マロン

初めまして🐶✨ 好きな本や映画の感想を紹介します。 小さい頃に読んだ童話が中心です🎵

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最近の記事

『ふんふん なんだかいいにおい』感想メモ

絵と文 西巻茅子 こぐま社 初版は1977年。私が持っているのは、1978年第4刷です。 久々に本棚から出して読んでみました。 全頁フルカラーで挿絵がカワイイ絵本です。 【あらすじ】 朝食を終えたさっちゃんは、走って出かけます。 慌てて食べたので、目玉焼きと、イチゴジャムと、鳥のスープのにおいが顔などについたまま、駆け出していきました。 道中、橋できつね、森で熊、野原でオオカミに会います。 美味しそうなにおいがしているので、さっちゃんにねだったりします。 さっちゃん

    • 『かがみのなかのぼうや』感想メモ

      小学館創作童話シリーズ10 作:ネスビット 訳:白木茂 画:中谷千代子 昭和50年発行の絵本です。 久しぶりに読んでみました。 全頁カラーで、絵がとても素敵。 詳しくは覚えていませんでしたが、なんとなく印象にありました。 【あらすじ】 主人公は、ヒルデブランドという少年。 ほら吹きな性質。 熊と闘ったとか、武勇伝を語りがち。 それが原因で、友達と喧嘩になったりする。 ある日、自分の部屋の鏡の中に顔中あざだらけ血だらけの男の子が現れて、「言ったことが何でも一日だけ本当

      • 吉本ばなな『N・P』感想メモ

        文庫本で買って、一度読んで、書棚にしまっていて、20年ぶりくらいに読み返してみました。 文庫版の解説は村上龍。 【あらすじ】 主人公は、加納風美。夏が好き。 英語が堪能で、大学の研究室に勤めている。 幼いころに両親が離婚し、母と姉と暮らす。 母は翻訳家で、家で姉妹に英語を教えた。 現在、姉は結婚して外国に住んでおり、予知能力的な少し不思議な力がある。 父は不倫相手と結婚して子供を作るが、捨てられて落ちぶれている。 高校生の時、母親の翻訳家仲間の庄司という男と付き合う

        • 【感想メモ】佐藤さとる『しかられぼうずのひみつ』偕成社

          作・佐藤さとる著、画・むらかみつとむ 『しかられぼうずのひみつ』 偕成社、1984年第一刷 佐藤さとる幼年童話集全10巻のうちの第10巻です。 久々に読んでみました。 大好きな作家、さとうさとると、ゴールデンコンビの村上勉の挿絵です。 【あらすじ】 おもちゃを妹に壊されて、けんかになった。 お母さんは、「大事なものをちゃんとしまっておかない方が悪い」という。 でも、おもちゃは、ちゃんとしまっておいたものだった。 腹が立って妹を突き飛ばした。 そうしたら、お母さんから、夕

        『ふんふん なんだかいいにおい』感想メモ

          読書感想メモ:メルヘンの世界『ちぃちゃんのはいしゃさん』しみずみちを

          ちいちゃん絵本6 銀河社 1976年発行 おはなし・え/しみず みちを  小さい頃に読みました。 お気に入りの絵本の一つです。 挿絵の丸いペロペロキャンディーが印象的で、食べたくなったものです。 上手に歯医者さんの真似をするちいちゃん。 でも、自分の歯が痛くなって、お母さんに歯医者さんに連れて行ってもらう、というところで終わっています。 小さい頃に、ごっご遊びをしながら、色んな仕組みを学んで行く感じが伝わってきます。 歯みがきの重要性への言及は…、特になかったですw

          読書感想メモ:メルヘンの世界『ちぃちゃんのはいしゃさん』しみずみちを

          童話『はじめてのおこづかい』感想メモ

          フォア文庫『はじめてのおこづかい』 生源寺美子作、山中冬児画 1983年 収録 はじめてのおこづかい はじめてのたんじょう会 はじめてのなみだ はじめてのガールフレンド はじめてのおとまり 久々に読んでみました。 小学生くらい男の子や女の子が主人公で、それぞれ別の短編です。 やっぱり、はじめてのおこづかい、の印象が強かったです。 ・はじめてのおこづかい 主人公:きこ(女の子) 毎週50円ずつおこづかいを貰えます。 学校で、一個60円の「ねんど消しゴム」を5人に買ってきて

          童話『はじめてのおこづかい』感想メモ

          【読書感想メモ】絶版絵本、ファンに愛されるカワイイお話し『おやまのこぐま』

          小学館の創作童話シリーズ5 『おやまのこぐま』 著者:浜田廣介、絵:西村達馬 昭和49年初版 久しぶりに書棚から出して読んでみました(*^^*) とにかく挿絵が可愛くて、ほっこりした気持ちになります。 【あらすじ】 山に子熊と母熊が住んでいました。 母熊は、同じ山に住んでいる狐から、狐の娘の嫁入りのお祝いに人間の町で買ってきたくりきんとんを、お裾分けしてもらいました。 子熊はそれを貰い、くりきんとんが大好きになりました。 お腹の中から声がして、くりきんとんのある山がある

          【読書感想メモ】絶版絵本、ファンに愛されるカワイイお話し『おやまのこぐま』

          【読書感想メモ】『やまなしもぎ』  おすすめ名作岩手民話

          平野直 再話、太田大八 画 1977年発行、福音館書店 私が買った本は、78年発行第3刷です。 読んであげるなら4才から 自分で読むなら小学低学年から 現在も販売されている超ロングセラーの民話です。 作者の欄に、「作」ではなく、「再話」と書かれているところが著者のこだわりポイントなんだなあと伝わってきます。 奥付の著者の欄を見ると、ある高校の同級生から聞いたと別の同級生が教えてくれた、と書いてありました。 さすが民話の宝庫、岩手県。 大人になって読むと、絵の美しさ

          【読書感想メモ】『やまなしもぎ』  おすすめ名作岩手民話

          【読書感想メモ】佐藤さとる『小鬼がくるとき』講談社文庫💕寝る前の読み聞かせにぴったりな短編も収録

          昭和56年発行 ファンタジー童話集Ⅷ 大好きな佐藤さとるの童話集です。 久々に読み返してみました。 小学生の頃、コロボックル物語のシリーズにはまり、佐藤さとるという作者を意識しました。中学生頃に書店で購入した文庫本です。 小さい頃に出会いたかったお話がたくさん収録されています。 今は絶版のようですが、電子書籍で販売されています。 私が読んだのは中学生頃だったので、純粋にお話しを楽しむには成長しすぎていましたが、味わうには何度読んでも面白いです。 収録されている作品の

          【読書感想メモ】佐藤さとる『小鬼がくるとき』講談社文庫💕寝る前の読み聞かせにぴったりな短編も収録

          【読書感想メモ】絵本『もりのゆうびんきょく』5歳~7歳対象

          作 舟崎靖子、絵 舟崎克彦 1977発行、私が買ったのは78年第3刷です。 子どもの頃のとてもお気に入りの絵本の一つです。 もしかしたら、作者と挿絵をご夫婦でされているのかも知れません。今気が付きました(;'∀')。そういう共同作業憧れてしまいます。もちろん、はたから見たら素敵に見えても、もしかしたら一緒に仕事をするのは他人には分からない苦労があるかもしれないので、あくまで素人の想像ですが。 【あらすじ】 郵便局をしている「はりねずみさん」が、配達の途中でランチに自作の

          【読書感想メモ】絵本『もりのゆうびんきょく』5歳~7歳対象

          【読書感想メモ】傑作『クレヨン王国のパトロール隊長』小学校高学年以降&大人向けの長編童話

          『クレヨン王国のパトロール隊長』 著者 福永令三 絵 三木由記子 講談社青い鳥文庫 昭和59年 第一刷 小学生の頃、近所の書店で自分で選んで購入し、一人で読んだ気がします。 ずっと書棚にしまっていましたが、久しぶりに読んでみました。 こちらも文句なしの傑作だと思います。 クレヨン王国はシリーズもので、この本は2作目。私はこの一冊しかもっていなかったような気がします。1作目を知らなくても、この本だけでもじゅうぶん楽しめました。 もしかしたら1作目を読んでいたらもっと楽しめ

          【読書感想メモ】傑作『クレヨン王国のパトロール隊長』小学校高学年以降&大人向けの長編童話

          【読書感想メモ】不朽の名作『霧のむこうのふしぎな町』

          『霧のむこうのふしぎな町』 作:柏葉幸子、画:竹川功三郎 言わずと知れた名作です。 私が持っていたのはいわゆる旧作。 昭和60年、第18刷。 とっても素敵な表紙です。 そして、カバーを外すと、本体の表紙には別の絵があって、こちらもとても素敵です。 現在、違う方の挿絵の版や、別の版で読むことが出来ます。 表紙や挿絵の美しさでは、やはり旧版が好きです。 旧版は、挿絵だけでなく、表現が少し異なっています。 それは、「きちがい通り」という名称。 現在の版では、「めちゃくちゃ通

          【読書感想メモ】不朽の名作『霧のむこうのふしぎな町』

          【読書感想メモ】絶版絵本、『はんぶんちょうだい』

          小学館の創作童話シリーズ8著者 山下明生著 画  松永詠一 昭和49年発行 久々に読み返しました。 全頁カラーで、表紙の絵よりも、中のイラストはとても可愛いかったです。 あらすじはこんな感じだったかな? 大きな魚?が釣れそうになったけどひきが強くて自分だけでは釣り上げられないから、「半分あげるから手伝って」って色んな動物にお願いしたらみんな協力してくれて、無事に釣り上げられた。でもみんなに「半分ずつ」あげることはできなくて困ってしまった。最後、海そのものを釣り上げて、み

          【読書感想メモ】絶版絵本、『はんぶんちょうだい』

          【読書感想メモ】安房直子『まほうをかけられた舌』

          小学生の頃のお気に入りの本です。 この本を機に、著者の安房直子さんの名前を認識しました。 この本に収められているお話し、殆どすべて覚えていました。 どのお話しも大好きです。 「まほうをかけられた舌」は、シェフでレストランを経営していたお父さんが亡くなって、息子である少年が、地下の小人に、食べるとレシピが分かるように舌に魔法をかけてもらってレストランを繁盛させるが、慢心して小人との約束を忘れてしまうというようなお話です。少年はある時別の場所に行こうとしたら自分のレストランの

          【読書感想メモ】安房直子『まほうをかけられた舌』

          【読書感想メモ】佐藤さとる『海へいった赤んぼ大将』『赤んぼ大将山へいく』

          子どもの頃に好きだった作家の一人が佐藤さとるです。 小学生の頃、コロボックルシリーズが好きで、全巻読みました。 それを機に、彼の名前を認識し、自宅書棚で彼が書いた別の本を思いがけずに見つけて喜んだり、新しく買い足したり。 自分で彼の作品を集め出した頃には、確か既に小学校高学年以降になっていて、「もっと幼少期に出会えていたらもっと楽しめたのに残念だな」と思った記憶がある作品もあります。 さてさて、小学生か、中学生か、高校生の頃か忘れましたが、大学に入る前だったとは思います

          【読書感想メモ】佐藤さとる『海へいった赤んぼ大将』『赤んぼ大将山へいく』