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112. 2024横浜ファイナル奮闘記4|なぜエンタメなのか? 鶴巻敬

「このままではマーチングを守れないですよ」

ニシノコンサルでズバリ言われた。

マーチングを盛り上げたいと、様々な活動をしてきました。
【東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会】という団体を発足し、マーチングのイベントを立ち上げ、街なかで無料コンサートを開催したり、講師を招いて指導者セミナーを始めたりと…
一定の成果はありました。
しかし少子化の波もあり、各バンドのメンバーがどんどん減っていってます。

マーチングを盛り上げたいという想いは変わらない。
でも、マーチングの競技人口を増やすことは、少しずつあきらめ始めていました。
抗いようがない少子化の未来。
それに向かって進んでいくマーチング界を、歯痒く思いながら見ていたんです。


「大逆転は、ある」

2018年にマーチング祭を立ち上げ、いくつかイベントを開催していくうちに、思えるようになってきました。
マーチング人口が減る未来を、変えられるかもしれない。
マーチング祭を立ち上げたことにより、【夢】は【実現へ向かう夢】になりました。

【夢】に2種類あります。
① うたた寝しながら見るような【夢】。
② 山を一歩一歩登るように実現へと進む【実現へ向かう夢】。

「夢物語」とは前者。
皆が内心では「無理だ」と考えていること。
昔は、私も『マーチング人口を増やすことは「無理だ」』と考えていました。でも今は、後者の【実現へ向かう夢】になっています。


そうは言っても簡単ではない

今までお金のことで苦労したり、ちょっと書けないような言葉も言われたりもしました。皆が当たり前のように『マーチング人口を増やすことは不可能だ』という考えになっているんだと思います。

でも私たちにとっては【実現へ向かう夢】なのです。
富士山でも、エベレストでも、一歩進めば、確実に山頂へと近づいている。
簡単ではありませんが、向かうしかないんです。
ピンと来ないかもしれませんが、滅茶苦茶に高い山です。
(少子化の流れがデフォルトなので)
でも、必ず、登り切ります。
必ずです。


2024年は大きな挑戦

今年は大きな挑戦があります。
横浜ファイナルの開催です。
ファイナルを開催することは、マーチング祭にとって必要でした。
ファイナルがあるから、提唱しているリーグ制がまとまります。

場所は取れた。
準備を進めている中で、それでも不安がずっと消えませんでした。
「ホントにこれでいいのか……?」
そんな中でニシノコンサルを受け、客観的で、エンタメを最前線でつくり、挑戦している西野さんからアドバイスをることにしたのです。

そこで言われたのが、冒頭の言葉でした。
『このままでは、マーチングを守れない』


マーチング✖️エンタメ(お祭り)

西野さんは続けていいます。
『発表会じゃなく、エンタメを観に来るようにしないと、守れない』
マーチングを広く知ってもらうためには、「ファンをつくる」ことに真剣に向き合わなくてはなりません。そうしなければ、【一部のコアなファンしかいない競技】になってしまい、このまま萎んでいく未来が待っています。
だからこそ、エンタメに舵を切るべきなのです。
エンタメは誰でも楽しめます。

エンタメに舵を切ったものはたくさんあります。
- Bリーグ(バスケ)
-
Dリーグ(ダンス)
-
Mリーグ(麻雀)
等々……

Bリーグなどは、ボールを奪ってオフェンスが入れ替わると、音楽やコールも変わります。
DJが試合を盛り上げます。
点が入ると照明が回ります。
バスケのルールが分からない人でも、観て楽しめるように工夫がされています。

Dリーグも、照明を入れて演出しています。
照明と音響は素晴らしいものになっています。
(ちなみにダンス中も照明がありますが、振付だけでなく照明の演出なども含めて「年間最優秀ディレクター賞」が贈られます)

引用元:WEB-ASHIBI(https://web-ashibi.net/archives/1313)


エンタメってなんなの?

すごく簡単に表現すると「照明や音楽、その他さまざまなもので演出された空間」です。その場所には、ドキドキ・ワクワクする音や景色、五感で感じるさまざまなものが集まっている。言い換えると「お祭り空間」といってもよいでしょう。
#エンタメをお祭りと定義してみる
#照明や音などで演出されたお祭り空間

マーチングの大会自体をエンタメにすれば、
- マーチングを知らない人も
- エンタメ好きな人も
- 音楽が好きな人も
- 楽しい雰囲気が好きな人も
いろんな人が楽しみに足を運ぶ場所になります。
エンタメをきっかけにして、マーチングを観てもらい、そして楽しんでもらうことができます。
誰でも気軽に足を運ぶ入り口をつくる必要があります。
その入り口をつくるための「エンタメ」なのです。


マーチングは人の心を感動させる力がある

マーチングを観た人の多くが口にします。
「感動した」
「もっと早く知りたかった」
私たちもそんな魅力に取り憑かれた一人です。
マーチングを観てもらうきっかけを、つくればいい。
マーチングには音楽やダンス、さまざまに演出されたエンタメ要素がたっぷり詰まっています。
マーチングとエンタメは、とても相性がいいのです。


横浜ファイナルは、エンタメに舵を切ります

フロアイン(入場)時は照明も使って盛り上げる。
スモークも焚きます。
演技は支障のないようにしますが、フロアインやセレモニーなどはガンガンに盛り上げます。
そうすることが「マーチング界を守る」ための解だと思うからです。

実際、Dリーグが盛り上がることでダンスの人口はさらに伸びています。
今やダンスの競技人口は日本国内で「サッカー」や「野球」を抜きました。
エンタメ化は確実にマーチングにプラスに働くと信じます。


現実可能な夢

マーチングが好きです。
皆さんもマーチングが好きだと思います。
マーチングが好きでも、マーチング人口を増やしたい、マーチング界を発展させたいと思って活動までしている人は少数だと思います。

マーチング祭は、マーチングをもっと広げます。
マーチング祭は、マーチングをエンタメにします。
まるで野球を観戦するように、マーチングを観に来る未来。
これは【実現可能な夢】です。

一緒に、夢を実現させませんか?

横浜ファイナルを一緒に創りましょう。
一緒に盛り上げましょう。
そのために、あなたの周りに横浜ファイナルのことをお伝えください。
ぜひ、あなたのチームでご参加ください。
一緒に盛り上がりましょう!


111. 2024横浜ファイナル奮闘記4|なぜエンタメなのか? 鶴巻敬


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