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【製造業での採用サイト活用事例】不人気エリアでも採用ができる!

今回は採用サイト(採用ホームページ)を活用した採用事例をご紹介します。

今年に入り少しだけ、採用活動のお手伝いをしていました。

結果、製造スタッフ(正社員)募集で、30代前半の業種未経験の方を採用しました。

今回こうして記事で取り上げる理由は、"不人気エリア"で苦戦を強いられていた中で、たった1ヶ月で採用までできたからです。

どれだけ不人気かと言いますと、「県内屈指の立地の悪さ」と言われるエリアです。
・最寄駅から徒歩2時間以上
・最寄りのバス停から徒歩30分
・車が必須だが周りは高速 or ほぼ渋滞するバイパス

バイパスに関して、前職で営業活動の移動中に使った事ある道ですが、
とにかくトラックが多くて混雑してた記憶があります。
もう一つ、抜け道が少ないので、我慢するしか無い道だった記憶もあります。

ただ、ポイントを押さえて求人を掲載する事で、"不人気エリア"と言われる場所でも採用はできます。

また、今回は汎用性が効く改善方法で採用までつながる事ができました。

そのため、今回は、採用に至るまで何をしたのかを一部ご紹介します。


1.採用者プロフィールのご紹介

採用者プロフィールのご紹介

まずは、今回採用された方の
プロフィールを一部ご紹介します。

・現職:地域密着型企業の金融・保険部署
・住まい:会社まで(通常時は)車で15分程度の距離
・性別:男性
・年齢:30代前半
・家族:既婚
・転職理由:休みを重要視/手に職つけたい
・利用媒体:Indeed
・応募理由:採用ホームページを見て、家庭との両立ができそうと感じたため応募した。

1つでも似たような方をターゲットにしたいとお考えの方は、特に参考頂ける内容になるかと思います。

未経験は…という採用担当の方でも「汎用性の効く改善方法」をお伝えしますので、ご参考頂けると幸いです。


2.まずは、採用ホームページを作る事に

採用ホームページの作成

今までは募集したいタイミングに求人広告のみ掲載して採用活動を行っていました。

ただ、年々その方法だけでは十分な応募数すら確保できなかった事から、
新しい手法を取り入れる一環として採用ホームページの作成に踏み切りました。

採用ホームページが必要なのかどうかは、別の記事でも紹介していますので、そちらもご確認頂けると幸いです。

今回採用ホームページを作成するにあたり、自社のメリットや伝わりづらいと思っていた仕事の風景を写真や動画を活用しながら魅力を伝えるページを作りました。

現在働くスタッフたちが見ても魅力が伝わっていると自負できるページを作る事ができました。


3.求職者を集める導線は?

採用ホームページは完成しましたが、どうやって求職者を集めるかも重要なテーマでした。

今回は、Indeedに求人を掲載して、まず募集している事実を伝える事にしました。

Indeedはご存知の方も多いかもしれませんが、1番求職者が利用している求人サイトの1つです。

1人でも多くの求職者が、「〇〇の募集をしている」ということや「〇〇という会社が求人を募集している」ことを知ってもらうきっかけ作りとしてIndeedにも求人を掲載する手段をとりました。


4.求人掲載までの事前準備

事前準備

Indeedに求人を掲載する決断をしましたが、目に留めてもらうための求人広告を作る必要があります。

今回作成した求人広告のポイントもご紹介します。ポイントは2つあります。

(1)競合分析

近隣の同職種募集の求人をいくつかピックアップし、
「同業他社の求人に何を記載しているのか」
「自社求人には無いメリットが書かれているか」
こんなポイントで見てもらえるといいと思います。

その後に、「自社にしか無いメリットが何か」を見つけて求人で表現しましょう。

ちなみに「ピックアップする」とは、「求人に書かれている情報全て」を集めて横並びにして比較する事です。

やる事は、以前紹介した3C分析の1つでもある競合分析と要領は同じです。

(2)仕事内容の整理

個人的に仕事内容は重要視しています。

その理由は2つあります。

1つは、求職者が求めている情報であるからです。
特に未経験の場合は、「自分もできる仕事なのか」を判断するためのポイントになります。

また、応募をやめてしまうきっかけの1つに「仕事内容がイメージできなかった」といった意見もあるくらいです。

それだけ重要な事ですが、「何書いたらいいのか?」と思った場合は、競合分析で集めた求人からヒントをもらいましょう。
ここでも競合分析の情報が活躍しますよ。

2つ目は、職種名を決める要素になる事です。

職種名はキャッチコピーに比例する項目です。
どんな求人サイトでも検索後に表示され、求人の詳細を見たいかを判断する情報源でもあります。

職種名の書き方は求人サイトごとで細かいルールがあるので気をつける必要がありますが、私は「仕事内容の要約」と思って活用しています。

ただ、要約するにしても仕事内容の情報が充実していないとできない事です。そのためまずは、仕事内容の棚卸しをしてみましょう。

本来は、ターゲット設定(理想はペルソナ)した上で、求人原稿の作成を行いますが、今回は割愛しました…。

・自社のメリットが何かを整理
・今回募集する仕事内容を整理
・今回の記事のタイトル=職種名の選定

以上3つを押さえて、求人の掲載を進めました。

個人でIndeedを作成する場合は、こちらの記事もご確認頂きたいです。

独特なルールがあるので、求人広告を作成する際は、その点に気をつけて作成して下さい。

ルールについて補足です。
昔、私自身も試していた事がありますが、
同一職種を違う書き方で複製する
キーワードをたくさん記載して掲載する
といった方法は今回行っておりません。

隠れてIndeedに掲載している求人も見かけますが、本来は違反行為なので、ルールに則って、「製造スタッフ」の求人を1つ作成して掲載しました。

[参考サイト]Indeedサポート 職種名のバリエーション

[参考サイト]Indeedサポート キーワードスタッフィング



5.掲載途中の取り組みについて

いざ求人広告を掲載して数日後に、なんと1名応募が来ましたが、条件不一致で不採用に…。

掲載掲載途中で思った事は、「これって誰向けの求人なのか?」という事です。

ここで、ターゲット設定をしなかったバチが当たりました…。

1つ疑問に思っていた事が、この求人は"製造"と伝えて伝わるのか?です。

近隣の製造スタッフ募集は、自動車部品製造や食品製造が多かったです。
その中で今回募集している求人は、木材を使って大きな箱を作る仕事です。

製造と伝えてもピンと来ないのかなと思い、仕事内容を見返して、考えた末に、たどり着いた先が「木材加工」でした。

仕事内容の書き方も一手間加えて、掲載し直したところ、2名の方から応募を頂きました。

2名の方と面接した末、今回の採用プロフィールで紹介した方の採用が決まりました。

もし、「ペルソナって何?」
「ターゲット設定はどうしたらいいの?」
と気になった方は、以前投稿したコラムをご覧ください。

また、ご自身で求人広告を作成する方で、
どのようなポイントでまとめれば良いかお悩みの方は、
この本を読んでみてはいかがでしょうか?

たまたま会社の本棚にあったので読みました。
各職種ごとに、求人広告を作成する時のポイントがまとめられていました。

「一般的にこのような書き方が良いです。」
といった内容が書かれていますが、個人的には参考になった本の1つでした。

ヒントを探す時の参考書として活用させて頂きましたので、ご興味ある方は読んでみて下さい。


6.求人掲載の結果

今回の取組の数値結果をまとめました。

・掲載期間:36日間
・広告予算:5万円
・応募数:3名
・面接数:2名
・採用予定:1名
*別途採用ホームページの制作費

当初は、
・今回の広告費の場合1〜2名の応募が限度と予想
・まずは反応があるかを確認し、掲載後も求人広告をブラッシュアップしよう
という方向性で進めていましたが、この期間で何とか1名採用までつなげる事ができました。


7.お客様の声

今までの採用活動と今回の採用活動の違いを
聞いてみました。

「クリック率の進捗や掲載期間に対しての応募数は、過去の求人掲載と変わらない印象はあります。ただ、事前に公開した採用ホームページを見て応募して頂いたということで、実際にお会いした印象として、ミスマッチが少なく面接を進めることができました。(かつ採用基準を満たした応募者と出会えました。)」

今回応募して頂いた3名の方は、Indeedで求人を探していたそうです。

ただ、面接時に応募者の方から聞いたお話から分かったことが、「Indeedで求人を探して、採用ホームページを見て応募したいと思った」との事でした。

両方使わなかったら、採用まで実現できなかった可能性もあります。


8.最後に

私自身、今まではIndeedをメインに、求人サイトのみで採用決定につなげるための取り組みを行っていました。

ただ、求人広告だけでは伝えきれない情報もあります。

また求職者によっては、求人を探している時と企業理解を深めたい時で求めている情報が違うため、それぞれの対策が必要となります。

前者の考えの場合は求人サイトのみで対応できますが、後者の場合は正直難しい場合があります。

その補完として採用ホームページを併用した事が、今回の成果に繋がったと感じております。

現在採用活動されていて、思うように採用に繋がらないと感じている方へ参考頂けたら幸いです。

これから活動する方、現在活動中の方でも、この機会に是非、採用ホームページを見直してみてはいかがでしょうか?

今回の内容がご参考頂けたら幸いです。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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