、あまり変わりません。

他の方法を取ることが、突破口になります。

いままで誰かに相談するだけで、証拠をとってなかったら証拠を取り始めること。

証拠はたくさん

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自己肯定感の源を見つけておく。

パワハラ等の被害を受けているとき、

自己肯定感を保つのは簡単なことではありません。

「気にしなければいい」と言われて、

気にしないことができるなら苦労はしません。

【1】加害者は気になることを言う。加害者は、気になるようなことを言ってくるのです。

たとえば、加害者に反論をしたら、

「口だけは達者だな」と言われたりしたとします。

そうなったとき、

「私は行動もしている」と言い切れる人

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身動きが取れないのは、ネガティブな枝を切っていないから。

解決に向けての新しい行動が起こせないとき、そこには必ず心理的な障害があります。

最も多い障害は不安や恐怖であり、「もしX(行動)をすれば、Y(ネガティブな状況)になるだろう」という形を取ります。これは、解決策から生じる「ネガティブな枝」です。

このネガティブな枝があるため、身動きが取れない状態にあります。

ですから、このネガティブな枝を切り取ることを考えればよいのです。「Yという状況を生じさ

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ゴールが、一貫性と変化を作り出す。

一貫性を持つことは大切ですが、それが停滞をもたらしてしまうと困ります。

ですから変化も大切ですが、そこに一貫性がないのも問題です。

この2つを統合するために必要となるのが、ゴールです。

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味方を探すのも、努力のうち。

現状のままでは達成できないことに取り組むときは、仲間を探すのも努力の1つです。

私はパワハラ被害者の支援を専門としています。そして、被害者にいつもいうことは同じです。証拠と、仲間を集めること、これに尽きます。

仲間を集めることには、さまざまなメリットがあります。

一番大きいメリットは、現状を打破しやすくなることです。

私達は、現状維持を好む性質があります。パワハラを受けている職場であっても

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やりたいことは、「ムリ・ムダ」の中にある。

難関進学校に進学した子どもに、コーチングをしました。

高校受験で努力して難関進学校に進学したけれど、モチベーションが湧かないという話をしてくれました。進学したい大学もない、将来にやりたいこともないという状態です。

やりたいことがわからない。これは、社会人の多くが抱える悩みの1つです。

コーチングでは、この状態を「やりたいことが、心理的盲点(スコトーマ)に入っている」と表現します。そして、その

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「2人」が、自己革新の最小単位

私は人付き合いが好きではありません。苦手ではありませんが、好きではないのです。

ですが、変化の最小単位は「2人」であると思っています。私がこれまでに得てきて大きな変化には、必ずパートナーがいたからです。

私は、大学3年生で、ストリードミュージシャンを始めました。それも楽器店で偶然出会った人と、始めたのです。ギターを習おうと思って楽器店に行くと、そこでギターを試し弾きしている人がいました。その方

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行き詰まり・伸び悩みを打破する技術

私は家庭教師もしています。また、ボランティアで子供たちに勉強を教えたりもしています。

一時期の成績を上げたりするのは、とても簡単です。学校のテストだけ点数を取れるようにするのは簡単にできることです。

しかし、それを長期間維持するのは簡単ではありません。長期間維持するのは、その高い点数を「これぐらい取って当然だ」と思えるようになる必要があるからです。

ほぼすべての子は高い点数を取ったことに喜び

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