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「夫の愛情不足を嘆く人へ」2つの処方箋(大川隆法著「幸福になれない症候群」より)

この記事をご覧くださり、誠にありがとうございます。

大川隆法先生累計3500回の法話3100冊以上の著書を出されています。

今回ご紹介するのは、「『幸福になれない』症候群」の第3章夫の愛情不足を嘆く人へ」です。


「『幸福になれない』症候群」

『幸福になれない症候群』は、1998年に発刊され、25年もの間、多くの人の悩みを解決してきたベストセラーです。

「幸福になりたい」と思っているのにもかかわらず、なぜか「不幸になる」選択をしてしまう人のケースを研究し、その解決法を教えてくださっています。

夫婦・嫁姑・子育てなどの問題や、倒産・リストラ寸前の人など、さまざまな悩みを克服するための処方箋が示されています。

それではさっそく、「『幸福になれない』症候群」第3章より、「夫の愛情不足を嘆く人へ」に入っていきましょう!


「夫の愛情不足を嘆く人へ」

夫の愛情不足を嘆く人は、あちらにもこちらにもいます。

おそらく、日本全国に何百万人、何千万人といることでしょう。

また、夫の愛情不足ではなく、恋人の愛情不足を嘆く女性も数多くいます。(中略)

それでは、なぜ女性は自分の配偶者や恋人から愛情を受けたいと思うのでしょうか。これは、実は根本的なところから発生している問題です。(中略)

もし女性が愛情などまったく欲しない存在であるならば、世の中はいったいどのようになるでしょうか。その場合には、男女が互いに競い合い、ときには異民族のように争い合うこともありうるでしょう。

また、男女の区別が存在することには、どのような意味があるのでしょうか。

「男女が結婚し、家庭をつくり、子どもを産む」という行為は、実は長い期間にわたる愛情を前提にしているのです。

なぜなら、女性が妊娠してから出産するまでには、一年近い月日が必要であり、その後、子供を育てるには、十年、二十年という歳月が必要だからです。

妊娠中の女性の姿は、野生の動物であれば、たちまち獲物とされてしまうような姿です。

それは、「妊娠している女性は、だれかに守られないと生きていけない」ということを意味しているのです。

また、小さな赤ん坊や幼子を持つと、外敵から身を守る必要があるので、女性にとって不安感のある状態になります。

したがって、妊娠・出産・子育てという任務を女性が果たすためには、女性を庇護する人が必要なのです。

だれかの庇護がなければ、女性は妊娠・出産・育児を安心して行うことができません。

そのため、女性は生まれつき愛情を欲するようにできているのです。

それは、実は本能的な部分から出てくる愛情欲求だと言ってもよいでしょう。(中略)

同じことは、女性が経済的安定を望むという点にも表れています。

「女性は打算的だ。結婚相手を決めるときには、相手の収入や地位、肩書を非常に重視する」とよく言われます。

確かに、それを「打算的だ」と言い切ることも可能ではありますが、女性の側から見ると、それは安全欲求、安定欲求に起因しているのです。


処方箋①男性の立場から自分を見てみる

あなたは、「男性は女性を無前提に好きであって、男性が女性を愛するのは当然である。男性は女性を、とにかくかわいいもの、美しいものと感じ、手に入れたいと思うものだ」と思っていませんか。

あなたは一度、男性の立場に立って、自分自身を見てみてはいかがでしょうか。

結婚当時は魅力的に見えたであろうあなたも、家庭に入ると、しだいに、着る物はぞんざいになり、お化粧はしなくなり、だらしのない姿を夫に見せるようになってはいませんか。

洗濯物は山積みで天井に届きかねないし、茶碗は使いっぱなしで洗わず、ごみは盛り上がり、銀バエが飛び回っている――そのような家庭に毎晩帰ってきたならば、夫はどのように感じるでしょうか。(中略)

「男たるもの、あまり愚痴を言うものではない」と思うので、会社から帰ってきては、ブスッとした顔で、「飯」「風呂」「寝る」という三つの言葉だけを言うようになります。

それが男性のせめてもの抵抗なのです。


処方箋②かわいく魅力的な妻を演じる

あなたが本能として夫の愛情を欲するのは分かりますが、「立場を変えて夫の側から見たとき、いまの自分は、温かい愛情を持ち続けることが可能な状態にあるだろうか」ということを、よくよく考えていただきたいのです。

もちろん、男性は「愛すべき女性を庇護したい」という気持ちを持っています。

しかし、その相手は、できるならば、おとぎ話に出てくるシンデレラ姫や白雪姫のような女性であってほしいという思いがあるのです。(中略)

したがって、夫には妻を愛する義務が当然ありますが、妻としては、できるだけかわいく魅力的な妻を演じることが大切な仕事だと思わねばなりません。

夫の愛情不足をいつも嘆いている人は、立場を変えて、「どうすれば夫が自分をかわいく思うか」ということを考えてみる必要があります。

(引用:大川隆法「幸福になれない症候群」より)


<解説>

・女性は本能的に愛情を欲する
てっきり、「女性が愛情不足を嘆くのは、愛を与える側に回れていないからだ!」と怒られるかと思いきや、女性という存在の特質から、客観的になぜ女性が愛情を欲するのかを教えて下さっています。

女性は妊娠・出産・子育ての間、誰かに庇護されないと生きていけないから、本能的に愛情を欲するようにできている」と伺って、ちょっとホッとしますよね。

女性というものを理解してくださっている大川隆法先生の言葉に、個人的には優しさを感じます。

・男性の立場から自分を見てみる
確かに、「相手が自分を愛してくれるのは当然である。無前提に好きでいてくれるものだろう」と女王様のように思っていてはいけないですよね。

結婚当初は魅力的に見えたであろうに、服も化粧も適当になり、だらしのない姿ばかり夫にみせるようになっていないか。
痛すぎるポイントです。笑

洗濯物は山積みでいっぱい、洗い物もゴミ捨てもできていない――。
我が家の事か、と思った方、要注意です!笑

本書が書かれたのは1998年であり、現代では共働きの家庭もさらに多いですけれど、やはり男性というのは、洗濯物とか料理とか、そのあたりは本質的に苦手な方というのはまだまだいらっしゃるようですね。

男性の側が「家事分担するよ!」と言ってくださる世代も増えてきましたが、要は、「相手にとって助かるな、嬉しいなと思うことが不足しているのではないか」という問いかけだと思います。

これは女性だけでなく、男性にも当てはまる問題ですが。

愛情不足を嘆くなら、相手に対してしてあげていることが減っていないか点検せよ

ということですね。
もしかしたら、普段の生活において不満があるのに、黙っていてくれている部分もあるのかもしれません。
まずはそのことに感謝していく必要がありますね。

まあ、どんなに美しく着飾っていても、「部屋が汚いと一瞬で醒める」、という方もいるくらいですので、家庭における清潔感、身だしなみなどは、相手への居心地の良さに繋がっていくものかもしれません。

・かわいく魅力的な妻を演じる
それができたら苦労はしないよ、という話なのですが。

男性は得てして、「愛すべき女性を庇護したい」という気持ちを持っており、しかも、「その相手は、願はくはシンデレラや白雪姫のような女性であってほしい」、という思いがあるそうです。

そんなもん知らんがな。
……と一笑に付してしまいたくなる方もいると思います!

特に40代、50代になって「シンデレラ」とか言われても……。
というお気持ちも凄く分かるんです。

ただ、目指すべきはいくつになっても清らかさを失わない、愛すべき女性なのかな、という気がしています。

きっと、女性の中の可憐さとか心の清らかさとかは、いくつになっても追及できる部分だと思うし、80代になっても、とってもキラキラして可愛らしいおばあちゃんもいらっしゃいますよね。

しわが増えようが、体型が崩れようが、それでも愛すべきポイントを秘めている方であれば、きっと嫌われる、というところまではいかないような気がします。

これもまた、夫婦関係だけでなく、一般的な人間関係と同じ話になりますが、
「夫からの愛情不足を嘆くならば、立場を変えて、どうすれば夫が自分を可愛く思うか」を考えよ、ということですね。

その意味で、「かわいく魅力的な妻を演じる」ということだと思います。


<「夫の愛情不足を嘆く人へ」2つの対処法・まとめ>

いかがでしたでしょうか。
今回のポイントをまとめておきます。

「夫の愛情不足を嘆く人へ」
・女性は本能的に愛情を欲する

処方箋①男の立場から自分を見てみる
処方箋②かわいく魅力的な妻を演じる

どんな人に対しても、相手の愛情不足を嘆くなら、相手に対してしてあげていることが減っていないか点検し、どうしたら相手に喜ばれるか考えること。

私たちの普段の生活から、気をつけていきたいポイントですね!

ここまでご覧くださり、ありがとうございました☆


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