行き詰まり・伸び悩みを打破する技術

私は家庭教師もしています。また、ボランティアで子供たちに勉強を教えたりもしています。

一時期の成績を上げたりするのは、とても簡単です。学校のテストだけ点数を取れるようにするのは簡単にできることです。

しかし、それを長期間維持するのは簡単ではありません。長期間維持するのは、その高い点数を「これぐらい取って当然だ」と思えるようになる必要があるからです。

ほぼすべての子は高い点数を取ったことに喜びながらも、心の中でそれを自分の実力だと思っていません。「運がよかった」「先生のおかげ」だと言うのです。

このように外部に成功の原因帰属をさせてしまうと、必ず成績は下がります。先生のおかげだと言ってくれるのは、ありがたいことです。しかし、先生としては「実力だ」と思ってほしいのです。なぜなら、「そのぐらいの点数はとって当然だ」と思えてこそ、成績が長期的に上がるからです。

行き詰まり・伸び悩みは、結果では解消できません。結果をどうとらえるかを含めた内面への働きかけが必要となるのです。

努力をしているのに結果がついてこない状態は、一番ツライ状態です。ここに現状打破という根本解決のために働きかけることができるのが、コーチングという理論・技術体系です。

まだまだ認知が広がっていませんが、教育には必須の理論・技術体系だと思っています。普及のために、一度、偏見をとりさってコーチングというものを観ていただけたらなと思っています。