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拝啓、5年後の私へ

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「5年後の私へ走り出す」で書いた夢への一歩ずつを。
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#エッセイ

幸せな記憶をつれてきた記録

幸せな記憶をつれてきた記録

テレビで映った場所に「もう一度行きたい」と思うことがある。
今期観ているドラマで、水族館が出てくる話が2話続いた。どちらも行ったことがあって、むしろ何度でも行きたいと思えるぐらい大好きなところ。
(これは比喩じゃなくて実際そう。いくつか年パス持ってるし、ほんとに何度も行ってる。笑)

懐かしくなって、カメラロールをさかのぼる。
これは新しいレンズを試したくて行ったとき、ずっと行きたくてわくわくしな

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アクセルを踏むのが早かったのかもしれない

アクセルを踏むのが早かったのかもしれない

5月の後半に入った途端、微熱の37℃あたりをうろうろし続けて一向に下がらず体が重くて重くてまったく動けない日、ばかりで。
以前から定期的に長期にわたってアレルギーが悪さをするらしく流行り病の類ではなさそうだ、と見込んで、ただただ転がって過ごしている。

こういう時、不思議なことにすべてが良くない方向に向かってしまうもので、知りたくもないことを聞かされたり、言葉の端々にとげを感じたり、小さいことも大

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自分のことが一番見えづらいから困る

自分のことが一番見えづらいから困る

数年ぶりに「自己分析」なるものと向き合っている。退職して約1か月。季節労働も終わりが見えてきたところで、そろそろ重い腰をあげて転職活動を始めようとしている。
自己分析も面接も「もうやりたくない!」って心の底から思っていたはずなのにやらないといけないのが苦しいところ。

それにしても、短所は死ぬほど出てくるのに長所の類は驚くほどに出てこない。これまで周囲に言われたことを思い出してみる。
真面目、言わ

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何もない街の「春の風物詩」。知らなかった世界の端っこを見て思うこと

何もない街の「春の風物詩」。知らなかった世界の端っこを見て思うこと

朝5時半、携帯のアラームを止めて家を出る。
まだ顔を出したばかりの朝日に向かって自転車のペダルを漕ぐ。目指すは、近くの竹林。シーズン真っ只中の筍掘りを手伝うためだ。



先月体調を崩した時、医師から「朝、短い時間でいいから外出して太陽の光を浴びる」様に指導を受けた。元々、過眠でひきこもり傾向がある私にとって拷問に近い。案の定、眠気に抗えずに眠り続けていた。
この時期は毎週末、父が友人の筍の収穫

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弱さを抱えて、穏やかな場所で生きていく

弱さを抱えて、穏やかな場所で生きていく

「淡水魚はどんなに頑張ったって、淡水でしか生きられないんだよ」
先日、先輩から言われた言葉。
うんうん頷きながら、すとんと心に落ちた。文字通り、目からうろこだった、はずなのに。

目の前にフォーカスすると、つい前提を忘れてしまう。それから、隙あらば醜い感情が前に出てこようとする。
だから、何度でも何度でも思い出そうと思う。私の生きていく指針を。

先日訪れた岡山。
以前もそうだったのだけど、風景や

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珍しく、だめな自分を許せなかったのかもしれない

珍しく、だめな自分を許せなかったのかもしれない

「多分、想像だけど、星が綺麗な気がする」って思い立って、出かける前の夜に荷物の中に三脚を入れていた。
いざ到着するとうっすら曇っていて、部屋から見える星は少なくて、見えないかなあ……ってちょっと諦めモードではあったけれど。

23時半からいそいそと外に出る。ちょっと見てみるだけ、30分だけ、って思いながら。

入り口の坂をくだると街灯がなくなり、たった数分で闇に変わる。見上げてみると、想像以上の星

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言葉の力、をやっぱり信じたい

言葉の力、をやっぱり信じたい

正直でいよう、と思った。

美しいと感じることも、思わず微笑みたくなることも、好きだと思うことも。

言葉が好きで良かった、とも思う。
自分ではうまく紡げなくても、言葉の選び方や空気感が伝わってくる文章はたくさんあって。
1つひとつ噛みしめているうちに、いつだって心が緩んで、そう、少しばかり泣きたくなってしまうような。

柔らかい言葉をくれる人たちが、ふいに自分の迷った過去や弱さについて書くときに

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好き、は時に苦しくて

好き、は時に苦しくて

「好きなことは心を軽くしてくれる」し、
心地よいものだと思っていた。

いや、そうではあるのだけれども。

無条件にいつでも楽しいとか、いつでもストレスフリーでいられるものではない。
向き合おうとするほど、そして向き合い始めると、苦しい場面もたくさん出てくるのではないのだろうかと昨日からぼんやりと考えている。



私は「それなりに雰囲気を楽しむ」ことが苦手だと気づいた。
参加した場でその時の雰

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笑うから鏡のように、涙がこぼれたよ

笑うから鏡のように、涙がこぼれたよ

「3年間で何を得たの?」

そう聞かれたのはほんの数か月前。
その時のやり取りを思い出していた。

もしかして、進んでいるどころか後退してるんじゃないだろうかと不安にかられている今日この頃。

「このままじゃまずい」と人生に対して危機感を持っていたのがちょうど3年前のこと。そこから仕事も変わって、好きな空間に身を置きたくて引っ越しもして、その頃には全然考えていなかったところまできた。
でも、どこか

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向かいたい、道標

向かいたい、道標

組織論的なところとは逆行してしまうんだろうな、とは思っているけれども、ずっと自分が抱えていた違和感にふと気づいてしまったから。

人間関係や組織が大きくなればなるほど、自分の選択肢が増えたり可能性が広がっていくんだろう。
役割が増えたり、お願いできる人が増えて自分の時間を他に使えたり。
そして、色んな知恵が合わさってもっともっといい方向に向かっていくんだろうということも。

でも、多分、き

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自分のためにライジングテーマを

自分のためにライジングテーマを

自由に生きていきたい、なんて言いながらどうして厳しくて無謀な道を選んでしまうんだろう。

昔から不思議だった。

難しいことを理解できるだけの能力なんてないし、簡単に乗り越えられないことに当たるとすぐ折れるし。
生きていくことって難しいなって折にふれていつも感じている。

きっとそこに原因があるんだろう。
自由に生きていきたい、を実現できていないのは。ストレス耐性も頭の悪さもとても悲しい現実。

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新しいPCを買った日。

新しいPCを買った日。

PCを買いました。ようやく。

ずっとPCがなくて、スマホでぽちぽちやっていたのですがそろそろ限界を感じていて。
(大きな理由の1つはちょっと大きな画面でdazn見たかったから、というのはなるだけ触れないでおこうかな)

生活の隙間に置いていかれる前に、環境を整えておきたくて思い切ることにしてみた。といっても、いいPCでも何でもなくて最低限の機能があって持ち運びができるようなものを。メーカーにもこ

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どうなりたいか、どう見えたいか

どうなりたいか、どう見えたいか

とっても貴重な体験をさせていただいた。
これはまた、時間をとって書きたいなと思うのだけれど、

人が望む印象と、人から見える印象って本当に違うんだなってことを感じた。

自分では笑わないし暗いと思っていた。
でも、「笑うし、明るいタイプじゃないの?」みたいな事を言ってもらって、びっくりして。

あ、そうなんだ。
そうだったんだ、そう見えるんだ。

いや、むしろそうだったのかな?
最近、仕事もプライ

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光のさすほうへ

光のさすほうへ

大げさだなあ、と思うけれども。ようやく、ようやく、進めそうな気配を感じている。

過去に遡り、「壊された」と感じるものから解放されましょう。そこには過去にあなたが属していた集団があり、友人がおり、仲間だと信じてきた人物がおり、信じてきた光景が広がっているかもしれません。けれども、時間は過ぎました。今あなたにとってあなたを突き動かしてくれる者たちが傍にいます。そこからが始まりです。そこからまた動き始

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