「悲観的な発想しかできない人へ」2つの対処法!(大川隆法著「幸福になれない症候群」より)
この記事をご覧くださり、誠にありがとうございます。
大川隆法先生は累計3500回の法話、3100冊以上の著書を出されています。
今回ご紹介するのは、「『幸福になれない』症候群」の第二章「悲観的な発想しかできない人へ」です。
「『幸福になれない』症候群」
「『幸福になれない症候群』は、1998年に発刊され、25年もの間、多くの人の悩みを解決してきたベストセラーです。
「幸福になりたい」と思っているのにもかかわらず、なぜか「不幸になる」選択をしてしまう人のケースを研究し、その解決法を教えてくださっています。
夫婦・嫁姑・子育てなどの問題や、倒産・リストラ寸前の人など、さまざまな悩みを克服するための処方箋が示されています。
それではさっそく、「『幸福になれない』症候群」第2章より、「悲観的な発想しかできない人へ」に入っていきましょう!
悲観的な発想は動物的感覚
「自分は何をやってもだめなのではないか。何をやっても失敗するのではないか」と考えている人は、成功体験が少ないということもあるのかもしれませんが、非常に自己愛的な人間になっていることは事実です。(中略)
常に悪いことを予測する性格は、ある意味において、動物的本能に由来すると言えるかもしれません。
動物の動物たるゆえんは、危機を察知する能力が非常に高いことです。(中略)
動物は、外敵を常に実体験しているため、日夜、「どうやって自分の身を守るか」ということを考えています。
また、動物のもう一つの関心事は毎日の食事です。
つまり、食べ物を食べることと、危害から身を守ることが動物の二大本能なのです。
したがって、いつも悲観的な思いを持ち、「悪いことが起きるのではないか」と考えている人は、非常に動物に近い感覚を持っていると言えるかもしれません。それはちょうど、「えさに食いつくと、釣り針に引っかかるのでっはないか」と恐れる魚の心境にも似ています。
(大川隆法「幸福になれない症候群」より)
「悲観的な発想から逃れる方法」2選!
①マイナスのことに思いを巡らせる時間を短縮すること
悲観的な考え方をする人は、頭の中に、いつも失敗ばかりを思い描いているはずです。
ふと気がつくと、過去に自分が話した内容などが、頭のなかをぐるぐる回っているのです。
したがって、悲観的なことを考える時間を少しずつ短縮していく工夫が必要です。
一度よく考えたならば、あとは考えないことです。これも一つの習慣であり、慣れるとできるようになります。
自分が悲観的なことばかり考えていると気づいたならば、瞬時にそれを断ち切り、あとは考えない習慣をつけることです。
つまり、よい意味での物忘れを意図的に多くしていくのです。
(大川隆法「幸福になれない症候群」より)
②発想の「光明転回」――喜びの種を身の回りに探す努力をすること
もう一つの方法は、発想の「光明転回」です。身近なもののなかで、自分が少しでも喜べるものを、どんどん発見することです。(中略)
身の回りには喜びの種がいくつもあります。それを積極的に発見していくことが大切です。
「自分は生かされている」「自分は幸せである」と思えるようなことは身の回りにたくさんあるのですが、それを発見していないだけなのです。(中略)
一日のうちで何か一つは、よい材料を発見することです。
「一日一善」という言葉もありますが、一善をなさずとも、よいことを何か一つ発見するだけでも、大いなる進歩なのです。
一日の中で、喜びの種を必ず一つは発見してください。
それによって道が開けていけることもあるのです。
(大川隆法「幸福になれない症候群」より)
<解説>
・悲観的な発想は動物的感覚
「自分は何をやってもだめなのではないか。何をやっても失敗するのではないか」と極端に悲観的に考えてしまう人は、自己愛が強く、動物的感覚に近い、というショッキングな論点をお話しいただいています。
え、自分、動物に近かったの?とドキッとしてしまいますが、要するに、自己防衛本能が強すぎるということですよね。
一度釣り針で引っかかった魚が、その恐怖でしばらくエサが食べられないように、人間も失敗を恐れるあまり、知らず知らずのうちに自分から先に失敗をしてしまう人がいるそうです。
【自ら失敗を選ぶ人の例】
・過去に縁談が流れた女性が、本当に話がまとまりそうになっても、自分の方から断ってしまう。
(→相手から断られる前に、自分から断ってしまう)
・試験の時期になると、決まってお腹や頭が痛くなったり、熱を出す。
(→試験の結果が悪かった時のための失敗の理由を用意している)
・神経を病む
(→自分を護る本能が強くなっている。本来、神経は一種の連絡回路であり、積極的に自分を悩ませることはない!)
失敗を病気のせいにするのは自分の責任を外部に転化している、と説かれていることも私には耳が痛かったです。
①マイナスなことに思いを巡らせる時間を短縮すること
人間は同時に二つのことを思うことはできない、といいます。
つまり、なにかポジティブなことを考えている間というのは、逆である「マイナス」の思いを考えていない時だと思います。
そうであるならば、自分の念いの針をプラスの方向に向ける努力を積み上げていけば良いのではないでしょうか。
私も過去の失敗などを思い出して、頭の中をぐるぐる回ってしまうことがありますが、そんな時は意識して、心を明るい方向に切り替えるように心がけています。
②「光明転回」――喜びの種を身の回りに探す努力をすること
悲観的な発想を短くすると同時に、喜びの種を身の回りに探す努力をすることが大切である
たとえば、本書の中では、次のような例を挙げられています。
例)会社の中でおもしろくないことがあって、「いつも自分はうまくいかない」と思っている人でも、家庭に目を向けてみると奥さんが美味しい料理を作る日もある。
そんな時に「これはおいしい。おれはいい女房をもらった」と思い切ってほめてみる。すると、奥さんも喜び、自分自身もなんとなく嬉しい気持ちになってくる。
一日のうち何か一つは、幸せなことを発見できないか。
このマインドを持っているだけでも、人生と見え方というのは大きく変わってくると思います。
今日は健康な体で何事もなく過ごせた。
今日は綺麗な景色を観れた。
こんなことからでも良いと思います。
心がけているうちに、いつも明るく積極的な考え方ができる人へと変化し、周りからも助けられ、きっとより良い道が開けていくと思います。
そしてこの習慣を続けていけば、辛いこと、悲しいことがあってもそれを耐えて、与えられていた幸せに感謝できる人格になり、結果的により多くの成功を収める人へと成長できると思います。
<悲観的な発想しかできない人へ・まとめ>
いかがでしたでしょうか。
今回のまとめをしておきましょう。
・悲観的な発想は動物的感覚
失敗を恐れるあまり、知らず知らずのうちに自分から先に失敗をしてしまう人もいる
「悲観的な発想から逃れる方法」2選!
①マイナスのことに思いを巡らせる時間を短縮すること
②発想の「光明転回」――喜びの種を身の回りに探す努力をすること
悲観的な発想を今すぐやめ、まずは一日に一つ、良いことを発見できるよう、頑張ってまいりましょう!
※「『幸福になれない』症候群」は、今回のテーマ以外にも、人生のお悩み解決のヒントがいっぱいです!
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※「幸福になれない症候群」過去の解説記事はこちら!↓↓
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