【大阪ニュース】大阪市が１位の被害！地球温暖化で熱帯夜大幅増。２４億人に影響

【ワシントン共同】地球温暖化により、世界中で24億人が2週間以上余計に熱帯夜にさらされているとの報告書を、米気候研究機関クライメート・セントラルが7日に発表しました。
熱帯夜とは、夜間の最低気温が25度を超える夜のことを指します。
報告書によると、日本における熱帯夜の増加日数は平均して7.7日だった。

地域別に見ると、大阪では35.8日、浜松では33.1日、神戸では31.9日と、特にこれらの都市での影響が深刻であることがわかりました。

地球温暖化の影響は昼間よりも夜間に顕著に現れています。
特に都市部では、ビル群が風を遮ることでヒートアイランド現象が発生し、夜間の気温がさらに上昇します。
夜が暑いと体に負担がかかり、睡眠が妨げられることで心身に悪影響を及ぼします。

今回の報告書では、2014年から2023年までの実態を推定しています。この期間におけるデータを基に、今後の気候変動への対応が急務であることが改めて示されました。

分析したミシェル・ヤングさんは「今年も記録的暑さとなりそうだ。化石燃料の使用をやめ、さらなる気温上昇を防ぐことが一層重要になっている」と述べた。